俳句添削道場(投句と批評)

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静寂の潮騒沁みて蝉時雨

作者 藤田 真人  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

夏のひと時を表現したかったです。

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蝉時雨も潮騒も聞く静寂かな

回答者 なお

藤田真人様、こんにちは。

御句、浜辺も林も近くにあるところで詠まれたものでしょう。最初は、確かに、静寂と言いながら割としっかりした音の出るものを二つも並べてどうせいと言うの?と思いました。しかし眼を閉じてこの情景を思い浮かべると、蝉時雨も潮騒も、別にうるさい騒音であるわけはない。風情のあるいわば「日本の音」。これが同時に聞こえてきても、その中で静寂を感じるのはおかしなことではないな、というより感受性の強い風流人かもしれない。
提案句はそのような考えで詠んでみました。「沁みて」は、言わずとも十分沁みていることがわかるので(笑)、割愛しました。

小椋佳さんの「しおさいの詩」が頭の中に流れてきました。

句の評価:
★★★★★

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「静寂の潮騒沁みて蝉時雨」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★
★★

こんにちは。はじめまして、藤田真人さん。

御句拝見しました!静けさの中で音がより静けさを増すというのは詩的ですよね。芭蕉の句を思い出し、なるほどと思えます。

中七沁みての措辞ですが、心に沁みて俳句を詠むので省略可ですかね。
あと、蝉時雨という夏の季語、潮騒は季語ではないという人もいるようですが、静けさに季感の強い音が重なってきて、少しうるささが出てしまいました。どちらかに絞ってもよいかもしれません。絞った分何か具体性のある光景が見えるといいかもしれません。授業中シーンとなるとかすかに潮騒が聞こえてきたのか。電車が去って、ピタリと音が止まると、潮騒の音が聞こえるのか、さらに光景が見える要素を足すといいかもしれませんね。

教室の静寂を潮騒かすか

提案句は潮騒を季語としましたが、違うという意見もありそうです。勝手に教室にしましたが音をどちらかにした一例です。いかがでしょうか?

点数: 0

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潮騒に紛れ微かな蝉時雨

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。はじめまして。よろしくお願いします。

御句、「潮騒」なのに「静寂」とはこれいかに・・・禅問答の境地ですね。

◆結局、聞こえているのは「潮騒」なのか「蝉時雨」なのか・・・
◆文字面も、句から受ける情報としても、「潮騒」と「蝉時雨」が喧嘩しております。
◆「沁みて」何が、どこに沁みるのか・・・わからないので、それをはっきり書くか、省略するかの方が良いかと思います。

音の情報を重ねるのは難しいと思いますのでどちらかに絞った方がよいとは思います。が、あえて重ねるならという提案句を置いておきます。

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添削対象の句『静寂の潮騒沁みて蝉時雨』 作者: 藤田 真人
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