水撒きや鼓膜に蝉の入り込む
回答者 イサク
こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。
テーマから、「水撒き」と「蝉」の季重なりは避けられません。
主となる季語「水撒き」を上五に置いて「や」で切るのは、季重なりを少しでも気にならないようにするための常套手段です。
中七以降、「側」はいらない気がします。「朝」は、「水撒き」は朝の作業じゃありませんか?ということで削りたいです。
「鼓膜」があるので、「鳴く」「声」を入れなかったのはよいと思います。
あとは、「蝉」をいかに脇役にするか、です。
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日課のジャージャーと水撒きをしていたら、耳元(鼓膜)の近く、うるさく鳴き出した初蝉を聞いて夏本番を知る朝でした。
「水撒き」や「水やリ」などは「朝の蝉」との季重なりにならないかと迷いました。私としては日常の水撒きのつもりです。また、「水撒きや」の切れ字もどうしたものかと思ってます。
「ジャージャー」の水音から、蝉の「ミーンミーン」に意識が変化していきます。
どうぞよろしくお願いします