待ち受けを朝顔に変え月曜日
作者 たんせき 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。
「待ち受けを朝顔に変え月曜日」の批評
回答者 イサク
こんばんは。
少し難しいかも、ということを書きます。
御句の「待ち受けを朝顔に変え」ここには本物の朝顔がいません。そこにいるのは、画像としてデータになっている朝顔です。
そのデータは、どこかからダウンロードしてきたものかもしれません。データでは季節感がわかりません。
コメントによると「たった今撮影した」ということですね。それなら季語として成立しそうです。
この句の季語「朝顔」を本物の朝顔として生かすためには、「さっき撮影した朝顔」ということをきちんと出さなければなりません。
・待ち受けに朝顔撮った月曜日
まずここまで。
これでも最悪ではないのですが、こんどは説明している感じが出てしまいました。
この句の主役は季語「朝顔」です。
その次に大事なのは「待ち受け(画面)」か「月曜日」か、どちらでしょう?
それらを組み合わせて、目の前に朝顔があるということを、句の受け手まで届けるようにします。このときに、できるだけ説明っぽくない事実・見た目の言葉を選んで、誤解がないように言葉を組み合わせる必要があります。
また、不要な言葉は入れないようにしないと、すぐに十七音をパンクします。
とりあえず「朝顔」「待ち受け」優先で例をいくつか。
・朝顔をスマホに撮りて携帯す
・朝顔を待ち受けに撮る月曜日
・待ち受けに今朝の朝顔写し取る
こんな感じです。工夫によって、ここからさらに良くできると思います。
点数: 1
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朝顔を撮り待ち受けに月曜日
回答者 なお
たんせきさん、こんにちは。
御句の感想と提案句を置かせていただきます。
御句、投句のスピードが早く、年寄りには鑑賞が追いつきません(笑)。
なんて、もちろん冗談ですからどんどん投句してくださいね。若い人たちはすぐに見てくれますから!
御句、このお気持ち、とてもよくわかります。他の花はまだしも、朝顔は特に元気にさせてくれる力がありますよね。
俳句の季語でも、朝顔はそういう力を持っています。しかしそれは、生で実際に見たからこそ、その力が生まれてくるのだと思います。ですので、例えば、そのたんせきさんの待ち受けをどなたかがご覧になったとしても、「きれいですね」くらいなことはおっしゃるかとは思いますが、たんせきさんが朝に見てお感じになった、今日も頑張ろう!という気持ちは芽生えないのではと思いますよ。
私も俳句は初心者で、季語は勉強中です。朝顔のような馴染みのある季語で気をつけなくてはならないのは、写真や絵では季語とならないという点です。その点で、御句は微妙ですね。というのは、本物の朝顔を自分で見たのは明白、撮ったのも自分。でも詠み込まれている朝顔は待ち受けの写真ー。
では、語順を変えれば生の朝顔、この目で見た朝顔が主役になるのではと思ったのが提案句です。
ところで卓鐘さん(もしお読みいただいていたら)、コメントが途中から違う句の添削になってませんか(笑)?あれはあれでいいのですか?
点数: 1
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待ち受けを朝顔にして月曜日
回答者 卓鐘
素直でいい句と思います!この瞬発力が素晴らしい。
是非「俳句二字しりとりゲーム実施中」(という名前の投句)を見てチャレンジしてみてはどうでしょう。かなり気軽に利用できます。(駄句を恐れず)
「待ち受けを朝顔に」だけで、「変えた」のは大体わかりますので、この「変え」が不要な二音ということになります。音数が少ないので、意味の重複や不要な言葉がないか?から推敲が始まります。
とは、いえ、この二音でこれ以上何をいうか?という問題があります。これ以上何か描写しようとするとゴチャついてしまうし、言いたいことは十分表現できてます。こういう場合、捨て石として動詞を置くということをするのですが「変え」では説明的な感じです。捨て石のためですので、極力自然に目立たない語を選びます。
小屋に入る(いる)犬見上げたる白雨かな
推敲を自分でするのはいいことですね。ただ、「入る」と「見上げる」と主語(犬)を挟んで動詞が二つ並んじゃうとこれも焦点が入っていく様子と見上げる様子で分かれちゃうので、まだちょっと難しいところですね。
点数: 0
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「待ち受けを朝顔に変え月曜日」の批評
回答者 げばげば
こんにちは。たんせきさん。
いいですねー、4句目。
懲りずに、とか書いてますが、作句においては懲りてる場合じゃないですよ。
私もこんな偉そうなことばかり述べてますが、ちょうど2か月前くらいにこのサイトにたんせきさんのように投句を始めてから、イサクさん、卓鐘さん、なおじいさんをはじめいろんな方の添削・アドバイスを受けて、今一つずつ学んでいることです。ここの人々は悪い句、届かない句に関しては遠慮なくおっしゃってくださるので、ガーーンってなったりするかもしれませんが、正直言って忌憚ない意見じゃなかったらもらってもうれしくないと思いません?だから、それはダメ、そんなんやってたらダメって言われるごとに吸収して学んでるんですー(*'▽')へこたれてる場合じゃないですよー。でもね、これだけ俳句って面白いって教えてくれたのが、ここのサイトのメンバーであることは間違いありませんよ(^▽^)/
さて、御句。
老い母や犬や駒ケ岳を詠んだり、多岐にわたっていますねー。
今回も季語・575は破綻していません。
思ったことを詠んで、そして破綻していないということが素晴らしい!よし詠むぞ!という気概もいいですねー。
しいて挙げるなら、今回は、白雨や月代の句のように季節感を出すことはうまくいってません。
月曜日ってへこみますよねー、あー今日から一週間ふんばるぞ、ですよね。
すごく気持ちわかりますー(*'▽')そして素敵な写真を見れば元気出たりしますよねー。
でも、今回の問題点は、季語である「朝顔」がスマホの待ち受け写真であるというところなんですよ。そうなると目の前に朝顔があるわけではないので、季語としての力が弱まるということになります。
もしこういう句意で行くなら、
待ち受けにしたくて、今、目の前の朝顔を写真撮っているという光景なら、朝顔がそこになりますから、十分季語としてはいいよなーとなりますね。
でも、それを表そうとすると17音からあふれてしましました。
待ち受けの朝顔撮れる月曜日
じゃあ、月曜に撮ったというだけで、憂鬱感は出ないですからねー。ちょっとそこが難しいですね。
朝顔撮れり憂鬱の月曜日
もう待ち受けが消えてしまいました。
1 月曜日が憂鬱
2 朝顔きれい
3 朝顔を撮る
4 朝顔を待ち受けに変える
という要素が多いので、17音に入りきらず。たんせきさんは、1と4に絞ったため、2・3がないため、季節感がなくなっちゃったということです。
私の提案句は4を捨てて、1・2・3を表しに行こうとしました。読み手が撮った写真を憂鬱だから見てるのかなー、もしかしたら待ち受けにして持ち歩くのかなーと想像してもらう。「朝顔」の力を信じて、読み手の想像に信じて預けてしまった形です。
が、まー、どちらにしろ、たんせきさんの伝えたいことには17音では届いてないと思います。
何に焦点をしぼるか、17音しかないので、絞って絞っていく。でも、その絞っていった光景はしっかり描写する。そうすると、17音しかないのに、読み手には100字にも200字にも解釈が広がっていく。うまくいったときはそうなります。
私の句のコメントで発想のことについて書いてくださっていましたが、私も最初は、みんななんでそんな発想できるの?発想飛ばすのスゴイ、って言ってたんですよ。でも、そんなん狙ってやるもんじゃないって卓鐘さんからご指摘を受けて。今は日常のプチ発見・プチ感動を、どうやって読んだ人に届けられるかを意識しています。違う届き方しますからねー。
ということで、火曜日も楽しんでいきましょ(*'▽')卓鐘さんの言う通り、しりとりに参加してみてはどうですか?瞬発力ありますし!そこでは、みなさんぱっと思いついた句を書き込んでいるので、あまり気負わず句を書き込めて、みんなそこでは失敗も気にしないし、とてもいい練習になりますよ。
点数: 0
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「待ち受けを朝顔に変え月曜日」の批評
回答者 卓鐘
毎回何度も登場してごめんなさい。
重要なことを書き忘れていましたね。げばさんのおっしゃる通り、この句では「それは季語して生きているのか?」という重要な問いに戦わなくてはならない句です。つまり評価が受け手によって変わります。
絵にかいた、夢の中、比喩として、写真の、などに登場する季語は、季語出ない・季語としての力がない。という指摘が付き纏います。
この光景も、単に、ネットで検索した、もしくはスマホに登録されている朝顔の写真に変えた。と読まれると確かに季語は生きてこない。
ただ「朝顔」という季語の連想(一日の始まりの朝に咲く花)、「月曜日」という言葉のイメージ(一週間の始まり)この二つの言葉が響きあって、一週間の最初の一日の始まりを、爽やかな気分ですごそうという思いが伝わりました。爽やかな気分の始まりを思う時、これは、今朝咲いていた朝顔の写真を撮ったのだなと確信できました。
点数: 0
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その他の添削依頼
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懲りずに投句します。
月曜日の朝皆さん、少し憂鬱だと思います。そんな月曜日の朝、ふと気づくと鉢植えの朝顔が今年初めて咲いていました。思わず、携帯の待ち受け画面を写メした朝顔に変え、気持ちを新たにした月曜日を詠んでみました。