「老猫の不意の背伸びや秋時雨」の批評
回答者 なお
鈴屋いるかさん、こんにちは。
御句拝読しました。我が家から猫ちゃんが居なくなって、もう何年になるでしょう。でもたまにそんな背伸びする姿を思い出しますよ。
掲句、私も「不意に」は要らないのでは派です。理由は何と申し上げますか、当の猫ちゃんにとっては全然不意ではないと思うからです。
それよりも、げばさんのように時刻を示すと光景をより鮮明に浮かび上がらせると思います。
げばさんの提案句は、猫ちゃんが、「あー、良く寝た。ん?そろそろ昼ごはんか?」と、あくびをしながらつぶやく声が聞こえてきそうです。
このままでは悔しいので(笑)、私も提案句を置かせていただきます。
・老猫の背伸びに気づく秋時雨
本当は私も「昼」または「昼下がり」の要素を入れようと思ったのですが、こちらは空腹ではなく気候の変化で背伸びをしたようにしてみました。
点数: 1
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
基本四型で写生句/取り合わせの練習句です
句意は「いつも寝てばかりの老猫がふいに伸びをした、秋時雨の昼」です
前句「斑紅葉」句へのコメントありがとうございました
当句は上中での省略を試してみたのですが、それが下五とはまってしまって因果になってしまいました、、
同行の語選定といい、試すことすべてを失敗していくこの要領の悪さよ、、
ただそのおかげでまた一つ勉強になりました
あと、人事句はどうしても行動に「何故」が発生しやすくそこへの因果に注意が必要だなぁ、とも感じました
ご指摘いただいた皆様ありがとうございます