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学園都市型超弩級宇宙戦闘艦『つくば』 (No: 1)

スレ主 佐野信人 投稿日時:

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https://ncode.syosetu.com/n9560fn/

 自分で自分の作品をアピールする事が憚られる為、頂いたレビューを転記させて頂きます。

見せてもらおうか! サイエンス・フィクションの魅力とやらをッ!

・2足歩行ロボットとか存在理由なくね?
・ビームサーベル? ビームなら飛ばせよ。
・なんで主人公こんなに強いの?
・十代のガキ共ばっかウジャウジャと。知識と熟練の勘が求められるパイロットなんてマトモに出来ねえだろ。

よくあるロボット物を読む上で引っ掛かる、そして「お約束」の名の元に無視されることも少なくないこれらの疑問に、この作品はすべて答えています。
それが「現実の地続きとしての異世界」を作り出し物語をリアルに感じさせるわけです。

宇宙戦艦や二足歩行ロボット、ナノマシンが当たり前に存在する異世界ですが、その物語舞台は政治背景、文化的側面、各組織の戦略的立ち位置等まできちんと言及されており「お約束」で逃げるような妥協は一切ありません。

故に、この物語は普段SFを読まない人にこそお勧めです。
「お約束」に逃げない確かなリアルがそこにあります。

あらすじ

 宇宙歴3501年(西暦6027年)2月1日。木星圏に住む、元火星圏の住人の子孫達によって建国されたマーズ共和国は、突如地球連邦政府に宣戦を布告し、1年以内に自治を認めなければ、武力を持って地球連邦に牙をむくと表明した。
 当初事態を楽観視していた地球連邦政府及びその軍部であったが、共和国軍の20億人という途方もない規模に狼狽し、とある教育艦に無謀とも言える『単艦特攻』命令を下す。
 その出来事から1年。上記の教育艦、学園都市型超弩級宇宙戦闘艦『つくば』の艦長である仮面の男タイラーは、とある病室で『その少年』の目覚めを待っていた。4000年の時を超え少年が目覚めたとき、宇宙歴の物語が幕を開ける。

目的:プロになりたい!

要望:たのもー!(ボコボコにしてください)

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人気批評!学園都市型超弩級宇宙戦闘艦『つくば』の批評 (No: 2)

投稿者 平野ハルアキ : 19 No: 1の返信

投稿日時:

始めまして、平野ハルアキと申します。
1―3まで拝読させて頂きました。その後は拾い読み、流し読み程度ですがいくつかの話を拝読させて頂きました。
かなり手厳しい評価になるかと思いますが、ご了承下さい。不快であれば、無視して頂いて結構です。

全体的な感想を一言で表しますと、「ガンダムその他作品の引用、パロディばかりで、読んでいて白ける」作品と感じました。
読者は「あなたの作品」を見たいのであって、「ガンダム」を見たい訳ではありません(ガンダムが見たければビデオを借りるなりすれば済む事です。あるいは、ガンダムの二次創作が許可された小説投稿サイトなど)。
第一話の初っ端から丸々ガンダムナレーションの引用から始まり、その後も「シャア」や「フロンタル」と言ったガンダム登場人物の人名がそのまま登場し、「タイラー」「ロストカルチャー」「フォースチャイルド」と言った既存の作品を彷彿とさせる名称が続きます。
正直、なろう運営から盗作判定を受けても文句は言えないレベルですし、それを差し引いても「この作品独自の魅力」を全く感じません。

以下、特に気になった箇所へ指摘を行います。

まず、あらすじの段階で突っ込みどころが生じています。
何故、マーズ共和国は宣戦布告してすぐに攻撃を開始しないのでしょうか? 「一年以内に自治を認めろ」とは、敵に対して「侵攻に備える、対策を講じる余裕を一年与える」のに等しい行為であり、明らかな戦略ミスです。
また地球連邦政府は「共和国軍の20億人という途方もない規模」を開戦(宣戦布告)後にようやく把握しました。つまり、連邦政府はマーズ共和国(スペース3)の戦力を事前に把握していなかった、と言う事です。「自治」を要求している以上、スペース3は連邦政府の統治下にあるはずであり、自分達の統治下にあるはずのスペース3の戦力(しかも20億人と言う大規模)を把握出来ていないと言うのは、あまりに不自然です。

一話
※「『ロスト・カルチャー』は文明破壊世界事変で失われた歴史や文化を持ち得る重要な存在だ。特に、現代では失われた宗教的な概念を持つという意味で時に危険な存在でもある」
まず、上記の文からは「文明破壊後の世界では宗教的概念は存在しない」と解釈で出来ますが、その状態で一体どのように「まともな社会秩序」を形作る事が出来るのでしょうか? 社会にとっての宗教とは、PCやスマホにとっての「OS」に当たる極めて重要なものです。実際日本では、明治政府及び戦後のGHQが「国から宗教をなくそう」として実行しようとした結果、「ロクでもない事となる」と言う教訓だけが残った、と言う実例があります。
ごく単純な例では「冠婚葬祭」に関わりますし、文化や文明の発達にも深く関わります。さらに根本的な例で言えば、「ヒト同士」で「神」と言う絶対的な存在を共有していたからこそ、ヒトは家族単位以上で団結する事が可能となり、「社会を築く」事が出来ました。
また、何故宗教的な概念を持つと危険なのでしょうか?
例えば三話で「観音開き」と言う宗教的概念を元にした単語が登場しますが(地の文ですが、本作世界では宗教的概念が消失しているため、恐らくクロウ視点での認識であると判断しました)、これによりどのような危険性が発生するのでしょうか?
その辺りの描写が全くありません。

二話
※「リッツ大尉、アクウ中尉、艦内での敬礼を原則禁止という案なのだが、再考してくれないか? どうも私に対してだけ、クルーは未だに敬礼するし、艦に戻る度にこれでは息が詰まるのだが」
「ふー、常々、承服出来ない命令には従わなくてよろしいと言っているのが仇となったな」
「敬礼しなくて良い(=相手に敬意を払わなくても良い)」と言う状態は、「絶対的な上下関係」が要求される軍組織としてまともな秩序が保てる状態ではありません。
しかもタイラー艦長は、「承服出来ない命令には従わなくてよろしい(=嫌なら上官の命令を無視して良い)」とまで言っています。完全に軍としての秩序が崩壊しており、現状つくばは戦力として全く期待出来ない、むしろ「極めて危険な存在」とすら言える状態です(部下達が命令を無視し、何をしでかすか全く分からない)。
地球連邦軍は可及的速やかにタイラーを艦長職から解任した上で、つくばに新たな艦長を迎えるべきです。

三話
※「この扉を開けてしまえば、君はきっと後戻りできなくなるだろう。それでも君はこの扉を開けるかい? その最初の意思を私は尊重したい」
4000年も未来に飛ばされ元の時代に帰る事も出来ないクロウにとって、コンテナの扉を開けようが開けまいが後戻り出来ない事に違いはありません。そもそも事前に「このコンテナは君の物。開ければ分かる」と重要物である事を仄めかし、クロウが開ける判断をする方向へと誘導しておいて「意思を尊重したい」とは、単なる責任転嫁です。
その上、中に入っていたのは「家族からの手紙」と言う非常に大切なものです。真っ先に(あるいは本人が落ち着いてから)手渡すべきものであり、それを演出めいたやり方で手渡すタイラーには、最大級に控え目な表現を取っても「嫌悪」しか感じません。「酷なことをしているのかもしれない」と自覚がある分、より悪質です。

以下、レビューの文面を前提にした突っ込みです。
レビューそのものは読者が書いたものですが、それを作者様がご自身の意思でコメント欄に載せた以上「作者様本人もこの言葉に納得している。作者様本人の意思である」と受け取らせて頂きます。

10ー2から10-4を拝読したのですが、
何故、戦闘中に敵対しているパイロット同士が会話しているのでしょうか? 単純に全く意味がありませんし、場合によっては通信で自機の位置を悟られる危険性すらあります。

※クロウもデックスのビームライフルを投げ捨てた。クロウのビームライフルは弾切れという訳では無かったが、相手に合わせた格好だ。
何故、相手に合わせる必要があるのでしょうか? 敵は弾切れなのですから、有利な遠距離戦を仕掛けるべきです。

そもそも何故、宇宙空間で戦うロボットが格闘戦を想定しているのでしょうか?(実際、マリアンは宇宙で蹴りの攻撃を仕掛けています) 宇宙では、あらゆるものが秒速数百メートル以上の速度で飛び交っています。敵機とも一瞬ですれ違いますし、仮に刃同士を接触させても「ロボット本体」は止まりませんので、そのまま正面衝突を起こします。

※だが、その開発段階において、同じ『人型兵器』との格闘は最低限しか想定されていない。
ならば何故、ビームサーベルを装備させたのでしょうか。ビームサーベル(及び敵機のヒートアックス)は、一体どのような事態を想定して装備させているのでしょうか。
それとも、「最低限の想定」の結果がこれら装備なのでしょうか。しかし前述の通り、そもそも宇宙で戦うロボットが格闘戦を想定する必要があるかどうか分かりません。

またそれ以前に、何故戦闘ロボットが「有人」である必要があるのでしょうか? 4000年も未来であるにも関わらず、無人機、あるいは無線遠隔機ではない(そもそもつくば自体、自動化が行われている形跡すらありませんし、自動車ですら未だ運転手を必要としている状態です)のは何故でしょうか?

普通であれば、余程酷い描写でない限り私はあまり気にしません。何故なら「お約束」だからです。

以上です。ご無礼、失礼しました。

長所。良かった点

問題点はあれど、軍事描写に関して細かく描写されていました。

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人気批評!学園都市型超弩級宇宙戦闘艦『つくば』の批評 (No: 6)

投稿者 垂氷観寒 : 6 No: 1の返信

投稿日時:

1-1まで読みました。オマージュとかお約束がどうとか豪語するならもっと読もうかと思いましたが限界でした。かなり厳しめの批評となりますが、また否定することせぬよう。

短的に言えば面白くないです。アンチテーゼを書こうとしても少年主人公の時点で成り立ってませんから。所詮そんなものは飾りです。盲目的な作者様はそれがわからんのですよ。

まず冒頭の地の文。

過去の大きな文明・文化の喪失を教訓として、互いに発展していくものであると、漠然と人類は思っていた。

喪失しているのに発展していく。自分は引っかかりました。おそらく原爆投下後の日本のようなことでしょうか。確かに発展はしましたが、それは日本がアメリカのGHQに占領され、男女平等、民主主義、法の整備など、様々な干渉をし、立ち直ったからです。

よく考えてみてください。本来の戦争など勝てば植民地にし、労働を強制させたり奴隷として連れてきたり、狼藉をはたらいたり。

地球規模ならまだしも宇宙規模ならそんなGHQのようなことをするのもめんどくさいですよね。敵なわけですし。

互いに滅ぼしあおうとする行為が純粋な発展につながるかどうか、それは現在の中東の内戦にも言えることです。

マーズ共和国がその瞬間を虎視眈々と狙っている2月1日の期限

平野さんの仰る通り、あまりにも不自然です。早く攻めれば攻めるほど楽に倒せるのに、何故敵に時間を与えているのか。狙うのであればさっさとやればいいと思います。

あと2月1日は一瞬ではないので、瞬間ではなく、一般的な「時」と表すのが適当だと。

軍服の男の顔を濃い影で覆い隠す。男はそれでも窓からの日光で読書を続けていた。

影で覆い隠されることと「それでも」の因果関係が見えません。影になれば本は見やすいですよ。寧ろ逆なら目が痛いです。

「あれ? 左足がある。千切れたと思ってたんだけど」

この前の描写にも死んだはずとか書いているのに、理由がまったくわからないのでくどさを感じます。説明するか、単純に「巻き込まれたはずなのに、五体満足でいる。」とか、心の内で留めたほうがいいかと。

「聡明な男は嫌いではないよ、クロウ君。ここから目的地まで1時間弱。時間が足りるかわからないが、簡単に説明したいと思う。聞いてくれ」

待ってましたと言わんばかりですね。主人公同様に数回、私もと言っていたので一回でも読解能力が小学生以下でなければ気づきますね。もっとぼかして言うならまだしも。

タイラーの返信に『はっ! 了解しました!』と、歯切れのいい返答を返して、スピーカーの声は切れた。

返答、や返事のほうがいいかと。電話で質問されている時を思い浮かべてみてください。おそらく返信、とは思い浮かばないでしょう。

九朗は自分の身元保証人が実は大きな権力を持った人間であることを察した。

この文は、

「君が『ロスト・カルチャー』であると知っているのは、私と私の腹心とも呼べる数名だけだ。クロウ君、この事実を私は秘匿とするがいいだろうか?」

「ふふ、思春期の少年らしい反応だ。そうとも、これから出会う娘たちとの接し方には気を付けてくれたまえ。私の娘にも等しい者たちだ。息子たち共々仲良く頼むよ」

と言ったセリフから、おそらく普通の人なら既知の域です。重大な秘密を知っている、部下がたくさんいる。そう感じ取れるだけでもかなり上流だと私は察します。

ご無礼失礼しました。

あと随分他人の評価を気にしすぎている気がします。批評されて手痛い意見であれば否定、他人のレビューを借りて宣伝、ランキングを持ち出す…
正直ランキングがどうとかは単なるキッカケです。確かにランキング上位であれば(内容が伴っているかは別ですが)目につくでしょうけども、面白いかは限りません。人から分かってもらえなくても、ここが面白いというアピールを自分から自信もってする、いわば自分の作品の一番のファンになることが大切なのではないでしょうか。
一番足りていないのは文章力だったり矛盾だったり以前の、作品に対する向き合い方です。他人の評価に気を取られず、自分の意志を通す。そうすれば自ずと作品は良くなるはずです。

長所。良かった点

自分なりにきちんと書こうとしてる努力は見えました

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さんの小説を 話まで読ませていただきました。

特に が良くて、 ました!

欠点を申し上げれば、 ので、ここは改善された方が良いかと思います。

キャラクターは です!

文章は です!

次の話もとても楽しみです。応援しています!

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