「水鳥や八分休符の効いた曲」の批評
添削した俳句: 水鳥や八分休符の効いた曲
こんにちは。いつも勉強させていただいています。
たのしい句ですね。八分休符に見えるなんて、すてき。見立ての句なら断定していまう方が佳いかもしれませんね。
水鳥の八分休符となりゆけり
省略すぎて、どういうこと?となるかな。でも想像したくなる面白さはあるかも。
点数: 2
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添削した俳句: 水鳥や八分休符の効いた曲
こんにちは。いつも勉強させていただいています。
たのしい句ですね。八分休符に見えるなんて、すてき。見立ての句なら断定していまう方が佳いかもしれませんね。
水鳥の八分休符となりゆけり
省略すぎて、どういうこと?となるかな。でも想像したくなる面白さはあるかも。
点数: 2
添削した俳句: エプロンの縫い目勤労感謝の日
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
とっても好きな句です。
抑制が効いてます。ほつれ、とか言いたくなりますが、作為が見えるので、縫い目とモノのアップにとどめて季語に任せてる点。
九音季語をうしろに持ってくるタイプは内容的にも、韻律を整えたい。
そこも、ぬいめきんろう、とくまだかりでも575で読めるような配慮が素敵です!
点数: 1
添削した俳句: 三味線のばちの勢ひ秋暑し
こんにちは!
あ、蛙星さんって私の知ってる蛙星さんですかね。
御句。勢いがある句ですね。秋暑し、で勢いが伝わるので、勢いと言わずにおくか、季語の暑しを避けるか、というところかもしれません。秋暑として要素を足すことも可能です。たとえば、いかがですか?
三味線の跳ぬる秋暑の夕べかな
点数: 2
添削した俳句: 行く秋やねこにフェンスのすきまあり
こんにちは。
いつも的確なコメントありがとうございます。
御句。フェンス来た!!!出会ったころはフェンスばかり詠んでるフェンスのひとでしたから、なおじいさんが喜ぶのもわかります😉懐かしいなあ。
初読、フェンスに猫のすきまがあったのかと思ったら、猫に、なんですね。猫がいるくらいの隙間があった、ということかな。
隙間、が、通れるくらいの抜け穴をさすのか、猫がいられるくらいのスペースを表すのかでも景は少し変わってきますね。
あえて置いてる「あり」も気になりますね。私が「あり」で詠んだら、「あり」は必要な「あり」?省けない?ゆるくない?って聞いてくれそうだし。
最初は
行く秋のフェンスに猫のすきまかな
こういう景かなとおもったけど違うのかな。違うんだよなあ、きっと
すきまにスポットあててるはずだし。でも猫にフェンスのすきまがあります。となると、叙述のかたちが少し気になるから、
行く秋をフェンスの隙間なる猫は
こんな形は?いや、猫にスポットがあたるなあ。
やっぱり
行く秋のフェンスに猫のすきまかな
こういう句意ではないのかなあ。いろいろ考えたけどたどりつけてませぬ。
点数: 1
添削した俳句: 色鳥や俳句ポストに名前あり
こんにちは。
げばげばと申します。
お褒めいただいてありがとうございます。むずがゆいです。
発想の勉強ってなかなか難しいところです。何か本を読んで発想の仕方を学ぶということでもなく、日ごろの生活のなかで何か気にとまることを書き留めておくということに近いです。プチの発見でもいいので、あ、なんかいいなあと思うことを書き留めておく感じです。今日入選をいただいた句でいうと、
「かなしびのちぎれて秋の雲と雲/げばげば」
これって、かなしいなあと思って空見てたら、秋の雲がちぎれて秋の雲と雲になったのをみてほっこりした」というだけの景です。
でも、雲がちぎれて雲と雲になった、という事実を少しずらして、かなしみがちぎれて雲と雲になったんだよ、というだけで、詩が少し生まれるような気がしませんか。
とてつもない発想をするというよりは、
・いいなあと思う景を書き留めておいて
・それをどう表現するか
かもしれません。
そういう意味では、勉強をするなら俳句の型や構造というものを勉強するのはとても役立つと思います。
とくに、関係ないものをぶつけて詩を生む取り合わせの二物衝撃タイプの構造は、関係のあるものをつながないという意味では、勉強しておくと役立ちそうですね。
胸骨=鳥籠、と銀河、は関係ないけど、どこかで少し触れ合っていないか、その触れ合っている部分をたのしむ、という感じです。
いろいろ試して試行錯誤です。私も初学のころはもちろん今もずっと試行錯誤です。そこがおもしろいです。
点数: 1