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賤しき魔法使い (No: 1)

スレ主 個沼向上 投稿日時:

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https://kakuyomu.jp/works/1177354054886261415/episodes/1177354054886261488

最後まで読んでいただけると大変ありがたいのですが、最初から、あるいは途中から話がダレてきて、読むのが苦しくなった際は、すぐに読むのを中断していただいても構いません。どの辺から読む気にならなくなったのか、教えていただけると幸いです。

ついでに、読んだところまでの地の文と会話文の両方を批判していただけるとなお、ありがたいです。

よろしくお願いします。

あらすじ(プロット)

クジャス帝国の賤民(底辺の身分)、ジュラ(主人公)とカイナ(妹)は、バティーニュ家の令嬢、アリスとの出会いをきっかけに、貴族の傭兵として雇われ、貴族の通う学園へ入学することになる。周りと自分との身分の違いに葛藤しながら、成長を遂げていく、ジュラの学園物語。

目的:プロになりたい!

要望:たのもー!(ボコボコにしてください)

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賤しき魔法使いの批評 (No: 2)

投稿者 オミクロン : 1 No: 1の返信

投稿日時:

 オミクロンと申します。現在2章の半ばまで拝見させていただきました。この時点でいくつか目立った粗があるため、指摘させてください。間違いなく酷評ですが、ご容赦ください。

 まず1人称と3人称(神視点)がシームレスに混ざっています。基本は3人称(神視点)で物語は進行していると思います。ですがその最中に、何の場変更もなく1人称が混ざっているせいで、文章に没入しにくいです。物凄く混乱します。以下に端的な一例を抜粋します。

【抜粋ここから】

 ジュラにとっては初めて耳にする単語が連発した。一体、どんな料理が出されるのだろう。それにしても忙しそうな食堂だった。幾人ものウェイターやウェイトレスが忙しそうに立ち働き、厨房からは絶えず調理の音がする。

【抜粋ここまで】(2章第2話より)

 このジュラにとっては~連発した。までは3人称(神視点)なのは分かります。ですが地直後の文から、ジュラの1人称視点に唐突に変化しているのです。

 また、3人称(神視点)は文字通り神です。物語の全てを知っています。その神が、「~だろう」といった主観推測をしてはいけないのです。それが許されるのは、全容を知らない登場人物のみです。

 これは端的な例ですが、物語序盤からこのような文が散見しました。このデメリットに関しては私が書くよりも、【第4研究室 人称・視点について】を熟読して頂ければと思います。

 次に、1段落、1文が非常に長いところがあります。これも一部を抜粋させていただきます。

【抜粋ここから】

 ハイヴァンとさえ遭遇しなければ、もっと狩猟は盛んに行われていただろうに、なぜか動物に近づいたり、危害を加えようとすると、半々の確率、まさにコイントスの結果が表になるか、裏になるか、という確率で、どこからかハイヴァンが現れる。

【抜粋ここまで】(2章2話より)

 計112文字。読み飛ばしました。作者様なのでお分かりいただけると思いますが、この分がかかれた段落も非常に長いです。

 文字の塊がドンと出てくると、誰であっても読むのが億劫になります。これも私が説明するよりかは、【第2研究室・基本的な文章作法・改行を活用する】という記事を一読してください。そちらの方がより正確です。

 人間が集中力を維持できる1文、1段落の文字数は、ある程度決まっていると私は考えています。私は1文は読点含めて40文字程度まで。1段落は150文字程度までを目安に書いています。参考にして頂ければと思います。

 次に、説明や表現が冗長です。もっと言えばくどいです。先ほどの長い1文の抜粋部分も、もっとシンプルに直すことが出来ます。拙文ですが、直してみました。

【ここから】

 ハイヴァンと遭遇しなければ、もっと狩猟は盛んに行われていた。だが動物を狩猟しようとすると、半々の確率でハイヴァンが現れるのだ。

【ここまで】

 もちろん演出上必要な表現であったり、セリフである場合は問題ないと思います。ですが神視点でさほど重要でもない説明に、同じ意味の表現を2度使う理由はないと思います。

ここまでボロクソに書きましたが、総合的に言えることは推敲が足りていません。

 この文章は読みやすいだろうか? 説明が過度に不足、もしくは多くないか? 描写は足りているだろうか? 視点はブレていないだろうか? 場面の切り替わりは分かりやすいか? そういった配慮が、読者目線が足りていないと思います。

 なので一度書き終えた文章を塩漬けにして、時間を置いて改めて読み直してください。勢いは大事ですが、読む人の事を考えなければ独りよがりで終わってしまいます。

長文、酷評失礼しました。

良かった要素

ストーリー

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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賤しき魔法使いの批評の返信 (No: 3)

スレ主 個沼向上 : 0 No: 2の返信

投稿日時:

ご丁寧に批評してくださったことを、心から感謝申し上げます!

本当に本当に、感謝としか言いようがありません。😭今まで誰も問題を指摘してはくれなかったので……。

これでやっと、様々な問題に気付きました。もっと前に進めます!

賤しき魔法使いの批評の返信 (No: 4)

スレ主 個沼向上 : 0 No: 2の返信

投稿日時:

こんな文章に貴重な時間を割いて頂き、しかもご丁寧に批評までしてして頂いて、心から感謝申し上げます!

本当に本当に、感謝としか言いようがありません。😭今まで誰も問題を指摘してはくれなかったので……。

これでやっと、様々な問題に気付きました。もっと前に進めます!

賤しき魔法使いの批評 (No: 5)

投稿者 オミクロン : 1 No: 1の返信

投稿日時:

 連投で申し訳ない。オミクロンです。私も3人称(神視点)で物語を書いているので、参考になればと思い投稿させていただきます。

「これが正解」という訳ではないので、あくまでも一助程度としてお考え下さい。

 まず3人称(神視点)は忌避されがちな文体です。神が保有している情報量は絶対です。それを書くのはいいのですが、どうしても説明過多に陥るのです。また、主人公への没入感を失わせ、カメラの位置が移動しやすいというデメリットもあります。

 双方ともに重大な問題ですが、前者に絞らせてください。後者は私も力量不足なので、説明できる立場にありません。

 私も陥っている神視点の情報過多は、読者からすると「それ、いる?」というくどさに繋がります。私が貴方の作品でそう思った部分を抜粋させていただきます。

【ここから】
 太古の昔、魔力が存在しなかった時代から、人間だけが持っていた力、モータルブロウ。
 それは、魔法のように、いつでも使えるわけではない。脳が危険を感知すると、筋力のリミッターが解除され、力が強くなるように、生存への本能が呼び覚ます力。危機的状況に陥ったときだけ、体内の血液を消費することによって発揮される力である。個人によって能力はそれぞれで、ごく一握りの人間だけが、モータルブロウを開花させることができる。広大な領地に、多種多様の人々が混じって暮らすクジャス帝国内でも、モータルブロウが開花したと報告される人の数は、たった十数人しかいない。

【ここまで】(4章5話より抜粋)

 この文で分かる情報を列挙するとこうなります。

1.太古の昔より人間のみが保持していた力
2.魔法のように常時使用は出来ない
3.生命の危機に瀕した時にのみ、体内の血液を消費して使用可能
4.能力の内容は千差万別
5.国に数十人しか使い手がいない

 以上の5点に集約します。ではその前後の文脈において、どこまで情報を開示すべきかを考えます。

 読者の視点からすると、2・3・4(場合によっては1か5のどちらかも)がなくとも十分通用するように思います。端的にすれば、「大昔より人間のみが保持していた、特別な力」で事足りてしまうのです。

 よって、今この段階で全容を明らかにする必要がないのです。そして必要以上の情報を提示するということは、ネタバレに直結します。また、先述の通り物語の流れを断ち切り、「いつまで説明する気なんだ」という苛立ちを与えてしまいます。

 情報開示において秀逸な例えを出したいと思います。かの名作漫画「NARUTO」の螺旋丸の修行を思い出してください。

 仮にあの場で自来也が螺旋丸の全てを説明していたら、ナルトはついていけませんよね。自来也の立場が筆者(神)で、ナルトの立場が読者だと考えればお分かりいただけるでしょうか。

 よって神視点は、他の視点より一層情報の取り扱いに気を遣わなければいけないのです。そしてこれを取り扱うのは、初心者では極めて難しいとされています。なので3人称(神視点)は忌避されているのです。

 なので前回もご指摘させていただきましたが、推敲が必須です。それも生半可なものではなく、しつこいくらいにする必要があります。一文一句に神経質になるくらいで私は丁度いいと思います。

 連投、長文失礼しました。

賤しき魔法使いの批評の返信 (No: 6)

スレ主 個沼向上 : 0 No: 5の返信

投稿日時:

四章まで読んでくださるとは、なんてありがたいのでしょう。
ボコボコにしてくださいという項目を選んだからには、誹謗中傷の類のものを覚悟していたのですが、こんなにも丁寧で良質な批評が返ってきて、心底驚いております。

情報過多とは……。無意識にずらずらと書いては、これでよしと思えてしまうのが恐ろしい。こうした指摘がなければ、絶対気がつかなかったと存じます。

早速、指摘していただいたことを意識しながら見直すと、本当に粗だらけで、大幅な修正は免れないことがわかって、軽く絶望しておりますが、同時に作品の質を高めるための一歩を踏み出せることに嬉しさを感じております。

重ねてお礼申し上げます。大変励みになりました!

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タイトル:賤しき魔法使い 投稿者: 個沼向上

要望:たのもー!(ボコボコにしてください)

最後まで読んでいただけると大変ありがたいのですが、最初から、あるいは途中から話がダレてきて、読むのが苦しくなった際は、すぐに読むのを中断していただいても構いません。どの辺から読む気にならなくなったのか、教えていただけると幸いです。

ついでに、読んだところまでの地の文と会話文の両方を批判していただけるとなお、ありがたいです。

よろしくお願いします。

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