俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

天の川ドーナツの輪のトポロジー

作者 知世  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

天の川…ブラックホール…望遠鏡…ワープ…物理…あ、トポロジー…
という思考(約1分)の果てに出来た句です。
そのあとはドーナツ「の輪」いるかな、「ドーナツのトポロジー」でいいのでは、ということをずっと考えていました。

ドーナツの位相幾何学天の川
それを踏まえてこれも作りました。
ドーナツと天の川はトポロジーを介して無関係ではない…はず。

最新の添削

「天の川ドーナツの輪のトポロジー」の批評

回答者 74

こんばんは。いつもお世話になっております。時間のあるときにコメントしていくので日によってバラバラな反応ですがご容赦くださいorz

御句拝読しました。
トポロジー???と高校の数学の授業を適当な選択で終わらせたツケが回っています。端的に言えば存在証明…ということですね。
どこかで買ったドーナツを夜空を見上げながら食べる前にその輪を覗く。それは連続しているものと仮定して、ずーっと繋がって天の川に到達し…宇宙のどこかの果てからぐるりと回りまた手元のドーナツの輪へと繋がる…ということでしょうか?これだと天の川が通過点になってしまいますね…ちょっと調べただけの知識だとどうにも…でも詠手の視点はずっとドーナツの輪というフレームインフレームのような手法で天の川に固定されていますね。不思議な宇宙への思考実験のような、夜空の詠嘆のような読み心地です。
もっと単純に、天の川を詠嘆する光景の中で、ドーナツは輪のトポロジーだな、なるほどと頷いてから齧ってるシーンかもしれませんよね。うーん、ドーナツがトポロジーなのか、ドーナツの輪(の穴)がトポロジーなのかで変わりますね。意味の重なりを深読みすると壮大な雰囲気になると思います。
いやー、いろんな分野の知識を勉強し直すことに繋がる俳句は面白いし、知世さんの引き出しの広さ深さに感嘆するばかりです。勉強になりました!

句の評価:
★★★★★

点数: 1

添削のお礼として、74さんの俳句の感想を書いてください >>

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

ドーナツにトポロジーの輪天の川

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

今度はトポロジーですか!?
発想と知識量に付いていくのが大変。

御句、トポロジーなのでたしかに「輪」が不要に感じますが、じゃあ二音で他に何を入れるのか・・・というと難しいですね。
トポロジーなら「ドーナツ」は当たり前なので、そのあたりを省略できるかもですが、じゃあ省略して一体どうしようというのか(笑)
ということで、元句の単語はそのまま、少しイメージを変えた提案句を残します。

そして、げばげば様の「天の川と幾何学は距離感は多少近い」の意味がわからない(笑)そんな発想はありませんでした(笑)

点数: 3

添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>

「天の川ドーナツの輪のトポロジー」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも深いコメントありがとうございます。

つめた~いの句、コメントありがとうございます!
「われから」についても明日、自分なりのアプローチで投句してみようかと思います。やはり知世さんのアプローチは知世流で実験的でとても大好きで、でもなかなか考えて真似できる句風ではありません(*'▽')そこが魅力ですね!

御句、天の川という宇宙ロマンとトポロジーという現実学問の取り合わせのイメージですね。天の川とドーナツ、なんかいい距離の感じですが、天の川と幾何学は距離感は多少近いのかもしれません、どうなんだろ。
でもそんなことより「ドーナツの輪のトポロジー」の12音がとにかく心地よいので、いろんな季語にこれを合わせてみたくなったりはしますねー(*'▽')
その12音をはじき出した、おもろい!って思わせたもん勝ち、とはこのことでしょう、知世さん(*'▽')

点数: 2

添削のお礼として、げばげばさんの俳句の感想を書いてください >>

「天の川ドーナツの輪のトポロジー」の批評

回答者 久田しげき

句の評価:
★★★★★

「天の川ドーナツ状のトポロジー」の意味ですか。
句評を意識せず読み手に解り易くが信条です。解りにくくしている方が多い。

点数: 2

添削のお礼として、久田しげきさんの俳句の感想を書いてください >>

「天の川ドーナツの輪のトポロジー」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

大学で位相幾何学を(厳密には、代数的位相幾何学)を専攻していた僕としては見逃せない句でした。が、なんかそれっぽい提案句を出そうとしたんですが、あんまいいの思いつかなかったので諦めてコメントします。

数学と宇宙を取り合わせは、それだけで無条件に感動してしまいます。

イサクさんのご指摘、トポロジーなら「ドーナツ」は当たり前ですが、専門的見地(なんじゃそれw)からすると、「ドーナツの輪のトポロジー」は、ドーナツの輪っかを連続的に伸ばしていったとき同様の性質を持つ空間の性質のことであります。
なので、「ドーナツにトポロジーの輪」は、ちょっと意味が破綻してしまっております。。「輪のトポロジー」はOK。とはいえ、俳句は一般的なイメージが大事なので、ドーナツ、輪、トポロジーは一般的な感覚では近すぎる言葉になっているので三つ重ねるとそこまで言わなくてもというのはご指摘通りですね。

ごめんなさい。つい興奮してしまい。。
(俳句と数学は位相同型である気がする。)

ドーナツの輪というのを連続的に広がっていくと宇宙に繋がっていて、その輪の中心に天の川があるような、そんな風に解釈しましたー。

特に直せません。

点数: 1

添削のお礼として、卓鐘さんの俳句の感想を書いてください >>

「天の川ドーナツの輪のトポロジー」の批評

回答者 長谷機械児

句の評価:
★★★★★

知世さん、こんにちは。

「ピアス四つ」句の批評ありがとうございます。

Tシャツ・Gパン姿で、腕にアルファベットとか幾何学模様の入れ墨なんかだと、慣れてしまって大して驚かないのですが、和装の人で、蝶々やら花やらのデザインのものだとギョッとします。いろいろな人が着る一種の制服みたいな衣装「浴衣」だからこそ、これと入れ墨との組み合わせには驚きを覚えます。
「正しく着る」の発想は素晴らしいと思いました。浴衣を着ているその人をより具体的に描く。ただ、この浴衣の人が具体的にどういう人かと、まじまじと観察するほどの勇気は、私にはないのですが・・・。

さて、御句、拝読いたしました。

正直なところ、「トポロジー」も「位相幾何学」も、徹底して文系で育った私には縁遠く、(説明を聞いたところで、きっと)よくわからないのですが、ドーナツを眺めていると、幾何学を発想し、この発想が銀河にまで飛躍していった、ということでよいでしょうか。

 ドーナツの穴に幾何学天の川

これくらいでどうでしょう。

ついでに、よく聞きわするけれども、実のところ、意味の解っていない用語で俳句を作った(?)ので置いていきます。

 イーイコールエムシー二乗天の川

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

添削のお礼として、長谷機械児さんの俳句の感想を書いてください >>

「天の川ドーナツの輪のトポロジー」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
再登場失礼します(*'▽')

われからのチャレンジ見届けていただいてありがとうございます!
お、N先生がこの季語で詠んでいるんやー!あー、下五「や」かー、うー、それはやはりできないなー。しかも「実験漕」かー、具体性がリアリティ増すなー。一見われからの鳴き声が聞こえなさそうな実験漕、なるほどー。アクアリウムじゃあ、まだまだ聞こえそうなセンチメンタル感があるからなー。
正直この上五で何をしますか?ということだとは思うので、いろんな方がこの季語見たら上五勝負をしてるのかもしれんけど、アクアリウムで抒情的に行こうとしたら、全然あるあるなのかもしれないなー。この季語ならどこから声が聞こえたか大喜利みたいなもんやもんなー。類想から抜け出るのは大変。
その点、イサクさんの、そこにさらっと兼題の「天の川」入れて、もっとファンタジーにしていくところなんか、もうやられたわー、ですよねー。

天の川とトポロジーは近くないよって(笑)イサクさんが言ってくれていますねー、よかった。というか、「ドーナツの輪のトポロジー」のリズムでもう気持ちいいですけどねー(*'▽')

点数: 0

添削のお礼として、げばげばさんの俳句の感想を書いてください >>

「天の川ドーナツの輪のトポロジー」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

御指名されたので少しだけ。

「泣く」「鳴く」の件、
私のコメントでも「掛詞」に触れているとおり、現代の歌人・俳人は「鳴く」「泣く」の両方の意味を取り込もうとしているでしょうし、当時も優秀な歌人はそういう使い方をしていたであろうことは想像できます。
とはいえ当時の文章表記としては、この「なく」にどんな文字を当てて書いていたのかバラバラでしょうから、昔も短絡的な素人は相当数存在したでしょうから、「なく」という音だけ聞いて「泣く」「鳴く」どっちかだと思い込む人はいたでしょうし、それを真似て短絡的な素人が自作した場合はどっちかの意味で決めこまれているでしょうし、またそれを別の人間が見て・聞いて・・・
・・・というあくまでも推測です。

歴史的な経緯は学者さんにお任せしますが、そういう推測を言葉にしただけでした。
現代の我々はそんなこと気にせずに、両方の意味で、漢字を使い分けつつ用いればよいかと。

点数: 0

添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

茉莉花の誘ひにのつて眠りけり

作者名 負乗 回答数 : 5

投稿日時:

思い出を壊すキャタピラ能登の春

作者名 竜子 回答数 : 8

投稿日時:

すずろなるレティットビーや春隣

作者名 こま爺 回答数 : 11

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『天の川ドーナツの輪のトポロジー』 作者: 知世
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ