俳句添削道場(投句と批評)

女郎花さんの添削最新の投稿順の8ページ目

「満天に不意の彗星蜥蜴出づ」の批評

回答者 女郎花

添削した俳句: 満天に不意の彗星蜥蜴出づ

「バッキンガム宮殿」の句へ感想をいただきまして、ありがとうございます
やはり外国を詠むのは難しいですね
おっしゃる通り、英国へ日本が桜を寄贈していることもあり、英国人は桜は割と身近な植物のようです
だからこそ、英国と桜の取り合わせはイケると思ったのです

この句をコロナウイルスに絡めたというのは、「バッキンガム宮殿封鎖」という言葉自体です
我々の非日常と、桜の恒久性を対比した句だと自己分析していました

「蜥蜴出づ」は唐突な季語の選択に感じました
しかし、彗星の出現のイメージと近い季語の選択をしたのだと判断しました
そして、この季語のおかげで上(彗星)と下(蜥蜴出づ)の空間と時間経過がきちんと呼応しているなと鑑賞させていただきました

今まさしく起こっているから「に」を使う
その基本がそうり様には身についています
その上で「不意に」で自分の気持ちを説明することが勿体ないとも思います
そこを気にする方がいらっしゃるのは自然なことです
いい3音を私も考えてみました

満天に来(きた)る彗星蜥蜴出づ

点数: 2

「春夜を切り裂く750CCのエンジン」の批評

回答者 女郎花

添削した俳句: 春夜を切り裂く750CCのエンジン

「しゅんやをきりさくナナハンのエンジン」
こう読めば、全部合わせて17音ですね

ある程度、どのように読ませるかは調整できます
なんて読むか分かりづらいと、鑑賞するところまで行き着かない可能性が増します

春の夜を裂かん750cc(ナナハン)のエンジン

点数: 1

「花衣めかす地蔵の宿場町」の批評

回答者 女郎花

添削した俳句: 花衣めかす地蔵の宿場町

私は熱海は行ったことがありません
でも、熱海がメインテーマではないので俳句の感想を

お地蔵様がおめかしをしているように見える、桜舞う春の午後と感じました

その理由は「めかす」です
「めかす」がお地蔵様にかかっているとも、「花衣」にかかっているとも読めますね
花衣は季語としてはお花見のときの女性の晴着ですから、めかすが花衣にかかっているのなら余分な言葉です
ということは、お地蔵様がおめかしをしているというのが文法を分かっている人の解釈だと思います

もし、お地蔵様が有名なとある宿場町を訪れた女性を描いた俳句だとしたら、この表現では伝わっていないです
そうならば、また始めればいいものです

(俳句の評価は私の解釈が正しい前提のものです)

点数: 1

「恋猫やヘッドライトに目の光る」の批評

回答者 女郎花

添削した俳句: 恋猫やヘッドライトに目の光る

こんにちは
盛りのついた猫が夜の住宅街を徘徊していて、車のヘッドライトに反応した様子が見えてきます

シンプルに描くのは基本でありながら、なかなか上手に出来ないものです
基本が出来ていないと工夫が上滑りして、作品として成立しないことも起こります

基本が出来ているので、言葉を少し変えることが出来る句です
「光る」もいいですが、ここに恋猫の気持ちを代弁する言葉選びをするのも面白いと思います

恋猫やヘッドライトに目がギラつく
メス猫を落としてやるぜという感じ

恋猫やヘッドライトに目がおよぐ
うっかりしていたよという感じ

二度言いますが、シンプルに詠めることが大事です
でも、「シンプルに詠めたからこの句は終わり」ではもったいないです
そこは「始まり」なんですから

点数: 1

「恋猫やヘッドライトに目の光る」の批評

回答者 女郎花

添削した俳句: 恋猫やヘッドライトに目の光る

『猫の契』への感想と評価をいただきありがとうございます
『猫の恋』とは違う印象とのご意見が、とても参考になりました
「別に『猫の恋』でもいい」と誰かに言われそうだと、投稿したときは思っていました

季語として歳時記に載っているのは、多くが『猫の恋』で傍題に『猫の契(ちぎり)』というものがあります
傍題は「ニュアンスを変えた季語」と私は捉え、そのニュアンスが欲しいときに使うよう心がけています
その心がけが実ったようで自信がつきました

点数: 1

女郎花さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

惜春や地域総出の閉校式

回答数 : 4

投稿日時:

秋刀魚ひらいて武勇伝飛び交う夜

回答数 : 1

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終戦の夜にとまったラヂオかな

回答数 : 5

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敗戦の日の空を見よシュプレヒコール

回答数 : 4

投稿日時:

梅雨夕焼コロナ禍の校舎は昏し

回答数 : 3

投稿日時:

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その他の添削依頼

秋近し枝は光に根は土に

作者名 せこ三平 回答数 : 2

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落日は雲のうらがは花馬酔木

作者名 耳目 回答数 : 4

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かきくけここんちきちんのかき氷

作者名 葉月庵郁斗 回答数 : 4

投稿日時:

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