俳句添削道場(投句と批評)

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「海亀が沈みし先の八丈富士」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 海亀が沈みし先の八丈富士

肥川成可さん、こんにちは。
お久しぶりです。
御句拝読しました。なんか雄大な感じの句ですね。

主語述語の関係を「海亀が」と「が」でつなぐと散文的になってしまうようです。そこで「の」でつないでみます。

・海亀の沈みし先に八丈富士

下五の字余りを解消すると、

・海亀の八丈富士を目指しをり

私も八丈島へ行ったことはありますが、もう半世紀近く前のことで、景色は忘れてしまいました。残念です。

点数: 0

「車窓より眺む通学路の柳」の批評

回答者 あらちゃん

添削した俳句: 車窓より眺む通学路の柳

なおじい様こんにちは。
拙句『塾帰り』にコメント下さりありがとうございます。
お読みしてそのような解釈もあったのかと驚いております。
確かに塾が終わって浴衣を纏ったと思われるかもしれませんね。
ご提案句も良いですね。
『夕暮れて』に帰る意味が含まれている、なるほどと思いました。
いつも貴重なご意見をいただき、勉強させていただいております。
今後ともよろしくお願いいたします。

点数: 1

「貌黒きピカソの裸婦や夏に入る」の批評

回答者 こま爺

添削した俳句: 貌黒きピカソの裸婦や夏に入る

こんにちは。

ピカソは要らないでしょう。季語は木にじっとへばり付く蝸牛の生命力を愛でて、蝸牛です。絵のイメージも合うのでは。
"裸婦像が黒い眉付け蝸牛

よろしく。

点数: 1

「行く春へ点けつぱなしのウインカー」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 行く春へ点けつぱなしのウインカー

ちゃあきさん、こんにちは。
御句拝読しました。またまた、日常のなんでもないような光景をきれいに俳句にお詠みですね!面白いです!

ただ、原句の「点けっぱなし」ですと、ドライバーさんの意思が感じられます。もしかしたら、わざと点けっぱなしにしているのかもしれない、というような。
そう思わせるのが狙いであればいいのですが、客観的描写が俳句の基本だとすれば、「点きっぱなし」のほうがいいような…。

その意味では、こま爺さんの「点滅のまま」もいいかもしれませんね。

私は、

・行く春やウインクやめぬオートバイ

あっ、これでは言ってることとやってることが違う!客観的に!

・行く春やウインク止まぬオートバイ

なお、私は「行く春へ」よりも「行く春や」がしっくりきたのでそうしましたが、根拠はありません。
よろしくお願いします。

点数: 1

「塾帰り浴衣を纏ふ少女かな」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 塾帰り浴衣を纏ふ少女かな

あらちゃんさん、こんにちは。
継続的なご投句、素晴らしいと思います。
御句拝読しました。面白い光景ですね!確かにこれからお祭りに行く、そんな感じですね。

ただなんとなく、「纏ふ」が二重の意味で気になりました。
一つは浴衣を纏う、というのか?確かにいうかもしれませんが、浴衣だけとか、浴衣を着る、が自然のような。

もう一つは、原句ですと、塾は普通の洋服で受けて、塾が終わった!さて!とカバンから浴衣を取り出してバサっと纏った、そんな雰囲気があるのです(すみません、ひねくれてますか?)

竜子さんのご提案句もいいですが、

・夕暮れて塾に浴衣の少女かな

「夕暮れ」で「帰り」の意味を含めたつもりですが…。
よろしくお願いします、

点数: 1

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