ロジスティクス・サーガ――死せる神と、外道の正義――の批評
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ロジスティクス・サーガ――死せる神と、外道の正義――(元記事)
はじめまして、都Pと申します。自分の現在位置を見つけたくて来ました。
自信がある所:世界観、ストーリーのテンポ
不安な所:文章の拙さ、説明が足りているかどうか
ロジスティクス・サーガ――死せる神と、外道の正義――の批評
投稿者 大野知人 投稿日時: : 2
ラ研の方から来ました。向こうのサイトは互助サイトなので、あっちで記事を上げている他の方にも批評を寄せていただけると幸いです。
さて、作品への意見です。なお、批評を求めているという事なので、改善が必要と思われる点のみ書きます。
時折、修飾語と名詞の意味が被っている部分があり、文章として読みにくいです。例:『個々のオリジナリティ』オリジナリティ自体に『それぞれの』に近い意味が有ります。
また、結構『は』『の』『や』のような助詞・副詞が抜けている文章が有ります。これも地味に読みにくいです。
冒頭の主人公のセリフが説明的過ぎるのも減点ポイントです。アクション性も無ければ、作品にのめりこめる要素もなく、ただ淡々と説明を聞かされる感じになっていて、正直一話の時点でやや読みづらい。
『軽いアクシデントに巻き込まれてアタフタしつつ、攻略サイトの内容や、伝え聞いた噂を思い出しながらアクシデントを乗り越える』(そして、ついでに説明をする)くらいだと良いかな。現状、一話が『始まりの街の説明』になっており、あんまり面白くない。
あと、もう一つ言えば『この設定、後で説明すれば良くない?』って思うものがチョイチョイあります。読者は設定の後出しよりも、冒頭の冗長さを嫌います。気を付けた方が良いと思う。
「うわ、いかにもゴロツキとかが飛んで出てきそうな所……早く治安のいい所に戻んないと」みたいな説明台詞は、リアリティが低いというか、『そんな説明台詞言わねぇよ!』と読者が興ざめしてしまうので、良くない。
あと、初っ端しばしの『主人公様』の言動がかなり自己中です。っていうか、『誰かにぶつかる』『初心者狩りしようと襲い掛かる』『反撃されてボコられた挙句、会報誌てもらったのに謝りもしない』などなど。あと、ついでに『主人公様』の一人称が『僕』の時と『俺』の時があるのも読みにくいです。特に、ネロアの一人称が『僕』なので。
八つの国の紹介はいらないと思います。っていうか、いきなり八行も設定羅列されても、覚えきれないし、読者としては詰まらないです。普通に、名前が出てきた時に解説すればいいと思いました。
言葉遣いが変な部分も結構多いですね。『ただいまネロアが乗り込んだ車両』→『いまネロアが~』とか、『しかしそれを可能にする根拠となっているのが』→『しかしそれを可能にしているのが』とか。
微妙に単語の使い方を間違っているところが多いです。少しなら気にならないのですが、数があるせいで読みにくく感じますね。
ゲーム内で眠れることへの説明は、あった方が良いかなぁ。
専門用語・固有名詞が多すぎます。MMOの話なので『ゲイルリンド上民』などと言わず、『上級プレイヤー』で良いのでは? 他にもいっぱいありますが、読者に分かりやすい言葉で書くことを心がけましょう。
二話で『仮に聞いていたのなら、尚更こうするつもりでしたよ?』って言う台詞が有りますが、実際に聞いているのにその言い回しはおかしくないですか? 『聞いてましたけど、従う理由がありませんよね?』で良いのではないでしょうか。
あと、ここまでのシーンで『プレイヤーが死んだ場合のデメリット』についての記述が無いので、人質の意義がイマイチわかりません。
同じく二話。『責任者兼ミレア最上層役【五造:排】、ゲイルリンド・A・ハングだ』と言う台詞が有りますが、読者が知らない情報のオンパレードです。こういうのは良くない。
っていうか、こういう設定こそ地の文使って説明して欲しいです。
取り合えず二話まで読みましたが、文章の粗が多く、設定説明が雑に感じました。
長所。良かった点
MMOゲーム物としてはオーソドックスな設定ですが、リアリティと、『こんなゲームあったらいいな』っていう夢のゲームとしての側面がうまい具合に辻褄合わせできていたと思います。
良かった要素
ストーリー 文章
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