「臨終の言葉の如き花火かな」の批評
回答者 なお
こんにちは。負乗様、いつもお世話になってます。
御句、私も最初は線香花火を思い浮かべました。線香花火の、バチバチと火花を出して、最後にボトッと落ちる感覚はたまらないですね。我が人生、というか…。
御句は、ドーンと大きく花開いて終わる花火を臨終の言葉にたとえました。ということは、次のような状況でしょうか?
「◯◯◯(奥さんの名前)、有難う、お前のおかげで楽しい人生だった。
ちょっと先に行ってるよ…。◯◯◯(子どもの名前)、母さんを頼んだぞ。優しくしてあげてくれ…
ガクッ」
なんとも切ないですね。
これは提案の余地がありません。
ちなみに、当初私がひねり出した提案句は、
打ち上げ花火臨終の如く散る
というものでした。しかしこれでは負乗さんの言いたいことと違うな、と思って考え直し、提案無しに至りました。
ちゃんとした花火大会に行かなくなってもう何年も経ちます。これでは人生損したまま終わってしまう…。
点数: 1
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
花火は、華やかなものであるはずですが、昨今はコロナ禍とかで、花火大会も中止にしている所が多いようです。
昨年、それでも何発か予告なく、花火は上がりました。見物客もなく、人々は、おっ、と思うだけでしたが、、一発一発揚がる花火は、とても幻想的でした。なにか、それが人の臨終の言葉のように思えて…
美しかったですね。