俳句添削道場(投句と批評)

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酌み交わす肴は京の夏料理

作者 森 教安  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

今日は4月とは思えないほど暑い日で、思わずこんな句を詠んでしまいました。京の夏料理と言えば、鱧でしょうか?

最新の添削

「酌み交わす肴は京の夏料理」の批評

回答者 腹井壮

森 教安さん、こんばんわ。いつも御世話になります。どこまで具体的な情景を盛り込んで良いかわからないとの事ですね。これは経験を積んでいくしかない部分も多いのは確かです。ですが「京の夏料理」や「小兵力士」では読者は想像する前に「京の夏料理ってどんなのがあったかな」「小兵力士ってだれがいたかな」と考えてしまいます。そうすると読者の集中力が途切れてしまいダラダラとした感じの作品になってしまいます。想像させるのと考えさせるのは別物だと私は思います。

風光る小兵力士の幟旗
風光る大翔丸の幟旗

相撲を良く知らない人にでもイメージが伝わるのはどちらかがハッキリする例だと思います。拙い説明でしたが何か足りない部分があれば遠慮なく質問して下さい。出来るだけお答えいたします。

点数: 2

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酌み交わす肴は京の夏料理の批評

回答者 三日酔いの防人

森教安様、今晩は。京の夏料理、魅力的なものが多いですね。
色々な料理を想像させようとしておりますが、それがかえって裏目に出ております。率直に鱧という季語で詠うことをお勧め致します。
鱧で一句
四合の瓶干しにけり祭鱧

点数: 2

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「酌み交わす肴は京の夏料理」の批評

回答者 腹井壮

森 教安さん、こんばんわ。いつも御世話になります。肴があれば料理の文字は不用ですね。それはさておきこの句には具体的な影像が浮かんでこないのが問題だと思います。

春愁に似し漢の一人酒
風光る小兵力士の幟旗

この二句は私の出席している句会で評価の高かった句です。句会では私より15才以年上の方が多いせいかどうしても影像よりも理屈を優先した句に人気があるようです。本格的に俳句の修行をされた代表も年齢のせいかこういう句を好んで選びます。ですが、一般的には理屈で俳句を詠むなと言われています。私ならば酔いどれ防人さんと同じく「夏の京料理」は「鱧」に置き換えます。また取り合わせの対象として伏見の日本酒の名前(〇〇〇山とか☆☆☆川)で京都の夏のイメージを演出してみますがいかがでしょうか。

点数: 2

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添削対象の句『酌み交わす肴は京の夏料理』 作者: 森 教安
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