俳句添削道場(投句と批評)
イサクさんのランク: 師匠2568段 合計点: 7,821

イサクさんの俳句添削依頼

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フェンス越えて世界の果てへ落花かな

回答数 : 18

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ちようようすちやうてうをかなづるてふを

回答数 : 15

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飛花を追ふ髪へいとやはらかき落花

回答数 : 22

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春雨やフェンスに傘の忘れ物

回答数 : 19

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キャタピラにやさしき花屑のいくつか

回答数 : 27

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イサクさんの添削

「春空や寒波の中冬寒し」の批評

添削した俳句: 春空や寒波の中冬寒し

こんにちは。はじめまして。

季語が「春空」「寒波」「冬」「寒し」と四つ入っています。

 特に以下2点が気になります。

◆上五「春空」、コメントで「春」と断定されているのに、下五で「冬」
◆「寒波の中」なので「寒い」のは当たり前なのではと思います

厳しめに言えば
◆少し昔のAIに作らせたような俳句、と感じました。
◆コメントも「対比が感じられる一句です」と自分の句を他者の評価のように言うなど、AIが説明するような文調の印象です。

季語がしっちゃかめっちゃかなので、少し整理しないと、対比も感じないと思います・・

点数: 1

「雀来てふくら雀となりにけり」の批評

添削した俳句: 雀来てふくら雀となりにけり

こんにちは。

>「ふくら雀が来るのではなく雀が来てふくら雀になるのです」
たしかに理屈ではそうなのですが、俳句とするならば観察者の主観によって受け取り方が異なりそうな気もします。

◆雀がどこかから目の前に来て、ふくら雀と呼べるサイズになるまでじっと見ていた
 ⇒これなら掲句のとおりなのですが、そんな長い時間をいちいち報告されても・・とは思いますね

◆さっきまで雀がいなかった場所(自宅の庭など)に、気付いたら雀がいて、すでにふっくらしていた
 ⇒このケースでは「ふくら雀が来た」という感情を抱くかもしれません。ですが「来た瞬間を見ていない」ので、俳句に「来て」という単語を入れるのは難しいかもですね(不可能とは思いません)

◆雀が来て、気づいた時にはふくら雀になっていた。飛んでいるときには区別がつかないため、観察者は「ふくら雀が来た」と思い込んでいる
 ⇒こういうケースもありそうです。観察者にとっては「ふくら雀が来た」で間違いではない状態。むしろ「ふくら雀になった瞬間」を見ていないため「ふくら雀になった」と表現するのは嘘を含んでしまう。

個人的には、理屈では来ないものを「来る」と断定するのも俳句の面白さなので、「ふくら雀が来る」はやりようがあるのではないかなあ・・なんて思っています

・つぎつぎとふくら雀の来てをりぬ

点数: 2

「冬ぬくし誰にも言わない嘘ひとつ」の批評

添削した俳句: 冬ぬくし誰にも言わない嘘ひとつ

こんにちは。

情感を出そうとしているのはわかります。
ひとつ、どうしても自分では解決できなかった点が。

◆「誰にも言わない嘘」
 ⇒つまり「まだ誰にもその嘘を言っていない」ということになっていますが、句意は正しいでしょうか?

 句のイメージでは「真実は誰にも言わずに心の中に秘めて、嘘をつらぬく」と受け取りそうになったのですが、句の内容は「嘘を思いついたが言っていない」ことになっています。

嘘を他人に伝えていないならば、まだ嘘ですらないので・・・もしや自分をだますための嘘?

点数: 1

「息白し街灯に浮く停留所」の批評

添削した俳句: 息白し街灯に浮く停留所

おはようございます。

中七下五「街灯に浮く停留所」がかなり良いと思います。
「浮く」がよく効いてるように感じます。

上五の季語との相性(取り合わせ)、悪いわけではないですが、感覚的にベターではないように感じました。
理由を考えましたが
◆「息白し」は人事の季語で人物の映像を伴いますが、中七下五は人物の映像を補完しておらず、バス停に「どんな人」が「何人いるのか」、「息を吐くのが自分(作中主体)か他人か」すら受け手に委ねられて、広く受け止められすぎるから

 言い方を変えれば
【季語と、季語以外の部分の共鳴が足りていない。もっとできそうな季語がありそう】
というところです。
この句の中七下五の映像の主役は「停留所」なので、変に「そこにいる人」をもうひとつの主役にしてぶつけるのは、視点がブレるのもありますし、避けた方がよいかもですね。
同じく冬の人間を表す季語「手袋」「マフラー」「コート」「風邪」「くしゃみ」なども試してみましたが、同じような感じです。ダメというわけではないですが。

・月氷る街灯に浮く停留所
・小雪ふる街灯に浮く停留所

点数: 2

「サイレンは夜が好きそう月冴ゆる」の批評

添削した俳句: サイレンは夜が好きそう月冴ゆる

おはようございます。

取り合わせとしてかなり良い句だと思います。
一点、上五中七「サイレンは夜が好きそう」が、「サイレン」を主役とした叙述のかたちのため、作者個人の感想(推量)で終わっているようにも感じます。
少しずつ句意が変わっていきますが「今眼前にある夜の光景」を描写したりするなど、工夫はできそうです。

・サイレンの好きそうな夜や月冴ゆる
・月冴えてサイレンは夜を恣

「月」を出すならば「夜」を外したい気持ちもありますが、句意が句意なので難しいところですね

点数: 1

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