俳句添削道場(投句と批評)

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また一人袖黒く染め秋の空

作者 ダイスケ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

秋になって急に朝が冷えてきて、登校中に学ラン着てる生徒が増えたな~という様子を読んだのですが添削よろしければお願い致します!

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「また一人袖黒く染め秋の空」の批評

回答者 なお

ダイスケさん、こんにちは。御句の感想と提案句を置かせていただきます。
御句、リストにある時点では、「袖」は「髪」の打ち間違いだと思いまして、まずはそこからお伝えしようと思いました。髪であれば、
「また一人髪黒く染め秋の空」
と、やんちゃな仲間がふざけた時代を過ぎて進学や就職に備えていく、そんな光景をとらえた佳句だと思ったわけです。
そしてご自身のコメントを見て愕然としました。なんと学ラン!?
全然違っていました。
そりゃ無理ですよ。学ラン着るのを袖を黒く染めると言うのは。

そんなわけで、私は、本来の句意とは全く違いますが、上記の

・また一人髪黒く染め秋の空

を置かせていただきます。

そしてダイスケさんの句意に沿った提案句は、他の方々から複数出ておりますのでそちらに賛同します。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「また一人袖黒く染め秋の空」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
2句目。コメントがあったので、よみたい句意がわかりました!

初読、まず、また一人が、また一人増えたのか、また一人ぼっちで、なのかわからず。
また一人ぼっちで、袖を黒く染めてる、ん?黒く染めるとは?何かのたとえかな?袖を濡らして泣くみたいな。こういう印象でした。
学ランの生徒増えたり秋の空

うーん。増えたというのが説明っぽいのと、秋の空がベストか悩みますね。

学ランの満員電車秋深し

こんな感じになりましたが、そもそも電車じゃないでしょうし、添削ではなく改です。

点数: 0

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「また一人袖黒く染め秋の空」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。先に台風の方の句を拝見しました。

こちらは「(何かの行事で)一人ずつ袖を黒く染める風習のある地域の句」ぐらいの表現になってしまっています。
「学ランを着る」ということを「袖を黒く染める」と比喩するのは、普通は伝わらないのでは・・・(げばげば様も書いていますが、こちらはコメントで俳句にしたいことが理解できます)

俳句は十七音しかないので「わかりにくい表現」をできるだけ避けてシンプルに作らないと、普通の相手には伝わらないものです。

・学ランの生徒多めの秋の空

もうひとつついでに。
季語「秋の空」で、夏よりも「涼しくなった」という意味が出ます。ので、季語以外の部分で「涼しくなった」とさらに表現しようとするのは、俳句的にはもったいなかったりします。

・学ランは四か月ぶり秋の空

点数: 0

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添削対象の句『また一人袖黒く染め秋の空』 作者: ダイスケ
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