俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1227ページ目

「寒暁や煙突のけむシンと浮く」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 寒暁や煙突のけむシンと浮く

ちゃあきさん、こんにちは。御句の感想と提案句を置かせていただきます。

御句に関しては、結構コメント悩みました。その結果、レスが少し遅くなりました。
まず、「煙突のけむ」。煙のことを「けむ」と言わないことはないと思いますが、ここで「けむ」とお使いになるのは、なんとなく煙にすると中八になるから、という感じで、ちょっと違和感がありました。

次に「シンと浮く」。「浮く」はピッタリと思いますが、「シンと」というのがどうも…。「シーンと静まりかえる」とか言う意味のシンでしょうか?

そこで色々考えたのですが、何しろ煙突の煙で八音になるので難しい。ここで時間がかかりました。

提案句、最終的に次のようになりました。

・煙突の煙り動かぬ冬の朝

あまり面白くありません。すみません。出直しますm(_ _)m

点数: 1

「冬の夜どこかに見えるオリオン座」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 冬の夜どこかに見えるオリオン座

大谷柊輔さん、こんにちは。初めまして。御句の感想と提案句を置かせていただきます。

オリオン座は見つけやすいですね。というか、割と星座に詳しいつもりでいる私も、自信を持って同定できるのはオリオン座くらいです(笑)。

さて御句、季語のことと作句の方法については、先のお二人が詳しくアドバイスくださっていますので、私からは別のことを。
「どこかに見えるオリオン」とは、「冬の夜なら必ずどこかの空には見えているオリオン」という意味だと思いますが、ともすると、「私は見えていないが、どこかに見えるはず。どこかにあるだろう」という意味に取られることもあり得ます。そうすると、「この作者は見てもいないのにオリオンを詠んでいるな」ということになります。恐らく、大谷さんの意思とは違いますね。

そこで私の提案句です。すみませんが、上記の点だけお伝えしたいので、季語が被っていることはこの際スルーします。

・冬の夜必ず見えるオリオン座
・冬の夜僕を見守るオリオン座

どちらもあまりいい句ではないのですが、申し上げたいことは、作者にはいまオリオンがしっかりと見えている、ということを言いたいなということです。

点数: 0

「湯豆腐に喉鳴る至り手酌酒」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 湯豆腐に喉鳴る至り手酌酒

よしたさん、こんにちは。御句の感想と提案句を置かせていただきます。

御句、初読では「至り手」と読めて、何だろう?と。
でもその後が「酌酒」となってしまうので、ああそうか。手酌酒か、と。
でもそうなると余計に「至り」って何?と疑問が募りました。その点は皆さんと同じです。
まあ、恐らく、「そこに思いが至り」ということだと思いますが、それであればイサクさんのおっしゃるように助詞は必要ですし、というか、そもそもこの措辞そのものが必要ないのでは。
「喉が鳴る」につきましても、ご自身でも酒を飲む音か、鍋が美味しそうで唾を飲む音か明確でない様子。両方にかけるのは難しいです。

提案句は他の方々からすでにいいものが出ていますが、一応私も。

・湯豆腐の煮えるを待つや手酌酒

点数: 1

「コルク栓瓶にめり込みて寒雷」の批評

回答者 なお

添削した俳句: コルク栓瓶にめり込みて寒雷

こんにちは。げばげば様、いつもお世話になってます。
拙句「花の生涯枯葉かな」の「生涯/枯葉かな」のつながり(切れ)について、貴重なアドバイスありがとうございました。私も多少の違和感を持ちながら投句しました。何故なら、1. ここでの「花」は「桜」であること(句からはわからない)、2. 「花の生涯」は、人の生涯をなぞったからです。ご推察の通り、盛りを過ぎた男が枯葉を見て悔いはないとしつつもしみじみしている句です。俳句の形式的なところ、多少目をつぶってしまいましたm(_ _)m

さて御句。いわゆる取り合わせの句でしょうか。私は、げばさんが気にしておられる「世界が広がらないか?」という点は気になりませんでした。なぜかというと、私の好きな次の句を思い浮かべたからです。

鳥わたるこきこきこきと缶切れば
/秋元不死男

世界は広がっていると思います。
私もワインが好きでよく栓を開けますが、ごく稀に失敗します。そうすると頭の中で雷が鳴りますよ。「馬鹿野郎、下手クソ!」と(笑)。あ、これは寒雷とは関係ないか。

それより私は、句またがりが気になりました。げばさんのことですから、「寒雷」が四音だから仕方なく、などということはないと思いますが、それならなぜ?
コメントにある初句はとてもいいです。なぜこちらでなかったか?

私のワインのこだわりは、「コルク栓の赤ワイン」それだけです。

点数: 1

「バス停や鼠うろちょろ夕時雨」の批評

回答者 なお

添削した俳句: バス停や鼠うろちょろ夕時雨

こんにちは。ちゃあき様、いつもお世話になってます。

ちゃあきさんは日常のちょっとした出来事をうまく俳句にお詠みになりますね。うらやましいです。

さて御句、申し訳ないですが私は鼠が好きでないので、うろちょろされたら私でもギャーと言うと思います。そこで、あまりうろちょろさせないように勝手に変えてしまいました(笑)。

・バス停に鼠も待つや夕時雨

もし、屋根のある停留所ならば、

・バス停に鼠も宿る夕時雨

あまりじっとしていられるのも困りますが、提案句とさせてください。

点数: 1

なおさんの俳句添削依頼

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三寒も四温も母の腕まくり

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点滴のスタンド歩く春廊下

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要望:厳しくしてください

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