俳句添削道場(投句と批評)

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梅雨明けぬ子は待ちきれずわれさきに

作者 IT  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

授業の一環で詠んだのですがもっと良くなる気がして

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梅雨明けて子はわれ先に飛び出せり

回答者 なおじい

ITさん、こんにちは。

御句、拝読しました。お子さんは早く梅雨が明けて外で遊びたいでしょうね。お気持ちわかります。

御句については、すでにイサク様が的確なご評価をなさってますので、私からは何も…、いや、追い討ちをかけるように同じことを繰り返します(笑)。

授業でお作りになったとのこと、なんとなく昔風の言い回しにして俳句っぽくなっていますね。
しかし、ちょっと現代語で考えてみましょう。「梅雨明けぬ」これは梅雨が明けた!という意味ですね。「子は待ちきれず」子どもは待ちきれなくて、「われさきに」これはそのままですね。
さあ、ここで問題点。せっかく梅雨が明けたのに、なぜ「待ちきれなくて」ですか?明けたのだから「待っていられた」のでしょう?ここで辻褄が合わなくなっているのです。
一方、「待ちきれなくて」を生かすのなら、梅雨はまだ明けてはダメですよ。
でも明けさせましょう(笑)。そして「われさきに」。われさきに何ですか?大体想像はつきますが、私としては、これを書いてあげると、句に躍動感が出ると思いました。

そこで提案句です。どこへ飛び出したか?それは梅雨が明けて飛び出すのだから晴れ間へということで自明と省略させてもらいました。

以上、イサク様のご評価を大いに参考になさって、私のも少しは参考にして、ご自分の句を推敲なさってください。また投句してください。お待ちしています。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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梅雨明けの子は我先に晴れ間へと

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。

1.子は「われさきに」何をしようとしたのか。
 作者の頭の中には「飛び出す」「駆けだす」などの映像があったのだと思いますが、この句の場合は情報が足りず、句の受け手が「勝手に頭の中で穴埋め」せざるをえないのです。
2.「待ちきれず」何を待ちきれないのかが中途半端。
 上五「梅雨明けぬ」で先に梅雨が明けてしまっているのですが、子が待っているのはなんでしょうか?梅雨明けを待ちきれないのなら、上五がおかしいですね。
 私は、この「待ちきれず」をあきらめて削除してしまった方がすっきりすると思います。

という感じです。こうしてみることもできるよ、という例の句を置いておきます。

点数: 1

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