俳句添削道場(投句と批評)

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泉には恋敵の顔浮かぶよう

回答者 イサク

添削した俳句: 瑠璃色の泉に浮かぶ恋敵

こんばんは。

想像の句ということですが、ちょっと意味がわからないですね・・・

・「瑠璃色」なのは「泉」?「恋敵」?
 「泉」だとしたら何が瑠璃色なのでしょうか?水の色?何かの比喩?
 「恋敵」だとしたら服の色?それとも別の比喩?
・中七下五「恋敵が泉に浮かんでいる」という意味になりますので、人が浮いていることになります・・・自分が恋敵を殺したのでしょうか・・・サスペンスです。

とにかく上五「瑠璃色」である物と意味、中七下五の死体が浮いてそうな表現、それぞれ意味がわかりません。
提案句も無理やり作りました。中八で、泉を季語としている意味も出ていません。

「八重姫」を調べてみても、ちょっと表現したいことがわかりません。伝承では、恋に破れたというよりは、父親に振り回されただけのような・・・ドラマか何かで別の表現があったのですかね?

点数: 0

好きな唄聞いて散歩の若葉晴

回答者 イサク

添削した俳句: 若葉冷踵を減らす声陽水

こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。

山頭火の句集に影響を受け・・・ということですね。

良い俳句を生み出すコツはあるので、まずは卓鐘様の長文コメントをご確認ください。
初級・中級の内容をそれぞれ語っておられますので、理解できない点はおいおいと・・・
それ以外で気になるところを。

◆相手に伝わるように
まず大前提。
他の文学や詩と同じく、俳句も『他人に読んでもらう言葉の芸術』です。
他人が理解できないように作ってしまっては、言葉の芸術としてはあまり意味がないです。
中七下五「踵を減らす声陽水」の意味を、説明なしに理解できるひとがどれだけいるか・・・ちょっと考えてみてください。
山頭火の句はとてもわかりやすい、理解しやすい、シンプルなものが多いと思いますが、どうでしょうか?

◆リズム
山頭火の自由律は自由律と言いながら、とてもリズム感があり、相手によく伝わるものです。「俳句として自由」なのであり、「自由だからどんなリズムでもいい」というものではありません。
そこが身に付くまでは、五七五の基本のリズムに助けてもらった方が、よいと思います。

季語
「若葉冷」この季語を、誰かの句からもってきたのか、ご自身で調べたのかわかりませんが、この句にとってとても良い季語を選んでいると思います。
ただ、コメントを見ると少し意図が違うような・・・?
判断しかねるので、ひとまず次の俳句に期待します。

他、卓鐘様のコメント「三段切れ」「詰め込み過ぎ」も見ておいてください。
シンプルに作り直してみると、下のようになります。
・陽水を聞いて散歩す若葉風
・風涼し散歩の耳に陽水を
個人的には、「陽水」であることを前面に出さなくても、句の持つ雰囲気はさほど変わらないと思いますので、私が作るならば「陽水」を削って他の要素を入れるような気がします。

点数: 2

「若葉冷踵を減らす声陽水」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 若葉冷踵を減らす声陽水

ただ、陽水は秋の季語なので、季重なりも有りましたね。(嘘)

夏がす〜ぎ〜・・・

点数: 1

若葉冷陽水の歌くちずさみ

回答者 卓鐘

添削した俳句: 若葉冷踵を減らす声陽水

俳句の世界へようこそ!若い方は、きっと飲み込みが早いと思うので楽しみながら頑張ってください。とはいえ、僕も俳句歴2年のペェペェなんで一緒に頑張りましょう。
そして楽しくなってきたら、技法も是非勉強してみると良いと思います。

僕も大した歴はないので、間違うこともありますが、それでも勉強してきたことを一定お伝えすることはできると思うのでご参考にしていただければ。

それでは御句の批評コメント書かせていただきます。

「若葉冷」という良い季語を選びましたね!若葉が生い茂り始めた頃の清々しい肌寒さの散歩を詠んだ。良いと思います。ですが、中七・下五にいくつか問題があります。少々長くなりますがお付き合いください。

[三段切れと句のリズムについて]
句の途中に「切れ」(意味の切れ目とひとまず理解してください。)が2つあることを「三段切れ」と言います。(最後も入れて3です。)
三段切れは、基本的にうまくいくことが少ないので、意図を持ってやる場合以外には極力避けてください。
なぜ、うまくいかないかというと、ぷつぷつと切れることで、句全体がリズムの上でも句の世界でもせわしなくなるからです。リズムも場合によって勢いを出せるので稀に効果的に機能する場合はありますが、御句の場合はゆったりとした光景なので、そこでぎくしゃくしたリズムにすると損をします。
若葉冷え / 踵を減らす声 / 陽水 (減らすは、普通に読めば声までにかかってくる)
御句は、上のような5・9・4というゴツゴツしたリズムです。さらに、2回切れが入っているので、若葉冷の光景が広がって、すり減った踵のアップと声(???)、陽水が出てきて(井上陽水の歌のことを言いたいとはわかるものの)普通に読むとちゃんがらです。
解消は、簡単です。中七と下五をちゃんと意味が繋がるようにするのです。
「踵を減らす陽水の声」(字余りですが、意味が通らない語順よりまし)

・ひとりよがりの表現
こんな気持ちのいい日に、井上陽水の歌を聞いていると、気持ちよく散歩できて踵がすり減るくらい歩いても全然大丈夫。のようなことを言いたんだと推察しますが、さすがに「踵を減らす(陽水の)声」という表現では伝わらないです。
まず、「踵を減らす」で散歩を思えないです。(コメントがあったからわかったけど)単に気持ちのいい若葉の肌寒い時に、踵がする減ってるんだなぁくらいにしか思えません。そこに、踵を減らしているのが声????で、もうパニックです。で、追い討ちの井上陽水です。。。

・詰め込みすぎ
俳句は17音しかありません。なので、いくら事実であってもそれを全部詰め込んでももしくは、連想がしにくい物を取り上げても、わけがわからなくなるだけです。
・一番伝えたい状況やものを明確に決める(より具体的に)
・それを伝えるための効果的な物を探す(実景でなくても有り得る嘘はついて良い)
これを意識してみてください。
「初夏の肌寒いけど清らかな気持ち良い散歩」を伝えるのに、何をどこまで入れこみましょうか。「若葉冷」「井上陽水の歌」「すり減った靴」「気持ちの良い散歩」これを全部入れ込むのは俳句の器では無理です。(意味がわからない句になります。)
真っ先に捨てるべきは、「すり減った靴」ではないか?と思います。なぜなら、「すり減った靴」では歩き疲れたしんどいそんな連想が浮かびます。いやそうではなく、すり減るくらい歩かされるほどの気持ちの良い散歩なんだというのを17音でわからせるのは至難だからです。

提案句は、「若葉冷」「井上陽水の歌」の二つで、なんとか気持ちの良い散歩を想像してくれる人も出てくるかなぁくらいの容量で知恵を絞ってみました。
実際に声を聞いている光景は、描けてないですが、読み手の脳内に井上陽水の声が流れます。

ここまで書いてあれですが、「陽水」は「井上陽水」のことであってますよね?^^

点数: 3

「泉底に重なり積もる斧いくつ」の批評

回答者 登盛満

添削した俳句: 泉底に重なり積もる斧いくつ

こんばんは。
泉の句への添削いただきありがとうございました。低気圧不調で寝込んでいて、頭がボーっとしていて、ブルーコメッツと勘違いと言う失態をしてしまいすみませんでした。皆様、お付き合いして下さり感謝しています。
御句拝読させていただき、こちらが本当のユーモアだと感じました。
ちなみに、私は、いつも銅だと正直に言ってはとても後悔しています。

点数: 0

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