俳句添削道場(投句と批評)
イサクさんのランク: 師匠2263段 合計点: 6,906

イサクさんの俳句添削依頼

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北の地に木の芽は今日もふくらみて

回答数 : 48

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陽炎や折りたたみ傘或る右手

回答数 : 28

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みづのえの吉野染めいそぎて落花

回答数 : 20

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見返りて名残る札幌雪まつり

回答数 : 5

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一切を句の種として三月尽

回答数 : 41

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イサクさんの添削

「山影を白く包みし夕たきび」の批評

添削した俳句: 山影を白く包みし夕たきび

こんにちは。

下五の着地が「夕焚火」という火の元付近の映像で終わっており、「白く包みし」だけでは煙の想像ができませんでした。この形では「煙」と言ってしまった方が得だと思います。

「煙」を入れれば「白く」という説明が想像の範囲に入ってくるかなと思います。あとは「山影」で夕方という想像ができるのであれば「夕焚火」の「夕」を外すなどの案も考えられます。
何を省略して何を残すか、というところでしょう。

・山影を包む焚火の煙かな
・夕焚火煙は山を包むやう

点数: 0

「冬嶺や眼下を分かつ大河見ゆ」の批評

添削した俳句: 冬嶺や眼下を分かつ大河見ゆ

おはようございます。

経過は見ております。細かな推敲ばかりになってしまっていますね。

◆たぶんですが、
 「自分が冬山を登って頂上までたどりついたんだ!」と主張したいという理由で季語を選択しているようですが、季語【冬嶺】が噛み合っていません。
 感動しているのは季語【冬嶺】から離れて【自分が頂上から眺めた眼下の大河(と平野?)】です。
 季語【冬嶺】の本意が生かされておりません。
 かといって、季語が理屈で繋がっているので、「季語」と「関係ない十二音」の取り合わせの句とも言い切れず。

ヒッチ俳句様の「別の季節に同じ眼下を見る景色と何か違うのですか?」というコメントも、その印象から来ているのではないかと思います。個人的には、眼下の雪景色を想像したので「冬」の意味はありそうだとは思いますが、そもそも「山の季語」である点が生きていないと感じます。

◆伝わらない理由として、
 「冬山に登った」「山から地上を眺めた」「地上が大河に分かたれていた」と、一句に入れたい情報が多すぎる、という点もあります。それぞれ少しずつ情報が入っている(「冬嶺」「眼下」「分かつ大河」)のですが情報が足りず、受け手に伝わり切りません。

少なくとも三~五句分ぐらいの句材はありそうです。
それぞれの感動ポイント「冬山を登った!」「山からの景色がきれい!」でそれぞれの句を作った方が良いと思います。
たとえば、ひとまず二句

・冬山は険しき山ぞ登頂す
・雪景色黒き大河の分かちをり

あと二~三句は作れそうです

点数: 1

「エプロンの縫い目勤労感謝の日」の批評

添削した俳句: エプロンの縫い目勤労感謝の日

こんにちは。

一読で、良い句だと思いました。

「手作りだと、言いたい為」これはわかりませんが、単に「縫い目が気になった」という受け取りで良い句だと思います。
刺繍の一部だろうか?古くなって縫い目がほつれてきているのだろうか?という想像のできる句です。

点数: 0

「暮早しビル一面の大夕焼」の批評

添削した俳句: 暮早しビル一面の大夕焼

こんばんは。

◆「夕焼」が夏の季語です!!
 季重なりですが、この句は言い換えで済みそうですね
◆後半の展開で夕方の風景なのですが、季語がその説明に使われてしまってもったいない気がしなくもないです。
夕方の意味のない季語の方が意味が膨らむことがありますよ。

・冬鳥やビル一面にさす夕陽

単に「冬夕焼」を使ってもよいですけどね。そうすると上五には季語でない言葉が使えます

・窓少なきビル一面の冬夕焼

点数: 1

「鳴き声や去りどき忘れ冬の虫」の批評

添削した俳句: 鳴き声や去りどき忘れ冬の虫

こんばんは。

◆おかえ様から先にあるように「冬の虫」とは「冬にまだ鳴いている虫」のことで、鳴き声」は「冬の虫」という季語の中に含みます。
 逆に、全く鳴いていなかったら「冬の虫」という季語が成立しません。

◆「去りどき忘れ」という感想も「冬の虫」という季語に含まれますね。
 秋が過ぎて冬なのにまだ鳴いている虫、という意味と感慨ですから・・・

なので御句は、十七音使って「冬の虫」という五音とほとんど意味が変わりません。
これが「季語を説明するのは避けましょう」といわれる理由です。

一物仕立てだとして、季語「冬の虫」と言うでは表現できないことを句に入れていきたいです。
コメントにも情報がほとんどないので、想像でたとえばの提案句です。

・庭先へ吾を呼ぶように冬の虫

点数: 1

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