「睡蓮を囲ふ白亜の病棟群」の批評
回答者 イサク
おはようごさいます。
コメントにある元句だけでなく掲句も、俳句を始めた頃の句ということですかね?
全体では私の初期の頃とは比較にならないぐらいまとまっていると思います。
「白亜の」という単語の前後「囲ふ」「病棟群」など置かれていることは、藤田湘子先生の言いそうな「陳腐」感はありますね。地蔵+雨、道端、竹というか。
組み合わせの問題は大きいと思うので、どの語を残すのかですけれど。
・睡蓮や病棟はいま池の中
点数: 1
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
昔見た日本映画のイメージからの連想で(その映画はボリス・ヴィアン原作の小説を日本舞台に置き換えたもの)。初案は、
睡蓮を囲ふ集中治療室
だったけれども、室内と睡蓮は無理があるか、と病棟の外に持って行きつつ、それでも囲まれているようにしたもの。
昨年に俳句を始めてから、一年が経ちました(こちらへの初投句はお題「トマト」の時期なので、もう少し先ですが)。ようやく一年、まだまだ初心者。この睡蓮の句はその頃の句。
俳句ポスト365というものを知って、その頃募集中の兼題は「睡蓮」だったので何句か作ってみて…、締切りを忘れてた(初めからこれだ)。
ちなみに、同時期に作っていたもう一句(↓)は、その後現代俳句協会のインターネット句会(互選形式。今は全くご無沙汰になった)に出して…、ゼロ点でした。
睡蓮や剣の護法童子の剣
こっちの方が基本の型(季語+やで始まり、体言止めで終る)で、結構よいと思ったのだけれど。連想の最初のイメージは、先と同じ映画だったりする…。