枯葉舞う岬のはずれ夢二詩碑
作者 よした 山月 投稿日
要望:厳しくしてください
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。
「枯葉舞う岬のはずれ夢二詩碑」の批評
回答者 長谷機械児
よした 山月 さん、はじめまして。
御句について。
枯葉の舞う風景の中に竹久夢二の詩碑がある。実物は知らないのですが、俳句とするのに悪くない風景だろうと思います。
気になるのは「岬のはずれ」、「はずれ」というのが「岬」に対してどんなところを指しているのか、イメージが湧きませんでした。別の言葉(例えば時間とか)に変える検討が出来ると思います。
枯葉舞う岬の夕べ夢二詩碑
枯葉舞う夕べ竹久夢二詩碑 (もしも「はずれ」を除くことで「岬」も不要となるなら)
今後ともよろしくお願いします。
点数: 1
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「枯葉舞う岬のはずれ夢二詩碑」の批評
回答者 なお
こんにちは。よした山月様、いつもお世話になってます。
拙句にコメント有難うございます。
御句、厳しくしてくださいとのことですのでそのようにします。
自分のことは棚に上げて申し上げますが、どうもよしたさんは、感情が先走る、というか、溢れ出る感情をなんとか俳句に盛り込もう、表わそうとして、その結果、逆におっしゃりたいことがよくわからなくなる、伝わらなくなるということがあるみたいです。
毎回、コメントはとても詩的で素晴らしい情景だったりします。それらを全て盛り込もうとなさるからでしょうか?
よしたさんは感性がお強いですから、他の人では一句しかできないところを三句も四句も出来てしまうのでしょう。それでいいのに、一句に収めようとしておられるのでは?
まずは、形容を簡素にするだけでも俳句がいい意味で身軽になると思います。
いい例が、長谷さんのおっしゃっている「岬のはずれ」です。他の人なら「岬」で済ませるところを、わざわざ岬のはずれと詠む。あながち悪いことだとは申し上げませんが、音数に限りがありますので、もしもどうしても「はずれ」にしないとダメでなければそれは諦めて、代わりに「このことを入れるとさらに情景が鮮明に伝わる」と思われる要素を入れることです。
それは多くの場合、それは5W 1Hのいずれかですよ。
御句の場合、ご自分でおっしゃっているではないですか。「時間帯も相まって(夕暮れ時)、うら寂しくなりました」と。これですよ。
・枯葉舞ふ日暮れの岬夢二の碑
点数: 1
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「枯葉舞う岬のはずれ夢二詩碑」の批評
回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
御句、厳しくしてください、ということですが、よしたさんがこれまで投句された18句の中で最も光景が見える句だということを伝えたいと思います(^▽^)/
犬吠埼の歌碑があることは知りませんでしたが、
枯葉が舞っている、そして岬のはずれ、という言葉で、冬の波の音、磯の香、浜風とその風に舞ううら寂しい枯葉。これが一気に見えてきました。その上で、下五に夢二の碑が出てきて、あーあるほど、詠者はこの夢二の歌を見て、なお、このうら寂しい気持ちを倍増させてるのかー、と着地する。これで十分、読み手にはいろいろな想像をかきたてる佳句だと思いました。このままでもOKと思います!
その上で、さらに一歩というと、夢二の宵待草。コメントにも書いてくれていますが、これは、夕暮れ時に黄色い花を咲かせる草で、一夜だけ咲く儚さを、恋の気持と重ねたもので、「夕の歌」とか「今宵は月が出ぬ」とか詩の中にも出てくるのですよねー。だからこそ、夕景であれば、なおこの句は生きるような気がします。
その上で、長谷さんの
枯葉舞ふ岬の夕べ夢二詩碑
に一票です(^▽^)/
点数: 1
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その他の添削依頼
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よろしくお願いいたします。
竹久夢二が下記の詩を詠んだ地に建つ碑
まてど暮らせど来ぬ人を
宵待草のやるせなさ
今宵は月も出ぬそうな
枯葉が舞い落ちる中、詩の内容、時間帯(夕暮れ時)も相まってうら寂しくなりました。
なお、近くの犬吠埼からの眺めは…
280度ほど、見渡す限りは地平線。
陽が沈みゆく景は見事でした。