「夏果つる祈りの色にゴッホの黄」の批評
回答者 三月幸暁
夏果つる、夏の終わりの時期なんですね。
「祈り」と「ゴッホの黄(ひまわり)」だけだとアルルでゴーギャンを待つゴッホ自身のこれからの共同生活への希望を持った祈りとも読めますが、「夏果つる」でそれがダメになってしまったことへの物悲しさが表され、現代からみたゴッホへの祈りなのでしょうか。共同生活が破綻したのは冬なのでちょっと私が読み違えた気もしますが…希望(夏)が果てたというのは強引でしょうか。
連作ひまわりは萎びた花もそのままに描かれていることから夏の終わりの物悲しさが二重に感じられるような気がします。
良い句だと思います。
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ゴッホの「ひまわり」の色の変化に思う。