赤茄子は酸きが良し父箸を置き
回答者 イサク
こんばんは。はじめまして。
「こそ」「けれ」の係り結びがかっこいいですね。
中七までが父親の言葉だというのは理解できます。
下五の落とし方が少し残念で、「父は云ひ」にしても「父の言」にしても「父親がこういうことを言った・・・」という説明なので(そういう句は大量にありますが)、ここを少し変えたいと思いました。
とすると「酸いこそ良けれ」で七音も使ってしまっている点も、ちょっと変えたくなり・・・
なおじい様からの提案句が痛快ですね。
私の名前が出ているので何事かと思いきや、しっかりオリジナルの句になっているので名前が出されたのが恥ずかしいくらいです。
露地トマトは思いつかなかったなあ・・・
点数: 1
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お題「トマト」で作り始めましましたが、字数の都合と、句の内容の古めかしさから子季語「赤茄子」としました。
「最近のトマトは味がぼやーっとして好かん。酸味があってこそトマトじゃろーが」という父の一家言。
伝聞なので「~良けれと父は云ひ」が当初浮かんだ形でしたが、字余りになるので「と」を取り、下五を「父の言」としました。
「~良けれ」で切れて、ここまでの言葉が「父の言」だ、と読めるでしょうか?