俳句添削道場(投句と批評)
イサクさんのランク: 師匠2256段 合計点: 6,885

イサクさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

人の句は人の子である時鳥

回答数 : 39

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手の甲にねぎの絵を描く二月尽

回答数 : 5

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征く雲の集める星や龍天に

回答数 : 45

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寒空の彼は飛行機か明星か

回答数 : 7

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いつ見ても濁る側溝寒雀

回答数 : 36

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イサクさんの添削

「白猫に積もり積もりしふゆげしき」の批評

添削した俳句: 白猫に積もり積もりしふゆげしき

おはようございます。はじめまして。

◆説明がなければ下五は「冬景色」としか思えず、「なぜわざわざ平仮名にしているんだろう?」という疑問だけ残りました。
 コメントでやっと「下五にふたつの意味にかけて、そのために平仮名にした」ということは理解しましたが、これはわからないなあ・・

◆コメントを読まずに句だけ見た場合「【冬景色が積もる】という表現・文章がおかしい」という感想も出るのではないかと思います

俳句で「かけことば」はあまりお勧めできません。
 川柳と違って、ダジャレ感は俳句の詩を損ねる場合が多いです。
 (川柳については、かけことばにこだわらないものもあるようですが、詳しくないのでこの辺で)
 かけことばにしてしまったせいで、季語「冬景色」の力が弱まってしまったのではないかと推測します。

実際は「冬景色」ではなく「冬毛」を見ているとのこと。「積もる」は「冬景色」には合わせにくいので、提案句は「冬毛」にします。

・白猫に積もり積もれる冬毛かな

点数: 0

「まどろみのまぶたにのこるしろげしき」の批評

添削した俳句: まどろみのまぶたにのこるしろげしき

おはようございます。

こちらの句、ツッコミどころはいっぱいあるのですが、とりあえず数点お伝えします。
季語がありません。「しろげしき」は「白景色」という造語でしょうか?
 コメントには「雪景色」。
 「雪景色」ならば季語なのですが、「白景色」にした理由は・・?
◆さらに
 コメントでは「目を閉じると初雪の様な綺麗な雪景色が見えるって感じ」。
 つまり「初雪」も「雪景色」もここには存在しないということですよね?目を閉じたときにまぶたに裏に浮かんだ映像・妄想ということでしょうか。
 ということは、この句はいつの季節の句なのでしょう・・・

句の中にはできるだけ「有り得るべき季語」を詠みこむことをお勧めします。
たとえば季節ががらっと変わりますが

・まどろみのまぶたにのこる海水浴

その他のツッコミどころは、その段階の先で・・

点数: 1

「戸を開く年越し近し冬の道」の批評

添削した俳句: 戸を開く年越し近し冬の道

こんばんは。
初心者さんですね。よろしくお願いします。
五句とも拝見しました。五七五のリズムはある程度とらえているようです。次は季語の勉強をおすすめします。

こちらの句はいろいろと直しどころのある句なのですが、大きくふたつをお伝えします

◆年越しという季語がありますので、「冬」と季重なりしています。
 さて、どちらを残しましょうか
◆戸を開く/年越し近し/冬の道
 意味が三つに切れていて、それぞれ並列になってしまってぶちぶち切れて読み心地がよくないです(三段切れという状態です)
 上五と中七、あるいは中七と下五をひとかたまりの言葉にするように意識すると、こういう状態にはなりにくくなります。

たとえばこんな感じです。
・玄関より年越し近き道へ出づ
正解はひとつではありませんので、いろいろ研究してみてください

点数: 2

「三味線のばちの勢ひ秋暑し」の批評

添削した俳句: 三味線のばちの勢ひ秋暑し

こんばんは。
私の知っている蛙星様でしょうか。もしそうでしたら、こちらでは私はキャラが違いますのでよろしくお願いします。

御句、取り合わせの形はできていると思います。

「勢ひ」という単語が説明的に見えて、「暑し」という部分と近く感じます。
勢いがあることは「秋暑し」という季語に託して、「勢ひ」とかは言わずにおきたいと思いました

・三味線のばち生き生きと秋暑し

点数: 1

「白露が恐ろしいほど澄んでいる」の批評

添削した俳句: 白露が恐ろしいほど澄んでいる

おはようございます。はじめまして。
授業の課題ということですね。こちらで出た句やアイデアをそのままコピーせずに、ご自身でお考え下さいねー

「白露」には「しらつゆ」と「はくろ」と読みが二つあり、意味も二つあります。御句は「しらつゆ」ですね。

◆意味は分かる句です。ですが句の中に矛盾するワードが・・
 「白露(しらつゆ)」は「露(つゆ)」の美称で、「露が光って白く見える状態」のことです。
 この句を見ると、「白く見えるのに澄んでいるってどういう状態やねん」というツッコミを入れたくなります。
 (例えば「朝露」に変えるなど)音数や語順を調整して「白」を外し「露が澄んでいる」という意味にすれば、一応俳句として成立します。

◆ただ、感動したのかもしれませんが、先の方のコメントに出ているように「露が澄んでいる」のはやや当たり前なところ。
 この句では「恐ろしいほど」という強調が句のポイントになっていると思います。ここの強調をこのままにするか、他の言葉にするか。

◆俳句は【韻文】が基本で、この句は【散文(普通の文章)】になっています(「韻文」「散文」の正しい意味は辞書やネットで調べてください)。
 散文を活かす俳句もありますし、絶対ダメというわけではありません。課題として【散文】のままでいいかどうか、ご自身でお考えください。

授業なので、あとは教科書や参考書を駆使してください。
ネットの情報には嘘・間違い・大げさな情報も多いので、間違った情報をあまり広めないようにお願いしたいです。上手く使ってください。

点数: 1

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