「重役の署名貰ひて梅雨晴間」の批評
回答者 ハオニー
前よりも発想が伝わりやすくなっています
こぎ着けた感じはしっかりと出ています
評価した上で言います
これ、言葉が軽すぎます
「重役」と聞くといろんな方を想像するものです
これが曖昧かと言われると認めざるを得ませんが、私はこれを悪いとは言いません
ある程度「重役」で人物像のイメージは絞れますし、今回のメインは「重役の署名」です
あまり問題ではありません
本題です
重役だから目上の方なのだろうなと想像するものです
だからこそ、「貰う」という動詞の選択が軽いのです
この軽さが「重役の署名」「梅雨晴間」などの重厚な言葉とケンカしてしまうのです
ここは謙譲語です
重役に署名頂く梅雨晴間
署名がものすごく重大なものだとしたら可能性はまだあります
重役の署名賜る梅雨晴間
この「賜る」のお堅さが効果的なのです
こんな感じで、動詞の選択を一度疑ってみると違う世界が見えてくるのです
いい動詞を選択できるようになれば、俳句の大半は制したといえます
もちろん、「あえて使わない」という選択もあるのですが長くなるのでそれはまた今度(
点数: 3
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お世話になります!塩豆です。
前回の俳句を少し変えてみました。前途多難だけど取り敢えず署名を貰うまではこぎ着けて一区切り、、といったイメージです。