「満天に不意の彗星蜥蜴出づ」の批評
回答者 女郎花
添削した俳句: 満天に不意の彗星蜥蜴出づ
「バッキンガム宮殿」の句へ感想をいただきまして、ありがとうございます
やはり外国を詠むのは難しいですね
おっしゃる通り、英国へ日本が桜を寄贈していることもあり、英国人は桜は割と身近な植物のようです
だからこそ、英国と桜の取り合わせはイケると思ったのです
この句をコロナウイルスに絡めたというのは、「バッキンガム宮殿封鎖」という言葉自体です
我々の非日常と、桜の恒久性を対比した句だと自己分析していました
「蜥蜴出づ」は唐突な季語の選択に感じました
しかし、彗星の出現のイメージと近い季語の選択をしたのだと判断しました
そして、この季語のおかげで上(彗星)と下(蜥蜴出づ)の空間と時間経過がきちんと呼応しているなと鑑賞させていただきました
今まさしく起こっているから「に」を使う
その基本がそうり様には身についています
その上で「不意に」で自分の気持ちを説明することが勿体ないとも思います
そこを気にする方がいらっしゃるのは自然なことです
いい3音を私も考えてみました
満天に来(きた)る彗星蜥蜴出づ
点数: 2