俳句添削道場(投句と批評)

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重役の署名貰ひて梅雨晴間

作者 塩豆  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

お世話になります!塩豆です。
前回の俳句を少し変えてみました。前途多難だけど取り敢えず署名を貰うまではこぎ着けて一区切り、、といったイメージです。

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「重役の署名貰ひて梅雨晴間」の批評

回答者 ハオニー

前よりも発想が伝わりやすくなっています

こぎ着けた感じはしっかりと出ています

評価した上で言います
これ、言葉が軽すぎます

「重役」と聞くといろんな方を想像するものです
これが曖昧かと言われると認めざるを得ませんが、私はこれを悪いとは言いません
ある程度「重役」で人物像のイメージは絞れますし、今回のメインは「重役の署名」です
あまり問題ではありません

本題です
重役だから目上の方なのだろうなと想像するものです
だからこそ、「貰う」という動詞の選択が軽いのです
この軽さが「重役の署名」「梅雨晴間」などの重厚な言葉とケンカしてしまうのです
ここは謙譲語です

重役に署名頂く梅雨晴間

署名がものすごく重大なものだとしたら可能性はまだあります
重役の署名賜る梅雨晴間
この「賜る」のお堅さが効果的なのです

こんな感じで、動詞の選択を一度疑ってみると違う世界が見えてくるのです
いい動詞を選択できるようになれば、俳句の大半は制したといえます
もちろん、「あえて使わない」という選択もあるのですが長くなるのでそれはまた今度(

点数: 3

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「重役の署名貰ひて梅雨晴間」の批評

回答者 腹井壮

塩豆さん、こんにちわ。いつもコメント有り難うございます。潔く羽ペンを捨てましたね。今回も取り合わせとして面白いと思います。ただ、自分ならもっと生々しくサラリーマン社会を句に反映させたいですね。
稟議書に部長の署名梅雨晴間
稟議書に部長のサイン梅雨晴間 外資系をイメージ。
稟議書に部長の判や梅雨晴間 典型的な日本企業。判に対して詠嘆したので本来の句意には近いかもしれません。

俳句や川柳の場合役職名や役割を意識するといいかもしれません。自分は社長 専務 板長 コック長 チーフ 見習いなどは意識して使うようにしています。

点数: 2

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添削対象の句『重役の署名貰ひて梅雨晴間』 作者: 塩豆
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