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弟のラスボスフラグに兄の気苦労は絶えない (No: 1)
スレ主 かもめ氏 投稿日時:
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https://ncode.syosetu.com/n8365dy/
投稿サイトで定期的に更新しているのですが、まったく感想やお気に入り、評価を頂けないので、あれもしかして面白くないのかな?っと己の力不足を痛感しております。
個人的にこの小説はweb小説の大賞に出品したく思っているんですが……文体、語彙力や表現力などなど長所や欠点を教えてください。
皆様からのご意見やご感想、さらに全体的な問題点から細かい欠点などお待ちしております。
あらすじ(プロット)
親がいない、金もない、まともな住居すらない。ないない尽くしのただの孤児だったクーヤがある日、前世の記憶を思い出した。
しかしその記憶はひどく曖昧で靄がかったようにハッキリしない。それでも愛する弟ユーイとの生活のため、彼は脱貧困をはかるが――漆黒のドラゴンによって兄弟の生活と運命は思いもよらない方向へと転がった。
気持ちを新たに、クーヤは侯爵家のお目付け役兼侍女として喧嘩の絶えない義姉弟の仲裁に入る。
全てはユーイの死亡フラグを叩き折るため。彼の気苦労は続く。
要望:たのもー!(ボコボコにしてください)
この小説を批評する!弟のラスボスフラグに兄の気苦労は絶えないの批評 (No: 2)
投稿日時:
かもめ氏さん、初めまして!
3話「ドブネズミに捧ぐ子守歌」の途中まで読み終えました。
孤児とスラムと貧困。これらの組み合わせは王道というか、僕も好きな展開なのですぐに感情移入が果たせました。ここに奴隷とか性搾取が入ってくると、なお好みの雰囲気に仕上がるので続きが楽しみです。ドラゴンも良いですね。あれやこれが物語の中でどういう風に活きていくのか、期待しています。
ここからは「たのもー!」ということで、気になった点をいくつか。
まず第一に、この作品のキモというか、どの部分が一番の売りなのか分かりませんでした。プロローグだけでも『ドラゴン』と『前世の記憶』という大きな要素が同時に出てきますし、それとも最底辺にいる主人公兄弟の苦しみにフォーカスした話なのか。いろいろ混ざりすぎてて飲み込み辛い。
また、一度にたくさん出した割には、それを扱いきれていない。ドラゴンはプロローグ以降、全くと言っていいほど出てこないし、冒頭の終わりで唐突に数年が経過して漆黒の飛竜が出てきたと思ったら、それっきりです。前世の記憶も異世界新生を匂わせるだけで、特別、物語の本筋に絡んでいるとも思えません。
ドラゴン使い、リザード使い。ドラゴンと契りを交わすと魔法が使える等。わざわざプロローグ時点から登場させた設定も後出しになるみたいですし、これなら1話から大々的にドラゴンを出すか、プロローグの話題を他に変えた方がいいのではないでしょうか。
あらすじにある「死亡フラグ」も死に戻りとか、そういう能力がなければ折るも何もないと思いますし。そこに前世の記憶が絡むとしたら、前もって説明がないので事後に言われてもご都合主義になり、すでに痩せ衰えている弟の生命を『ケツ売ってでも守る!』といった熱意も感じられないので主人公も不自然です。
最後に、これは個人的な趣向になりますが、どうせなら貧乏設定をもっと徹底的に描いてほしい。ちょうど2話の冒頭で井戸が出てくるのですが、スラムの公衆井戸なんて不潔この上ないですし、アフリカの有色水みたいなのを飲んで弟が病気になるとか。そういう描写があれば、なお面白いと思いました。
長所。良かった点
孤児、スラム、貧困。ドン底の三大要素。
せっかくのドラゴンの出番が増えることを望みます。
良かった要素
ストーリー
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弟のラスボスフラグに兄の気苦労は絶えないの批評の返信 (No: 3)
投稿日時:
結尉奈りお様、ご指摘ご感想ありがとうございます!
プロローグに対して本編へのドラゴンへの介入がかなり遅いなっていうのは私も内心で思っていました。
テンポが悪いのは薄々感じておりましたが、タイトルに弟と入っているので、弟との出番を増やさなければっという思いが重すぎちゃいました。
あ、ちなみにドラゴンは本編の12話あたりから登場……はい、遅すぎました。もうしわけありません。後出しがすぎました。
貧乏設定の徹底……なるほど。まったく考えていなかったんですが、アリですね!水質の件は私も悩んだんですが、主人公たちの大陸は水質がとてもいい設定なので……(汗)
ケツ売ってでも(笑)その方向は考えておりませんでした!うん、おいしいです!
弟のラスボスフラグに兄の気苦労は絶えないの批評 (No: 4)
投稿日時:
初めまして、日暮一星です。
実は自分も某新人賞にスラム街を扱ったものを一冊応募しており、資料も数冊ほど拝見しています。あらすじを見て『おっ!』と思ったので『兄の覚悟』まで拝読させていただきました。設定を中心に気になったところを指摘させていただきます。
>>漆黒のドラゴンによって兄弟の生活と運命は思いもよらない方向へと転がった。
あらすじから察するにそこからが作品の本筋だと思いますが、スラム街での冒頭がさすがに長すぎます。その冒頭は起伏に富んでおり、キャラ立ちもできていて楽しく読めました。文章やストーリーにも大きな瑕疵はなかったと思いますが……作品の武器が本上記の筋に詰まっているのであれば、スラム編は主人公らキャラ設定の履歴書に留めておくべきでしょう。
また『前世の記憶』とありますが、なにを根拠に『前世の記憶』とクーヤが判断しているのか説得に欠け、都合のいいような印象を受けました。その記憶の設定自体、冒頭を見る限り『これから関係するんだろうな』と期待はするのですが、その設定が活かされているのかを考えると少し厳しいです。
魔法の設定が影を潜めている(ほとんど説明のみ)のも痛いですね。
次に舞台。
水源の豊かな国で水に困らないという舞台設定ですが、『水』は文明の発展上とても重要な要素です。簡単に考えても生活水準や水産や農業など様々な面で恩恵を受け、基本的にその文明を築いた国は豊かになるはずなのですが、スラム街が生まれるほどの貧困がなぜ起きているのか、その辺りの説明が欲しかったです。
また現実問題として、一般的にスラム街というものは『不法住居』で、遅かれ早かれ公的機関に排除されるのがオチです。この作品に出てくるスラム街は『不法住居によるもの』か『もともとが貧困層の街』なのかも明確にした方がいいと思います。『水源豊かな国』と『スラム街』を組み合わせれば『水上のスラム街』という、あまり創作に見られない舞台(ちなみに実在します)ができたので惜しいなとも思いました。
主人公の親についても疑問が残ります。
プロローグに『甲斐性なし』とありましたが、その両親もまたスラム街の出身なのでしょうか? 金銭面に困って子を捨てるくらいの神経の持ち主なら、裏稼業の人間に売って金にする方が自然です。また乞食で小金稼ぎをしていると思わせるような文章もありましたが、怪我をしていたり、赤子を抱いた親が乞食をした方が普通の乞食よりも儲かります。実際のスラム街にも家族持ちは当たり前のようにいますし、作中にゴミ漁りの仕事も言及されていますが、スラム街での仕事は家族総出で行われます。主人公と弟が『捨て子』である設定を読者に納得させるよう、もう少し説得力が欲しいところ。
バラックで弟と二人暮らしの生活にも無理があると思います。かもめ氏様が水質を気にしている通り、スラム街の衛生面は最悪です。疫病や感染症が蔓延して、特に赤子や子供は満足に生きられません。それでも実際のスラム街に子供がいるのは、母親が当たり前のように五、六人も産んでいる多産で、結果的に免疫の強い子供が生き残っているからです。せめて大人か、年上の協力的な役割のあるキャラが欲しいですね。
あるいは同じスラム街に住んでいる『コミュニティ』に入るというのもあります。
スラム街の生活においてはリラのそれが近いです。スラムは犯罪の多い地域なので、自分の身や子供を守るために一般の家庭は親族や友達、他の家庭と共同してコミュニティを形成します。大人や体の発達した兄弟が街に出て働いている間、留守番をする子供たちは他の子供の面倒を見たり炊事や洗濯などの家事に勤しむわけです。もちろん悪い例として、ギャングなどの犯罪グループに入るという手段もあります。
リラの暮らしの場合、窃盗団に所属している環境もありそこそこ説得力があるのですが、窃盗団の勢力をもう少し強くした方がリアリティが増すと思います。
また、窃盗団の結束力が脆いような描写がありましたが、仲間意識は強い方が事件やグループとしての重みないし存在感が目立つと思います。窃盗団と言えど苦しい環境の中で勢力を築き上げるのは容易ではないですし、仲間と苦楽を共にした時間は彼らにとってもかけがえのないものになるからです。なにより『最底辺で生きるのに必死』なのは窃盗団とて変わりません。噛ませ役で済ませるにはもったいないと感じました。
長所。良かった点
舞台設定
目的を持って貧困から脱しようとする主人公の立たせ方
良かった要素
ストーリー キャラクター 設定
弟のラスボスフラグに兄の気苦労は絶えないの批評の返信 (No: 5)
投稿日時:
日暮一星様、貴重なご意見ご感想ありがとうございます!
ご指摘の通り、この小説の本筋はドラゴンの出会いを経てからが本番です。実は以前の小説は主人公たちの幼少期をぱぱっと省いてすぐにドラゴンを登場させたので、他の読者様からキャラクターへの成長過程をすっ飛ばしてるから感情移入がし辛い、というご指摘の元、かなり加筆させていただいたんですが……(;´Д`)やっぱり長いですよねぇ。
読者様を飽きさせないように工夫をこらしたつもりなんですが、履歴書。うん、そうですよね。
前世の自覚。たしかにもう少し説明を加えないとご都合主義になっちゃますね(@_@;)ご都合主義反対を掲げる私としては由々しき事態!さっそく修正します。
先述した通り、この小説の舞台はスラム街ではなく貴族社会なので作者はスラムについて勉強不足でした。
私のイメージとしてはワンピースのゴア国。リアルではスモーキンマウンテンをイメージしております。
最初はご指摘の通り水質を最悪にしようかと思っていたんですが、そこまですると孤児の主人公たちが生きていけないので、魔素(マナ)による浄化効果を取り入れてみました。主人公が前世の技術を駆使してろ過した水を売りさばくと言う案もあったんですが……知識が足りず断念。
さらに窃盗団の仲間意識の件ですが、ここでも仲間意識の強い窃盗団に絡まれたら主人公たちが殺されちゃう、とのことでこのような感じに……はい、ご都合主義満載で大変申し訳ありません。
主人公たちの親については後々明かしていこうと考えておりましたので、このようにはしょっています。
とにかくキャラの成長過程をフォーカスしたかったので、主人公の立たせ方を褒められて舞い上がっております!
重ねてありがとうございました!
小説投稿先URL
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