悪役令嬢の侍女に転生!?……いいえ、私はただの石ころです。の批評
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悪役令嬢の侍女に転生!?……いいえ、私はただの石ころです。(元記事)
これで完結のつもりだったのですが、中途半端かもと思い、続きを書くかどうか迷っています。どんなアドバイスでも構いません、よろしくお願いします。
悪役令嬢の侍女に転生!?……いいえ、私はただの石ころです。の批評
投稿者 大野知人 投稿日時: : 1
まず最初に書いておくと。文章が短すぎて何とも感想が書きづらい、と言うのがあります。そういう理由で、あんま批評をする人は少ないかもです。
基本的に大事件とか、いくつもの伏線が絡み合うような展開が無いと『この人の文章はこういう所が問題だな』ってのを指摘しにくいので、今回は文法の注意と『読みにくいな』と引っかかった点を指摘していくこととなります。
まず、ですが。ユークリッドと言うのは男性名です。そういうネーミングセンスの異世界だ、と仰るのならそれでも構いませんが、大抵の読者は『ユークリッド』と言う人名に男性を思い浮かべると思います。
で、それから。正直主人公のオタ語りがウザいです。まあ、これは『コミカライズP-POOL』用にマンガ前提で書いたのかもしれませんが、とりあえず文章単体で見る分にはとても読みにくいポイント。結構な人数がこの時点でタブを閉じてしまうと思います。
物語というのは、現在形で進行していくことに意味があります。もちろん、回想の体をとって『過去の事を現在形で語る』という小説もありますが、御作の場合そうではありません。回想をするのも、主人公がモノローグで好きなものを語るのも結構ですが、まずは話をある程度進めてからにしましょう。
それから、展開に対する主人公の情動が薄いです。本作の内容は『いずれバッドエンドを迎える宿命にある悪役令嬢を侍女の立場から助ける』と言う作品なのですが、主人公の感情が徹頭徹尾『ユークリッドを助けて、ジークと結ばせる』ことにのみ向いており、ユークリッド・ジークのキャラ性を(セイが語る「ゲームの中の彼ら」ではなく、「異世界の現実を生きる」二人の事です)理解できていない読者には、かなり感情移入しづらいでしょう。
あとそれから、セイの言動が不敬罪に当たらないのか、という問題。まあ、これもまた『そういう国なんだよ!』と言われればそうなんですが、そうであることをちゃんと書いてほしい。
ネットスラングが多いうえ、主人公が『推しCP』について語る・興奮するモノローグが多いせいで、かなり『何が起こっているかわかりにくい』です。また、そこを補強しようとした結果なのでしょうが、一部台詞がやたら説明臭いです。
あとね、何か起こってから『実は何々しておいたのだ』とか『ユークリッド様が○○していたのを私は知っている』みたいなのが多い。展開が読めないと言えば聞こえが良いけど、単純に読者に与えられる事前情報が少なすぎる。
エクスクラメーションマークが多い!! っていうか主人公のモノローグが基本的に叫びまくってて!! 普通に終わる文章のが少ないし!! なんかめっちゃ絶叫してるようにも見えて!! 凄い読みにくい!!
で、あと文法の問題点なんだけど、基本的には読みやすいのに倒置法を多用しすぎているきらいがあって、少し読みにくいです。以上。
長所。良かった点
文章そのもの(内容に関係なく)はとてもまとまりがあり、かなり読みやすい文章でした。
セイの推しCPへの愛が通じる文面ではありましたが、正直過剰かなって感じ。
良かった要素
ストーリー
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