俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

車窓から潮の匂いとあの子の香

作者 白南風  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

先程の句は中8でした。。

想いを寄せていた人たちは、大体すれ違っただけでもいい匂いのするような人ばかりでした。

最新の添削

車窓から潮風に乗せあの子の香

回答者 なおじい

こんにちは。白南風様、いつも勉強させていただいております。

御句、私はつぎのような情景が浮かびました。窓が開くような電車の中で、あの子は窓側に座っている。あなたはその対角線の位置の席か、通路を挟んだ席に座っている。
時折り、潮の香りとともに、その(好ましく思っている)子の香りが鼻腔をくすぐる。
いかがでしょうか?
初めは潮の香りとさせていただこうかと思いましたが、あの子のほうを香りとすることで使い分けておられると思い、やめました。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

添削のお礼として、なおじいさんの俳句の感想を書いてください >>

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「車窓から潮の匂いとあの子の香」の批評

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

>凍蠅よ生産性の我にあるか」という句があったと思います。
>この生産性の我にあるかの「の」はどう合う意味でしょうか。
(正しくは「我にあるや」ですね。)

助詞は本当に難しくて奥が深いんですよ。
質問された立場でこんな事言うのも申し訳ないんですが、助詞というのはあまりに深すぎて、それらが持つ働きの違いをキレイに説明する事はかなり困難です。
なので、助詞を考える時は並べて比較してみるのが一番手っ取り早いです。

生産性の我にあるや
生産性は我にあるや

どうでしょう、表面的な意味合いは殆ど変わっていないように見えますが、細かいニュアンスがビミョーに違って見えませんか?
もし今の段階で違いが分からずとも、とにかくたくさんの俳句を鑑賞していく内に、徐々に分かってくるようになります。

>御句も猫の平然についてお伺いします。
>これは、猫の平然とした姿という意味の省略形でしょうか。

省略形…というのも少し語弊がありますね。
「慰霊の日のサイレン」という事象に対し、「猫の平然」という事象が重なっている…とでも言いますか。
これも僕のボキャブラリーの都合で上手く言語化出来ませんが、とにかく白南風さんなりに考えてみてください。
俳句という文学において、作者が用意した句意なんていうのは、ある意味どうだって良いんですよ。全ては読者にどう解釈されるかです。

たくさんの句を鑑賞する内に「作者はこういう意図でこの助詞を選んだんだな」というのが分かってきます。それが成功している句であれ失敗している句であれ。
そして鑑賞の注意として、十七音をただ流し読んでいてはいけません。鑑賞とは、作者が十七音に込めた思いを読み解く行為です。
仮に作者の込めた句意と違う方に受け取ったとしても、自分なりの解釈を見つけていく事がとても大事です。

他人様の俳句を詠み、自分なりの解釈を見つけ、その上で自分だったらどう詠むかを考える(添削)。これを繰り返していく内に、俳句の感覚が研ぎ澄まされていくはずです。

道のりは長いですよ、頑張って下さい。

点数: 1

添削のお礼として、秋沙美 洋さんの俳句の感想を書いてください >>

君の香の気になる電車夏の波

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

季語ですかね・・・?
おそらく夏の季節で詠もうとしているので、うっかりですよね・・・?

・車窓「から」潮の匂いがしたらおかしいですね。車窓「へ」入ってきたんでしょうか?
・潮の匂いのする「車窓」ですが、「あの子」はどこにいるのでしょう?
・「あの子」はちょっと言い方を変えたいです。片思いでも「君」で良い気がしますね。

点数: 0

添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

ランデブー今宵の柳葉魚未婚なり

作者名 秋沙美 洋 回答数 : 3

投稿日時:

万両やたわわに赤し吉招く

作者名 笙染 回答数 : 3

投稿日時:

照れる顔頬は桃色桜のように

作者名 さくら 回答数 : 0

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『車窓から潮の匂いとあの子の香』 作者: 白南風
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ