俳句添削道場(投句と批評)

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くろぐろと夜を往く蛾の大きさよ

作者 上原明治  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

灯りに向かわず、ただ夜を進む蛾が大きく驚いた。

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「くろぐろと夜を往く蛾の大きさよ」の批評

回答者 イサク

こんばんは。はじめまして。

初心者さんではなさそうですね?
句とコメントから推察して、コメントを残させていただきます。
◆句で伝えたいことが「蛾の大きさ」になっています。
 コメントでは、もう少し違い内容を伝えたいのではないかと・・・
◆このままですと、季語「蛾」で夏の句になります。
 「夏に大きな蛾が夜に飛んでいる」という内容のままでは、あまり珍しくない光景が想像されます。別の工夫が要るように思います。
◆上五「くろぐろと」は連用形なので「往く」にかかります。ということは意味は「蛾が夜をくろぐろと往く」になるわけですが、御狙いの意味とは違うのでは?と思いました。

・ひたすらに大きな蛾行く闇を行く
・街灯を逸れて大きな蛾の飛びて

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「くろぐろと夜を往く蛾の大きさよ」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

上原明治さん、こんにちは。御句の感想と提案句を置かせていただきます。厳しくしてくださいとのご要望ですので、そのつもりでお伝えします、

御句、蛾を詠んでおられますが、蛾は夏の季語ですね。この道場は厳しい縛りはありませんが、俳句は季節感を大切にしている文芸です。原則としてその時々の季節の句を鑑賞し合うことになっています。この道場も今は冬の季語で皆さん投句していますので、上原さんもできれば季節を詠んだ句が望ましいですね。

「くろぐろと」という形容が、何にかかっているのか分かりにくいです。「夜」か「蛾」かだと思いますが、どちらかはっきりしたほうがいいです。

また、俳句が蛾の大きさの印象だけの句になっています。コメントも蛾の大きさに驚いたとおっしゃっていますからそれでいいことのかもしれませんが、なぜ灯りに向かわずに夜の闇を飛び続けのか?まで詠み込めると味わいが増すと思いました。

提案句ですが、夏の季語のままの「蛾」ですと、

・大きなる蛾の飛ぶ夜や黒々と

「冬の蛾」にしますと、

・大きなる冬の蛾暗き夜を往く

ただ、「冬の蛾」という季語は私の歳時記では確認できませんでした。

偉そうにお伝えしましたが、私は初心者ですので的外れなことを申し上げているかもしれません。これからの他の方々のコメントもご参考になさってください。

点数: 1

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添削対象の句『くろぐろと夜を往く蛾の大きさよ』 作者: 上原明治
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