俳句添削道場(投句と批評)
なおさんのランク: 師匠2746段 合計点: 8,356

なおさんの俳句添削依頼

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点滴のスタンド歩く春廊下

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風花を吹雪とぞ呼ぶ都会の子

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マラソンの応援暖かき背中

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あちこちと集団下校寒雀

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億ションに消えてゆく人石蕗の花

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なおさんの添削

「初物や筍飯に香そえて」の批評

添削した俳句: 初物や筍飯に香そえて

ネギさん、こんにちは。
御句拝読しました。季節を感じる句ですね。詠み直し前より格段に良くなっていると思いますよ。

でも、気になりました点がありますのでお伝えします。
「筍飯」という季語は、「初物の筍が手に入ったので、筍飯にした。炊き上がったら、いい香りがする」という意味まで含んでいます。
読み手は、筍飯という2文字を見ただけでそこまで想像して、お腹が鳴ると思いますよ。

それからしますと、御句、季語の力をお使いになっていないと言うか、重複しています。「初物」は不要ですよ。あと、例えば「そら豆」とかでも、初物という形容はしなくていいと思います。

また、下五の「香そえて」ですが、これはなんと読ませますか?音数からいくと、「こうそえて」となり、香の物、つまりお漬物を添えてという意味に取れます。
でも、前の句からすると、そういうことではないですね。筍飯の香りに、木の芽の香りを添えてということですよね。
それなら、「香(か)を添えて」とか、「香り添え」にした方がいいですよ。

・木の芽添え筍飯に手を合わす

これは、一応提案として置きましたが、私の手元の歳時記では「木の芽(きのめ)も季語なのです。また、下五の「手を合わす」は初物なのでという意味ですが(我が家ではこういうとき仏壇に供える)、動詞が2個になるという欠点があります。
でも一応置かせていただきます。
よろしくお願いします。

点数: 0

「うつむきし花盗人や避けズボン」の批評

添削した俳句: うつむきし花盗人や避けズボン

小沼天道さん、こんにちは。
御句拝読しました。避けズボンは、変換ミスで、頓さんのおっしゃるように裂けズボン、つまり、最近の若者がよく履いている、(わざと)裂け目を作ったようなズボン(ジーンズが多い)ですね。
天道さんは、花盗人の気持ちは、そういうズボンを履いている人のような気持ちでは、とのことですが、私はちょっと違う捉え方をしました。

・うつむきし花盗人の裂けズボン
・うつむきし裂けたズボンの花盗人

裂けズボンを履いた花盗人がうつむいているという光景で、切れは入れませんでした。捕まった?返しに来た?
よろしくお願いします。

点数: 1

「都会から転校生やスイトピー」の批評

添削した俳句: 都会から転校生やスイトピー

春の風花さん、こんにちは。
御句拝読しました。いいですねー。「転校生」というだけで、すでにドラマですねー(笑)。

私もヒッチさんと同感で、「都会からの」、としたいと思いました。
確かに字余りではありますが、上五ですのでリズムは吸収できると思いました。「都会から」だけですと、来た方角を示す感じが強いですが、「都会からの」にしますと、都会の華やかさとか、憧れ的な印象が強まるような気がしたからです。

・都会からの転校生やスイートピー

ちなみに、「スイートピー」も、季語ですし長音が多いですから字余りにはならないですよ。

あと私は、「都会の」もありかと思いました。

・スイートピーある日都会の転校生

なんか面白くないですか?ダメ?
よろしくお願いします。

点数: 2

「朝食の皿洗い終え躑躅かな」の批評

添削した俳句: 朝食の皿洗い終え躑躅かな

万年雑草さん、こんにちは。
御句拝読しました。土日でキャンプ!いいですねー。私も行きたいなー。最近は山歩きすら遠ざかっていて、もっぱら温泉旅館巡りです(笑)。

さて御句ですが、イサクさんと少し似ていますが、二点気になりました。
一点目、意味的に中七で切れていて、キッチンから急に外(お庭)の景色になる点。これは、朝食の片付けを終えてホッとして外を眺めた時の句、ということでわかると言えばわかります。でも…。

二点目、一点目に関係するのですが、中七で切れが入るので、下五の「躑躅かな」がとって付けたみたいになっていることです。
下五に、季語+「かな」の場合は、上五はまだしも中七以降は一気につなげたいです。

私は、家での朝食という日常もいいですが、せっかく、キャンプという非日常の体験の中からの句ですから、そこを詠み込みたいと思いました。

・皿洗うせせらぎ映す躑躅かな
・共同の水場を覆う躑躅かな
・飯ごうを洗う河原の躑躅かな

みんな、野外を意識してみました。よろしくお願いします。

点数: 1

「鳥の巣の鳥の出入りの忙しく」の批評

添削した俳句: 鳥の巣の鳥の出入りの忙しく

ゆきえさん、こんにちは。
御句拝読しました。いい句ですねー。鳥の巣に出入りするのは鳥に決まっているかもしれませんが、その鳥の繰り返しが下五の「忙しく」につながっていくので悪くないと思いました。
私は個人的にかもしれませんが、下五は「忙しなく(せわしなく)」が好みかなぁと思いました。「忙しく」の「が」が無い分、調べがいいかなぁと思って。
よろしくお願いします。

点数: 1

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