行く春や渡せぬメモを丸めたり
作者 楠木雨水 投稿日
要望:厳しくしてください
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
最新の添削
添削一覧 点数の高い順に並んでいます。
行く春や渡せぬ文の三枚目
回答者 秋沙美 洋
楠木さん、こんにちは。
恋人へ書いた物か、親友か家族か…結局渡せなかった心情と季語が呼応していますね。
惜しいのは「渡せぬ」「丸める」にほぼ同じ役割を持たせている点。どちらかは省いてよいかと。
例えば「誰誰へのメモを丸める」とするだけでも、渡せなかったというのは明白なので、「渡せぬ」は省略可能です。こうすると自分にとってどんな相手なのかも描写する事ができます。
後は「メモ」という単語の選択がどうにも句と合っていないように思えます。渡すか渡すまいか葛藤する程の内容を、メモのような紙の切れ端に書いて本当によいのでしょうか?
点数: 2
添削のお礼として、秋沙美 洋さんの俳句の感想を書いてください >>
行く春や渡せぬ手紙鞄から
回答者 イサク
こんにちは。
雰囲気は良く出ていると思います。
だいたい秋沙美様と近いのですが・・・一点、
「渡せぬ」を省略すると、句の意味が通じなくなりそうです。「丸めたり」だけでは書き損じたのか?ということになってしまいそうです。
むしろ「丸めたり」は句の味付けなので変更は可能ですが・・・
メモは実景とのことですがメモの内容が想像しづらいので、俳句的虚構を使ってみましょうか・・・
点数: 2
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
その他の添削依頼
優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
春になると、思いだすのは、渡したい人に渡せないメモが有った昔です。