俳句添削道場(投句と批評)

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書机に離婚届と蝉の殻

作者 白南風と黒南風  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

最近、離婚のリュース多いですよね‥

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「書机に離婚届と蝉の殻」の批評

回答者 鬼胡桃

こんばんは。
句についてですが、助詞に関してはイサクさんと被りますので、割愛します。
助詞についてですが、極端な例になりますと、(が)(を)(は)(に)(て)(も)は散文、つまり説明的になりやすい助詞であるため多用するべきではないと言われています。
助詞って難しいですよね。自分も悩んでしまう位です。
あと、句を投句しましたので、コメントお願い致します。

句の評価:
★★★★★

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「書机に離婚届と蝉の殻」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

こんにちは。白南風や様、いつもお世話になってます。

御句。いつもながらセンセーショナルな句をお詠みになりますね。今回は離婚ですか。

かぬまっこ様のご添削はさすがと思います。ものすごく俳句っぽくなります。というか、俳句とはこういうものだ、と見せつけられた気がいたします。勉強になりました。

けれど、今回は、私は原句を推させていただきます。というのは、この句では、蝉の殻は現実として書机の上に離婚届と一緒に乗っていなくてはダメなのです。原句はそれを強く感じます。
かぬまっこ様の句でも、実際に蝉の殻が書机の上に乗っているのであればごめんなさい、私の鑑賞力が足りないだけで、私もそちらに一票ですが、なんとなくそう思いにくかったので…。
この句の景は、机の上に、離婚届とともに蝉の抜け殻が置いてある。これは、その届を書いた人(多分女性)の心情を表している。いわく、「私はもう疲れ果てました。魂の無い抜け殻です」またいわく「今までの私から脱皮して、生まれ変わって違う人生を歩き始めます」というメッセージである。そう思いました。
離婚届を見た人(多分男性)が、蝉の抜け殻に気がつくか、さらに言えばそのメッセージに気がつくか。おそらく気がつかないでしょう。気がつくような人であれば、そもそもこのようなことにはならなかったでしょうから…。

なんですか、源氏物語でも読んでいる気にさせられる句でした。
あらためて、かぬまっこさんのご添削が、このようなこともすべて飲み込んだ上であれば、申し訳ありません。浅学め、とお笑いください。

点数: 1

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「書机に離婚届と蝉の殻」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

ちょっぴり、なおじい様に向けて書きますが・・・

まず、「蝉の殻」の意味は、なおじい様の考え方で全く問題ないと思います。そこが季語の力であります。

「書机に離婚届と蝉の殻」
元句のこの「に」と「と」のふたつの助詞は、説明の助詞になってしまっています。
特に「と」は「蝉の殻」という季語を「物体」として、書机の上の離婚届の横に固定してしまう助詞になっています。

かぬまっこ様の添削
・書机の離婚届や蝉の殻
この助詞の変更は、説明臭さを回避するとともに、「と」を「や」に変更することで、受け手の想像で情景が変わる句になります。

・離婚届の上に置いてある、でもよし。
・離婚届と並んでいる、でもよし。
・文箱の中に入っている、でもよし。
・なぜか床に転がっている、でもよし。
・ふと目を上げたら、窓の網戸についている、でもよし。
・離婚届を置いてせいせいして家を出たら足元に転がっていた、でもよし。

そういう効果のある切れ字「や」です。すごいな「や」。

単語や語順を変更せずにこの句の助詞だけを変える場合、おそらくこの用法が最もスタンダードで、最も効果的であると思います。ということで私もかぬまっこさんに一票。

もちろん最後に決めるのは作句者ですが・・・

点数: 1

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「書机に離婚届と蝉の殻」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

なかなか味わい深いですね。しんみりとして蝉の殻がとても効いています。
かぬまっこさんのご指摘がありましたが、
上五「に」がどこにあったの?書机にあったの、という説明に感じること、離婚届と空蝉が並立して机の上にあるより、離婚届からカットが変わって、空蝉の光景に行く方が、季語がさらに引き立つ感じもします。

僭越ながらかぬまっこさんの添削句に一票入れさせていただきますm(__)m

点数: 0

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「書机に離婚届と蝉の殻」の批評

回答者 しらさぎ

句の評価:
★★★★★

白南風様
おはようございます。
炎天の俳句の御意見ありがとうございます。文法がまだ不安ばかりで、後意見有難いです。

御句の蟬

かぬまっこ様の助詞 に、を、の に入れ替えピッタリ収まります。
佳句どーな思います。

点数: 0

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