添削と批評一覧最新の投稿順の15557ページ目
「恥じらいの寒緋桜は下を向く」の批評
「いつ来ても主奥より種物屋」の批評
「花筵五人の一人座らざり」の批評
回答者 よし造
添削した俳句: 花筵五人の一人座らざり
数詞シリーズ3弾ですね。これは俳句らしい俳句で私にもわかります。よいですね。
ほどよい謎解きもありますし。四人で一人というと何か「寒い」感じがしますが、五人だから、お花見の楽しさは壊れていませんね。この数字成功だと思います。
点数: 2
果ての地の大き氷柱や息を飲む
回答者 イサク
添削した俳句: 最果ての凍てつく氷柱振り返る
こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。
御句拝読しました。
・「最果ての」・・・私は北海道が好きなので「最果て」=「知床や稚内」と連想しますが、普通の感覚では、この単語は寒い場所ばかりではないですね。
・「凍てつく氷柱」・・・これで表現されているものは「凍っているつらら」です。季重なりの意味重なりで、「凍てつく」を外すべきです。
・「振り返る」・・・「振り返る」という単語自体にはあまり情報量はありません。なにをしている状況から、なぜ「振り返った」のか、句の中で感じさせないといけません。しかも御句の場合、「凍てつく氷柱」が「振り返った(擬人法)」という誤読の可能性もあります。
・「最果ての氷柱」・・・この語の並びで、意味がわかるでしょうか?
以上の点からの提案句が上の句です。
が、これでもまだかなり散文的なので、不要な情報を削っていく必要があります。感動したという自分の動作を入れる必要はないですね。「大きい」ということを具体的に表現すると少し良くなるかと・・・下の句はわざと「の」を多用しています。
・地の果ての背の丈ほどの氷柱かな
点数: 0