俳句添削道場(投句と批評)

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黒光りして南無西瓜大菩薩

作者 長谷機械児  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

先週、個人でやっている野菜販売所の前を通りがかって見つけた景。
品種は知らないが、一目では縞が判らないくらい全体的に黒く、大きなスイカがテーブルの中央に「でんっ!」とある。まわりには他の野菜もいくつかあるけれど、圧倒的な存在感。

擬人化(でもなく、擬仏化?)。思いつきで、メモに書き留めてはみたけれど、他の場所に投句しないだろう状態の句。
テーマが「西瓜」に変わったとのことなので、丁度いいやとここに投句してみます。

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「黒光りして南無西瓜大菩薩」の批評

回答者 74

こんにちは。コメントありがとうございます。
「かなかなのかなかな」と「ソリチュード」を取り合わせたいから始まった作句でしたので、実景と言い切れず確たる描写の芯もなく…という点がバレバレでしたね。
鳴き声で示す生き物が鳴いてるというのは田舎だと無意識に言ったりするので、違和感なく用いていました。騒がしくなるというご意見ありがとうございます。
ちなみにマイカー通勤ですのでひとりぼっち時間ができたりします。公共交通機関だと周囲に人がいますね。

御句拝読しました。
実家では祖父母が西瓜を毎年作っていて、黒皮でラグビーボールに似た形状の品種も作っていたので物珍しい感覚にピンと来ませんでしたが、確かにスーパー等では見かけないですね。ごく普通に美味しいですよ、次に見かけたら食べてみてください^^
漢字表記だとチラ見すると南瓜と西瓜を混同しそうかな?と思いました。あと個人的に黒光りの措辞で連想するのはゴキブリです…黒黒とした皮は艶はあるかもですが光るかな?と疑問が残ります。
品種の一部から黒皮の西瓜とわかるようにして、こんな提案をしてみます。でんすけすいかは贈答用の高級品みたいですねー食べてみたい!
でんと坐すでんすけ西瓜大菩薩

句の評価:
★★★★★

点数: 2

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でんと鎮座す南無西瓜大菩薩

回答者 よし造

句の評価:
★★★★★

対句表現・・私も時々対句表現を使います。「虫は闇、人は灯を恋う・・」のような句で句会で高点をとった記憶があります。引用された鷹女の句もそうですが、記憶力が悪く名句が出てきませんが、いい句が沢山ありますね。御句も対句と見ると面白いと思いました。トマトで五音は難しいです。青トマトくらいですね。
拙句・・添削句読み下されていい句になりました。ありがとうございます。
御句・・軽い句なので、掲句のようにしてみました。鎮座は省けるという見方があるかもしれませんが。

点数: 1

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メガ西瓜大仏のごと黒光り

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。長谷機械児様、いつもお世話になってます。

ところで長谷さんの「機械児」とはなんとお読みするのですか?今度教えてください。
拙句「盆休み…家居」ご評価ご添削有難うございました。長谷さんの添削句、いいですね。そのほうが実体に近いのですよ。実は私、盆休みなるもの(旧盆の時期、特に終戦日にかけて取る夏休み)を取ってないのですよ。今年は14、15日が土日で休みですし、来週23〜25日に夏休み取る関係で…。
いま会社では出社規制という感じでほぼ毎日在宅勤務。もちろん毎日きっちり仕事していますが、繁忙期も過ぎてそれほど忙しい時期ではないため、なんだか休みのようで…。そんな中途半端な気持ちが句作にも現れましたね。失礼しました。

さて御句。こういうスイカは、たまに見かけますよ。でもあまり出回らないですよね。高いのではないかな?美味しいのだと思いますけど。食べたかもしれませんが、記憶にはありません。

原句では菩薩に例えておられますが、菩薩はすらっとしたイメージ。あのずんぐりした形は大仏様のほうが相応しいかと。
提案句は、手元のメモ書きの段階では上五はずっと「大西瓜」としていたのですが、入力してみると、「大西さんの瓜」みたいなのと、大仏の大と重なるので、悩んだ末「メガ」としました。パッと見、西瓜がメガネかけてるようですがご容赦ください(笑)。

もうずいぶん昔ですが、役員と初めて中国へ出張に行った時の話。レストランで出るスイカが甘くて美味しくて、私はバクバク食べてました。でも役員は食べない。そこで役員に「中国のスイカって、なんでこんなに美味しいんでしょうね?」と聞きましたところ、ニヤリと笑って、「そりゃ君、肥料が違うからね、こちらは…」。
もう二十年以上前の話です。

点数: 1

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「黒光りして南無西瓜大菩薩」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。
理論派のコメントが見られてとても興味深く思っています。

パドックの句、コメントありがとうございます。
確かに本馬場の空の高さは素晴らしかったですね。パドックに限定する必要はないのかもしれませんね。

御句、とてもいいですね。西瓜の存在感が出てます。
黒かったから菩薩様のように書かれたということで、「黒→菩薩」という印象はありますが、黒光りという措辞は結構好きではあります。

添削ではありませんが、私からはイサクさんのかつてのまくわうりの句から、措辞をお借りして
鎮座まします南無西瓜大菩薩

と置かせていただきます。

点数: 0

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「黒光りして南無西瓜大菩薩」の批評

回答者 知世

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
かもめの句に詳しくコメントありがとうございます!
まず季語になってるのは「冬鴎」ですね…思い切り勘違いしてました(ノ_<)
「ユトリロの空」は以前に美術誌で見かけた「ユトリロの青」という語ですっかり淡いブルーのイメージでいたのですが、たしかに半分くらい曇り空…。
どうも自分の偏った知識を前提に句を作ってしまいがちです。
ただでさえ分かり辛い海外の句の季語に渡鳥を選んだり、全体に背伸びしすぎて何がなんやらの句になってしまいましたね。

こちらの句面白いですね。
私も季題西瓜で「御神体みたいな」「切り分けたら失せる念力」みたいな句を考えたのですが、似た印象を抱かれたのかも〜と思いました。
強いて言えば「菩薩」がスマートスリムなイメージなのでドーンと「如来」「大権現」とかがいいかな?と思ったのですが語感がイマイチかな。

西瓜如来青果売り場に顕現す
なんだか「大怪獣あらわる」みたいですね。

点数: 0

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添削対象の句『黒光りして南無西瓜大菩薩』 作者: 長谷機械児
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