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漢詩ガールはアラシに逢う

投稿者 佐藤 回答数 : 7 更新日時:

漢詩をテーマに、進○ゼミの勧誘漫画っぽいノリのラブコメラノベに挑戦してみよう! と思い立ちました。 ラノベを読み慣れてる方々に... 続きを読む >>

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佐藤さんの返信一覧

元記事:漢詩ガールはアラシに逢うの批評

 最終話まで読ませていただきました。私は漢文が好きなので、ストーリー自体は突っかかりなく読めたのですが、最後の漢詩がもう一押しというかな、と感じました。初めて見た詩なので日本語訳を見たのですが、考察するにいまいち解釈がズレてしまうような気がしました。
 ただ、二人のもどかしい関係は、とても素晴らしく、こんな青春送ってみたかった、なんて思いました。

主観的な意見ですので、ご参考までに

上記の回答(漢詩ガールはアラシに逢うの批評の返信)

スレ主 佐藤 : 0 投稿日時:

返答が遅れ、申し訳ございません。
詩のピックアップについては、様々な理由もあったりします。

(矢内の性格的に、ダイレクトすぎるのは無理、とか)

ただ、その辺りはこの詩をピックアップするような性格の人物である、という造形がきっちり盛り込まれていないと難しいですね。
ありがとうございます!

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元記事:漢詩ガールはアラシに逢うの批評の返信の返信

 御作を拝読中は、「もしかしてこれは」と思いつつも踏み込み過ぎたことは書くまいと思い、先のような感想になっております。

 ご返信を拝読して確認できたような気が致しますので、遅まきながら付け加えてみたいと思います。

 御作が示すジャンルに挑戦した理由、ご覚悟のほどはしかと受け取りました。必ず、多くの人が読める作品に仕上がるものと思います。しかも新しいジャンルです。頑張ってください。

上記の回答(返信)

スレ主 佐藤 : 0 投稿日時:

ありがとうございます!

気軽さを前面に出せるようにしつつ、新しい何かに触れたときのわくわく感、を読者に疑似体験してもらえるような作品にできるよう、構成したいと思います。

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元記事:漢詩ガールはアラシに逢うの批評

 こちらに書いて頂いたあらすじに対し、カクヨムでのあらすじ及び本編ではヒロイン 矢内環が分かりにくなっています。性別です。
 試しに「女」(「彼女」「女性」「女子」等がヒットするはず)で本文を検索すると、「第2話 葛西 嵐士」(3話め)の「氷の魔女」です。あらすじにも性別がありません。

 確かにヒロイン矢内環の台詞は言われてみれば女性のようではあります。でも男性ではないと即座に感じるほどではありません。この問題は軽くありません。もし最初に矢内環を男性とイメージしたら、3話めまで誤ったイメージで読んでしまいます。

 読んでて性別の間違いに気付いてイメージ修正するわけですが、結構苦痛です。そこまでを思い出して、イメージを書き換えるわけですし、記憶やイメージが曖昧だと(男だと思って読み流した等)読み直しになります。
(男性主人公 葛西嵐士についても同様のことが起こり得るが、おそらく男性をイメージすると思うので、問題としては相対的に小さそう。)

 視点変更の明示を章タイトルでキャラ名で示したのも、読者にとっては不親切に感じます。上記の性別の問題がありますし、この尺ですと名前でキャラをはっきり思い出せる、分かるのはラスト辺りではないでしょうか。しかも、「次のエピソード」の矢印で読み進んで行く場合、章タイトルを意識しないことも少なくないと思われます。

 そのため、視点キャラの変更のたびに混乱し(そうになり)ます。三人称ではあるので、読み手の力量といえばそれまでですが、後述する予想される読者層の薄さもあって、最後まで読んでくれる人を選んでしまいそうな点は不安材料だと思われます。

 内容に移りますと、漢詩という点で人を選ぶものであり、しかも朗読という要素も必須、さらに盛り上がるシーンでは中国語で朗読(表記はカタカナ)していますから、読み切ることはもとより、どう面白いかを分かる人はごく少ないのではないでしょうか。

 特に最も感動を呼ぶはずの、漢詩 蒹葭ですね。書き下し文にすらしていない。その漢詩の意味が分からないと(さらに続きがあることも知っていて)、そのシーンでどういう意味を持つかを理解できないと、主人公の感動や漢詩を送ったヒロインの気持ちを察することはできなさそうです。

 御作は「漢詩ガール」という、誰でも分かるように漢詩を使って書いてくれていると思う読者を引き込んでおいて、漢詩が中国で分からない奴、音読できない奴は帰れ、と門前払いするような、トラップのような作品に仕上がってしまっています。いわゆる、孔明の罠。

 ハードルが高いことは本編を読む前に分かるようにすべきではないでしょうか。でないと、御作を読み始めて間もなく、侮られた、からかわれたと感じる読者がでかねないと思います。

 しかしながら、漢詩や朗読が好きな読者だったら、ということは期待できるのか。これも難しいと思います。個人的にはですが、御作に採録された漢詩は、選択に特に工夫したところが感じられません。

 もちろん、私の無知のせいである可能性は大いにあります。作者さんとしてはきっちりした基準で漢詩を選択しており、それが分かれば面白いと仰るのかもしれません。ただ、それならそれでさらに読者を選ぶだろうと思います。評価してくれる読者がほとんどいなくなると言っても、言い過ぎではないような気がします。

 以上を物凄く簡潔に要約すると、現タイトルの「漢詩ガール」を惹句とするのなら、もっとイージーにしたほうがいいような気がします。

上記の回答(漢詩ガールはアラシに逢うの批評の返信)

スレ主 佐藤 : 0 投稿日時:

投下して間もないというのに、早速のご感想ありがとうございます!
まずは「非常に参考になりました」と言わせてください。

その上で、頂戴した内容について。

>矢内環の性別について
タグ(「恋愛」)で手を抜いてしまったところがありますね。
きちんと0話で、もっとしっかりと描き出すべきでした。
ビジュアルイメージもきっちりと決めているわけだし、
そこを取っておいても仕方がない。

>視点変更
仰る通り、作者であればともかく、
読者にこれだけころころ視点が変わるものを突き付けるのは、
不親切にもほどがありますね。
両者の心的推移をどれだけ端的に表現できるか、
みたいなところでのダブル主人公制でしたが、
うまく機能させるためには一工夫、二工夫が必要そうですね。
ここはむしろ葛西視点に統一したものに
仕立て上げておくのが良いようにも思えました。

>内容
さて、この期に及んでろくでもない返信をします。
作者は、この内容で最大限イージーにした、つもりでした。
結果としては、ブルース・クリーンさんよりご指摘頂いた通りです。
テーマのニッチさもさることながら、読者への認識誘導、
理解補助への配慮が全然できていなかった。

この点に全く気付かずに完成と言ってしまっていて、
恐ろしい限りです。

ラストの漢詩については、ここはもう完全に意図したものであります。
敢えて検索を読者に強要する。
ここまでで漢詩に興味を示してくれていた人であれば、
検索をしてくれるだろうから。

ただし、そのためのお膳立てが現状完全に足りていない。
そのように認識しております。

それを最大限整えた、つもりでいたのが、この作品です。

なら、実際に整えられるように何をするべきか。
ブルース・クリーンさんのご指摘の中にも
たくさんヒントが詰まっているようにも思いますし、
ここは本腰を入れて、この作品を組み立て直したいな、と思います。

ご指南、ありがとうございます!
長所。良かった点
 漢詩と朗読というマイナージャンルに挑戦したこと、タイトルを「漢詩ガール」としてハードルを下げた工夫は評価できると思います。

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