「マジックを一つ覚えてクリスマス」の批評
こんばんは。
マイクを持って熱唱している顔が、あまりにも不細工すぎて、よく写真や動画に撮られてしまう、おくらです。
そうゆうことなら、なんとなく伝わってるんじゃないですか。笑
拙句「マイク」の句に、ご批評を賜り、誠にありがとうございます。
文法的に解説させていただきますね。
◆マイクさへ身を震ふ冬の熱唱
この句を読み解くにあたり、重要な単語は、古典文法に頻出する〈添加〉の副助詞「さへ」です。
現代語訳すると「⚫⚫だけでなく、◯◯までも」といった意味になります。
拙句では「⚫⚫だけでなく、マイクまでも身を震わす」という訳になり、「⚫⚫」には、〈詠み手であり、「熱唱」している「私」〉や〈「熱唱」を聴かされている「観客」〉が入ることを想定しています。
「マイクまでも身を震わす冬」と来たら、千日草様が想像されたように、〈寒いのかな…?〉と思いますよね?
そこに来て、座五「の熱唱」で、オチるわけです。寒いんじゃなかったのね、と。
声は振動なので、大音量で「熱唱」すれば、「マイク」どころか、壁や窓が震え出すこともあります。また、私の「熱唱」が観客の皆様の心を震わすこともあるでしょう。※ありません。
思い出したくない過去ですが、私がアジカンの「アンダースタンド」か「未来の破片」を大音量で絶唱した際、あまりに五月蝿すぎて、繊細な吾妹子が失神。救急車を呼ぶ羽目になった、という糞エピソードがあります…orz
それ以来、あまり一緒にカラオケに行ってくれなくなり、行ってくれても私は静かなバラードしか歌っちゃ駄目、という縛りを課せられることになりました。悲しきかな。
千日草様は、カラオケはお好きですか?
句会などで奇跡的な出会いを果たしたら、是非、日頃の鬱憤をはらしに、ご一緒したいものです。ただ、その際は、耳栓をお忘れなく。
明日も早いので、もう寝ます。
千日草様もご自愛くださいませ。