「校庭のタイヤ跨ぎて暮るる秋」の批評
こんにちは。げばげば様、いつもお世話になってます。
拙句「松茸」ご評価有難うございました。おっしゃる通り、「食う」なんて不要ですよ。松茸焼いて食べないわけないんだから。
ちょっとこのところ、前句を下ろしたくてまだ熟していない句を揚げるのが続いています。悪循環です。
さて、久しぶりに母校を訪れると、ノスタルジーの世界に浸りますよね。このお気持ち、よくわかります。
ただ、私の場合は、小中高いずれも全面改築してしまって、当時の面影が全然ありません。当時の面影を残しているのは大学ですね。違う学部は大きく変わったところもあるのですが、私の出たところはあの頃のままです。周りの店はまるで変わりましたが(笑)。
さて御句、いいですねー。腰掛けているのがベンチとかではなく、タイヤを、跨いでいるというのが現実感を伴って胸に迫ってきます。
切れの点ですが、私は詳しくありませんが、個人的な感覚と好みで申し上げますと、動詞と形容詞・形容動詞の後の「や」はあまり好きではないので、名詞の後だけにするようにしています。とはいえ、特に今回は「タイヤ」という言葉が入っていますので、「や」で切ると妙な韻を踏んでしまうのではと危惧します。
私の提案句ですが、御句の場合、タイヤに「跨ぐ」が大いにポイントになっていると思いましたのでそれは外したくなかったのですが、第一案はこうなりました。
・校庭のタイヤの上にも暮るる秋
なかなかいいなぁと自画自賛していましたら中八!あーあ、残念。
これは、外された「跨ぐ」が怒っているのだろう。復活させます。
・タイヤ跨ぐ校庭の秋暮れゆけり
ところで、このタイヤは縦に半分が埋まっているのですよね?それとも横にベタッと置いてある?頭の中の画像修正の関係で(笑)。
添削のお礼として、なおじいさんの俳句の感想を書いてください >>
先日実家に帰って母校に行って、校庭のタイヤに座ってたら、昔を思いだして。いろいろあったなあ。ノスタルジー。
中七「て」ですが、切れっぼく。ちゃんと切る方がよい?「跨ぐや暮の秋」もありましたが。
みなさんご意見をよろしくお願いします。