俳句添削道場(投句と批評)

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衣替え夏の終わりの半化粧

作者 CR7  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

半化粧か半夏生か迷いました。
季重なりが気になります

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「衣替え夏の終わりの半化粧」の批評

回答者 なお

CR7さん、こんにちは。
御句の感想と提案句を置かせていただきます。
「厳しくしてください」とのご要望ですので、一応そのつもりで進めます。
御句、他の方々からすでに出ていますが、このままでは俳句になっていません。五七五の形にはなっていますが、季語は一つであるべきなのに三つもあり、それも春か秋の季語の「衣替え」、「夏の終わり」、初夏の「半化粧」。訳がわかりません。半化粧か半夏生か迷っている場合でもなければ、季重なりが気になるというレベルではありません。
もう少しコメントが詳しければ推測のしようもあるのですが、これでは真意を理解しようとしても難しい。

そこで私は、もしかしたらこの句は我々の感覚を超えた挑戦をしているのかもしれないと考えました。
すなわちこういうこと。
上五の「衣替え」は、季語ではなく、「衣装を替え」、つまりこれまで半袖やタンクトップだった洋服を長袖にした、という意味。
なぜならば中七「夏の終わり」になったから。これだけは季語。
そして、夏の暑いうちはお化粧しても汗で崩れてしまうからお化粧していなかったけど、少しは(半分くらい)するようになったという意味の「半化粧」。
季節のうつろいを詠んだ句であり、これであれば、季語が一つになって意味が通じます。

普通は、この私の解釈ですと、
・袖伸ばし夏の終わりの薄化粧
とかのように詠むと思います。しかし挑戦したのでしょう。
逆に言うと、この解釈でないとすれば、やはり意味がわかりません。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「衣替え夏の終わりの半化粧」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
はじめまして、げばげばと申します。

御句、季重なりが気になりました、ということでしたが、
「半化粧」の花は夏の花、「夏の終わり」と季語もあり、「更衣」は基本春から夏へかわるとき、「後の更衣」は秋から冬へ変わるとき、ということなので、どこに焦点をしぼっていくかは確かに悩みました。

夏も終わりに近づいてきていて、半袖もそろそろ終わりかしら、という感じでしょうか?にしては、半夏生は夏まっさかりな気もするので難しいですね。

長袖を一枚羽織る夏の果

こんな感じでしょうか?夏の果もまだまだ暑いので。

花で置くなら秋くらいが一番かもですね。

長袖を一枚羽織る萩の花

いかがでしょうか?句意から逸れていっていますかね<(_ _)>

点数: 1

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「衣替え夏の終わりの半化粧」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。はじめまして。

おそらく初心者さんであろうとお見受けします。

ちなみに句の主役は「半化粧」ですよね?
御句は「半夏生の葉が白くなること」を「衣替え」と比喩しているのだと受け取りました。

先にげばげば様からありますが「衣更え」「夏(の終わり)」「半化粧」は全て季語で、ほぼ季語で作られた句、とも言えます。なので俳句を学んだ方ほど「なんでこの形?????」と疑問が多い句です。

◆「半化粧(の花)」と断定してしまえば「夏の終わり」は不要ですね。
◆「衣替え」この語の使い所が最も難しいです。
 →「自分が着替えた」という意味なら、「半化粧」という植物と両方入れるのは難しいです。不可能ではありませんが句の焦点がぼやけると思います。
 →私の解釈が正しく、葉の色が変わる比喩表現とすれば、「衣替え」という言葉で表現するのは微妙です。「着替え」ぐらいかな・・・?
 いずれにしても「衣替え」は使わなくても・・・という言葉です。
◆解釈が違っていて「衣替え」という季語を生かすのであれば・・・季節が違うので「夏の終わり」も「半化粧」も諦めましょう・・・

・おとなりの着替えて白き半化粧

点数: 1

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添削対象の句『衣替え夏の終わりの半化粧』 作者: CR7
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