紅葉の一枚二枚落ちる夜
回答者 なお
ゆうま様、こんにちは。
厳しくしてくださいとのことですのでそのようにさせていただきます。
御句、秋も大分深まってきたという感じですね。私であれば、この句はもう少し後で出したいですね。これから夏本番ですから、紅葉と言われてもピンと来ません。みんな汗をかきながら涼を求めて句作していますので、その辺のご配慮もお願いします。
基本的に紅葉は、葉は落ちません。木の枝に溢れる夏の緑葉たちが、その位置のまま変色してそのままの佇まいを見せることに味わいがあります。そしてやがて耐えきれずに落ちていく。そうなると落葉で、また違う趣きです。
静かであるという状況を「静かな」というのは誰でもできます。悲しいと言わずに悲しみを、うれしいと言わずに喜びを表す工夫を考えてください。
提案句は、それまで我々の目を楽しませてくれた紅葉が、耐えきれず、枝を離れて一枚、二枚と落ちていく、その音が聞こえてくるような(静かな)夜だよ、というイメージです。
偉そうに失礼しました。
ゆうまさんは、秋になったら素敵な秋の句を詠めそうな気がします。楽しみにしています。それまでは夏の句をぜひ!
点数: 1
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夜は「よ」とよみます