「へへへのへへの字の揺るる犬子草」の批評
回答者 なお
こんにちは。はや様、いつもお世話になってます。
いつも温かいコメント有難うございます。励みになります。
御句、意識してだと思いますが、工夫が見られますね。猫じゃらしはエノコログサと言いますが、それがなまって犬子草になった。季語ではその穂が犬の尾に見えるので狗尾草という。でも狗尾草ではこの感情は、表せない!ということで猫でもエノコロでもなく犬子草に落ち着いた、ということと思いました。
「への字」とはよく詠みましたね。私には「し」が逆立ちして斜めっているように見えます(笑)。
「へへへのへ」これはすごい。これがこの句を印象付けていますよね。これを普通に、
・集まりてへの字の揺るる犬子草
・そこかしこへの字の揺るる犬子草
などとすると、「への字」が全然活きませんね。
説明的かどうかは、私は説明大王なので感じませんでしたが、イサクさんのように添削されると、その方が良いかと思いますね。
ありふれたものを独特のセンスで詠む。勉強になりました!
点数: 1
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
穂が10㎝超の大きなねこじゃらしが、家の近くにたくさん生えています。じっと見ていると垂れている様子が「へ」に見えてくる…。いったんそう見えたら、周りは「へ」の字だらけ。
このふさふさを表すのは猫じゃない、犬だ!ということで、犬子草にしました。