俳句添削道場(投句と批評)

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網戸越し網硝子越し秋湿

作者 長谷機械児  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

雨の日の部屋の中にいる。外を見やるにも、視界を隔てるほどではない網が目につく。

・漢字密度多めなところに、重く沈んだ感じが、
・「ア」音で始まり「イ」音で終る語の繰り返しに、だらだらした雨の感じがあって良いかなあ、
と、作句メモに捨てがたく残しているものの、
・季重なり(網戸(夏)、秋湿(秋))。普通に投句しても各選者の形式審査で早々に落されそうな句。
 (「この俳句を作った人は、ちゃんと歳時記を読んでないのね!」と。わかります、私自身がそうですから。大量の句を目の前にすると、まず形式審査でふるいにかけてしまいます)

最新の添削

窓越しに身体をつつむ秋じめり

回答者 よし造

拙句・・オノマトペは感覚ですのでなんとも。私は浅利の砂の場合も「じゃり」なんですが。笑い。音はご指摘の通り避けたかったのです。添削句うまく逃げています。お見事です。ありがとうございました。
御句・・黒西瓜。コメントにも書きましたように鎮座はやや重複気味だと私も思います。
御句・・季重なりは実景ならいいと思いますが、上五にあるので気になります。それに網戸なら外気の湿りが室内に流れてくるのは当たり前の気がします。リフレインでもったり感は出ていると思います。掲句は、私ならという句です。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「網戸越し網硝子越し秋湿」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています
長谷さんの解説、私の中では新しい風というか新しい切り口での解釈をしてくださるので、別の視点を知られて他の方のコメント欄も楽しみにしています。

さて、御句、漢字・リズム、狙い通りに詠まれているように思います。
見えているのは、網目の窓越しの雨の風景という感じですよね。とてももの悲しい、重苦しい感じが出ていると思います。

季語「秋湿」ですが「秋の長雨が続くこと」でもありつつ、どちらかというと「秋の湿った空気感」の勝手な私のイメージが強く、窓の外の雨の光景でなく、じめっとした空気感の方だけガラス越しに捉えてしまいました。(そちらが狙いならすいません)ガラス越しに空気?ってなった流れです。
コメント欄では雨の日の光景のようなので、そこで、韻も残して「あきついり」

網戸越し網ガラス越し秋黴雨

と置かせていただきます。いかがでしょうか?秋湿の湿った空気を出したかってんけど、という狙いの理論がもしあったならスルーしてください<(_ _)>

いつも、いろいろなアプローチでの作句、興味深く見させていただいています(*'▽')

点数: 1

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網戸越し網硝子越し低気圧

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。長谷機械児様、いつもお世話になってます。

御句、季重なりは避けるべきかと、思います。私は「偉そうなことを言う初心者」ですが、俳句の最低限のルールである一季語、五七五は順守したほうがいいと思います。

提案句は網戸の季語を生かしとほうを載せました。この時季、低気圧が居座って雨を降らせるから低気圧と入れました。

 下五に置く季語を活かすのであれば、
 網硝子越しに暴れる秋の風
などはいかがでしょうか。

点数: 0

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添削対象の句『網戸越し網硝子越し秋湿』 作者: 長谷機械児
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