雨あがり胸ボタン開けあおぐ虹
回答者 なお
こんにちは。卯筒様、いつもお世話になってます。
御句、いい感じなのですが、げばさんもおっしゃるように季語および季節感のある言葉が重なってしまっています。もう一つの大きな問題は動詞で、句の前半では「描く虹橋」これは主語がわかりませんが、どう考えても作者ではない。一方、後半の「扇ぐ」この主語は作者ですね。このように主語が異なる二つの動詞があることが、季語の点と合わせてこの句を複雑にしていると思います。
そこで提案句ですが、虹は外せないだろうと考え、晴れていた/雨上がりに晴れた(=炎天)ということで炎天は外させていただき、「シャツ」も「胸のボタン」としたからわかってくれるだろうと。また、「扇ぐ」は音数がなくなったので、虹を仰ぎ見る「仰ぐ」と掛けさせていただきました。
よろしくお願いします。
点数: 0
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
炎天にかかった虹と蒸し暑さでシャツの釦の部分を持って扇ぎ涼をとる様で夏のにわか雨を詠んだ句です。