俳句添削道場(投句と批評)

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夜学子の奥歯に殺す欠伸かな

作者 大江深夜  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

特になし。

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「夜学子の奥歯に殺す欠伸かな」の批評

回答者 なおじい

こんにちは。大江深夜様、いつもお世話になってます。
俳句の勉強を始めて歳時記をパラパラとめくるようになると、「これがこの季節の季語?」というのがたくさんありました。
夜学もその一つで、夜学は通年で通うものなのに、なぜ秋なのだろうと。結局、秋は夜が長くなるから勉学にも勤しむ時間が取れる、ということなのでしょうね。同じく、夜食も秋とは驚きでした。

私の歳では夜間学校のことを普通に夜学と呼んでいましたので、御句はすぐに夜間学校の授業風景だと光景が浮かびました。「欠伸をかみ殺す」という慣用句をそのままではなくうまく詠み込んでいらっしゃるのはさすがと思いました。欠伸を隠すことを「かみ殺す」とは、よく言ったものですね。

提案句ではありませんが、「夜学子」の言い換えで次のような句が浮かびました。

・夜学の子奥歯に殺す欠伸かな
・奥歯にて欠伸を殺す夜学生

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「夜学子の奥歯に殺す欠伸かな」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。夜学は秋の季語なんですねー、私の感覚では夜な夜な勉強に励まないといけない時期は冬真っ只中というイメージですが、これは受験戦争が始まった現代の感覚なのでしょうね。灯火親しむ夜長の秋こそ、夜間勉強には最適なのかもしれません。
でも、本句はその感慨とは違いました。夜学子、夜間学校に通う生徒の欠伸なのでしょうね。となると、この欠伸にはこの生徒たちの昼が見えてくるような気がします。
日中は仕事をしているのでしょうか。大変な労働だったのか上司の叱咤だったのか、そういういろいろなものを奥歯に殺して黒板に向かう光景が見えました。やはり、大江さんの句を見ていると、季語の力や本意というものをもっとしっかり見つめないとと思わされます(*'▽')いつも勉強になります。

点数: 1

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「夜学子の奥歯に殺す欠伸かな」の批評

回答者 中村あつこ

句の評価:
★★★★★

 こんばんは。
いつもご指導ありがとうございます。
拙句「朝霧」では過去形のことを思いましたが、植えたのが今じゃないからなあと思ってしまいました。次は必ずのつもりでおります。
旧仮名遣いはこれからの課題です。

点数: 1

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「夜学子の奥歯に殺す欠伸かな」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

こうしてみると常套句(この句では「欠伸を噛み殺す」)が入る俳句というのは、なるほどやや詩が薄い気がします。

>げばげば様
こちらで。
季語「夜学」は「夜学校」、「夜学士」は「夜間学校の生徒」の意味合いが強いようですね。ひとりで勉強することにも使わなくはないようですが、受験勉強やテスト前の一夜漬けの意味で使われている俳句が少ないのは、季節感の問題や詩心の問題が大きいと推測します。

点数: 1

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教科書に欠伸を隠す夜学生

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

「奥歯に殺す欠伸」つまり表出しなかった欠伸をどうやって観察して句にした?という疑問が一点。
そして、欠伸を我慢する事を指して「欠伸を噛み殺す」という言い回しは色んなところで見かけます。こういうありきたりな言い回しで中七下五を丸々使ってしまっては、詩情や物語の生まれる余地が乏しいでしょう。

点数: 1

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