俳句添削道場(投句と批評)
イサクさんのランク: 師匠2578段 合計点: 7,851

イサクさんの俳句添削依頼

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霜凪や飛び石次は誰が踏む

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仰ぎ見る天の方向墓参

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イサクさんの添削

「紫雲英原漉き込みて田や蘇る」の批評

添削した俳句: 紫雲英原漉き込みて田や蘇る

再訪です。

いただいたコメントで理解すれば、「田や蘇る」は未来のことで、まだ蘇っていません。この下五は「説明」となっていると思います。
「漉き込み」は微妙なところ。描写でもあり報告でもありますが、「紫雲英」を主役にした句としては使いにくい描写です。

コメントに「一面の紫雲英原に今まさにトラクターが入り、無情にも紫雲英を次々に潰して土を起こしているところ」とありました。つぶされる直前の紫雲英の美しさを、紫雲英に寄せて描写した方が、伝わるのではないかと思いました。

・トラクター入りてかがやく野の紫雲英

点数: 1

「図書館の甘き檻なり春の雨」の批評

添削した俳句: 図書館の甘き檻なり春の雨

こんにちは。

すでにコメントが多数付いている句ですが、出ていない点だけ。

◆この句、作者コメントからも「作中主体は、図書館を甘い檻だと思った+春の雨」という解釈でいいですよね?
 ならば、断定「なり」を使うなら
・図書館は甘き檻なり春の雨
かな?

◆語順調整パターンとして

・春雨や図書館といふ甘き檻
・春雨や図書館といふ檻甘し

◆「甘い」を外して
・春雨や図書館といふ檻にゐて
で後は読者に委ねてもいいのですが、「檻」に「閉じ込められている」というニュアンスが強く、作者の意図を尊重すれば「甘い」は重要な要素。「檻」を使うなら「甘い」はあった方がいいのではないかなあ・・・と思っています。
(作者の意図を尊重しているだけなので、必ずしも「甘い」でなくてもいいですが、「甘い」を思わせる単語を入れるなら結局似たような形にはなります↓)
・春雨や図書館といふやはき檻

点数: 0

「紫雲英原漉き込みて田や蘇る」の批評

添削した俳句: 紫雲英原漉き込みて田や蘇る

こんにちは。

◆紫雲英原がなくなってしまった風景?
 この句の現状は、どのような状況でしょうか?
 この句では、紫雲英は土に漉き込まれてしまって、すでにそこにはないように思います
◆下五「田や蘇る」を見て、私は水田に水が入れられていて代掻きまで終わっているような状態を想像します。やはりそこに「紫雲英原」がありません。
◆もしかして、「今は紫雲英原だが、漉き込めば田が蘇るよ」という、作者の気持ちの句でしょうか?作者の気持ちだけの句を詩として昇華するのは難しいので、この考えは置いておきます。

句で出したい風景はなんであるか?
ここは作者自身整理した方がよいのではないでしょうか。

A.紫雲英原を耕したあとの、蘇った田の風景
 ⇒田の風景です。
 田を横目に、「畦に咲く紫雲英」や、「田として蘇っていない土地の紫雲英」を詠むことなら可能かもしれません。

B.紫雲英原を耕して田を蘇らせようという最中の風景
 ⇒今まさに「紫雲英」を殺していることになります。季語「田打ち」「畑打ち」などの風景っぽいですね。「紫雲英」で詠むのは難しいですが、できなくはないかもしれません。

C.目前に紫雲英原がある風景
 ⇒季語「紫雲英」の句としては最もオーソドックスと思いますし、【紫雲英の句】といえます。
 他の要素をどう入れていくか。たとえば「昔は田だった」という句は前例が多数あると思います。「田に戻す前の紫雲英原」という句もやれないことはないと思います。

他にもあるかもしれませんが、「紫雲英の句」ならば「紫雲英」を見せたいですね。

Aのパターンの提案句を置いておきます。

・田の横に紫雲英の原の残りをり

点数: 0

「春一番ビルより深く空踊る」の批評

添削した俳句: 春一番ビルより深く空踊る

こんにちは。

◆コメントにある作者の意図を全て入れようとして説明的になっている気がします。
 俳句は十七音しかありません。
 詩として成立させるとき、作者の使いたい言葉を全部入れると、作者の主張が強くなりすぎて、詩が遠のくことが多いです。
 コメントの気持ちは、それぞれいくつかの句にわける方がよさそうに感じます。
◆細かなところでは、「より深く」という比較のことば。これが、句の詩を若干邪魔しているように感じました。

季語「春一番」といえば、吹き荒れる風という風景は出てきます。季語を生かして、余計な説明を省いていきたいところ。
たとえばコメントの「空間そのものまで踊らせる」という詩の発想。こういうのはそのまま生かしたいですね。

・空間を踊らせている春一番
・春一番ビルの深きを踊らせて

点数: 1

「寒泉は即物的な雲映し」の批評

添削した俳句: 寒泉は即物的な雲映し

こんにちは。
コメントにある「即物的=実際の物に即して考える。」を前提とすると、少し受け取りが難しいですね。「物質的なことや金銭的なことを優先して考える」と解釈させても面白い気もします。

原句:寒泉や即物的な雲浮かべ
◆「即物的な雲」は意図はわかります。
 「浮かべ」の解釈。雲が本当に浮いているのは空。空という風景解釈の場合、わざわざ「浮かべ」と言わずとも・・というプレバト的添削の入りやすいかたち。
 泉が雲を浮かべているという比喩的解釈も可能。ですが「水面」に「浮かべ」という比喩は、野暮ったい感じはします。
 どちらにも一短があり、「即物的な雲を浮かべているもの」つまり句の解釈について、若干の迷いが生じます。
◆こちらの句は作者(作中主体)の観察の句として受け取れます。

掲句:寒泉は即物的な雲映し
◆「寒泉は~~を映し」で、主語述語ができました。
 目的語として入るのが「即物的な雲」なのですが、さて、「寒泉」が「即物的と思っている」という擬人の解釈の匂いが発生してしまいました。
◆また、こちらの句では「即物的」と言いながら「映し」つまり映像の雲と断定してしまい、句のメインテーマがブレたように思いました。

意見まとめです
◆「映し」ではない気がします。
◆「即物的な雲」が句の面白いところであり、取り合わせの季語が夏の「泉」ではなく冬の「寒泉」という選択も悪くないと思います。夏では「即物的」ではなさそうですよね~
◆上五の助詞は何が最適か?「や」がベストとは言えません。中七下五次第だと思います。

「即物的な雲」を生かす三音。
ここでは提案=公開になってしまうため、提案なしで失礼します~

点数: 1

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