「うぐいすや美しき声誰想ふ」の批評
回答者 ハオニー
はじめまして
発想が奇抜でオリジナリティがすごい人だと思われたいハオニーです
しかし自分で言うのもおこがましいですが、技術はきちんとしていますからアドバイスは割と正統派です
こちらの句、よく見るタイプの句ですね
「うぐいすや」と切れ字を用いているので「美しき声」と、鶯のイメージに近いことをわざわざ言ったのは疑問です
鶯は美しい声で鳴く、というのは多くの人が想像できることですから
そこを言わなければ、時間情報か場所かは描写できます
そして、文法的なところにミスがあります
これ、「想ふ」と古語を用いていますから、鶯のひらがな表記は「うぐいす」ではなく「うぐひす」となるのです
「誰想ふ」という読者に丸投げする終わらせ方はせず、先に言いましょう
倒置することで得られる効果は大きいです
これらを考慮すると...
君誰を思ふうぐひす啼く朝に
発想がよくあるところでも、描写次第ではオリジナリティが出せるのです
指摘事項: 新旧仮名遣いの混用
点数: 3
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姿を見せないうぐいすが鳴く美しい声は誰を想って鳴いているのだろう。