「衣替え夏の終わりの半化粧」の批評
回答者 なお
CR7さん、こんにちは。
御句の感想と提案句を置かせていただきます。
「厳しくしてください」とのご要望ですので、一応そのつもりで進めます。
御句、他の方々からすでに出ていますが、このままでは俳句になっていません。五七五の形にはなっていますが、季語は一つであるべきなのに三つもあり、それも春か秋の季語の「衣替え」、「夏の終わり」、初夏の「半化粧」。訳がわかりません。半化粧か半夏生か迷っている場合でもなければ、季重なりが気になるというレベルではありません。
もう少しコメントが詳しければ推測のしようもあるのですが、これでは真意を理解しようとしても難しい。
そこで私は、もしかしたらこの句は我々の感覚を超えた挑戦をしているのかもしれないと考えました。
すなわちこういうこと。
上五の「衣替え」は、季語ではなく、「衣装を替え」、つまりこれまで半袖やタンクトップだった洋服を長袖にした、という意味。
なぜならば中七「夏の終わり」になったから。これだけは季語。
そして、夏の暑いうちはお化粧しても汗で崩れてしまうからお化粧していなかったけど、少しは(半分くらい)するようになったという意味の「半化粧」。
季節のうつろいを詠んだ句であり、これであれば、季語が一つになって意味が通じます。
普通は、この私の解釈ですと、
・袖伸ばし夏の終わりの薄化粧
とかのように詠むと思います。しかし挑戦したのでしょう。
逆に言うと、この解釈でないとすれば、やはり意味がわかりません。
点数: 1
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
半化粧か半夏生か迷いました。
季重なりが気になります