小説のタイトル・プロローグ改善相談所『ノベル道場』

いーぴんさんのランク: 初段 合計点: 0

いーぴんさんの返信一覧

元記事:海賊の話(仮)の返信の返信

コメントありがとうございます。
冒頭の会話文、風景描写に関しては他の方のご指摘を受け会話文と風景描写を分けました。
主人公たちが海賊なのではないか、という部分に関しては確かにそう思うかも、一応途中で〜自分を冒険家として育てたのは〜みたいな文章が出てくるのですが、一文では印象に残らなかったようなので、伝わるよう努力します。
が、言い訳するとモデルにした十五世紀から十七世紀のヨーロッパの方では、冒険家も海賊もやってることは自体、あまり変わらない(実際には冒険家も略奪をしていた)らしいので、そう言った意味では良いのかも?(錯乱)
少年は次のシーンで名が明かされます。確かに、船長なのに船員の名前を把握してないのは、普通に良くないので名前で呼ばせます。作った当初はsave the catの法則に則らせる為だけの要員だったのでモブ扱いでしたが、その後シーンでもちょくちょく名前が出てくるので、最初から名前で呼ばせます。
それと、セリフの件ですね。
言われてみれば、船長の発言は主人公の命よりも少年の命を重く見ている感じがします。このシーンはモデルにした時代の倫理観で書いたのがいけませんでした。
今よりかは、命より誇りやプライドを重んじる風潮があったので、船長は「主人公の近くに守るべき対象がいるのに、主人公はそのまま守れずに死ぬのは恥だから、死んでも良いから、少年を守れ!」的な意図で言いました。船長は死ぬなと前で言ってんのに、次のシーンでは死んでも良い。みたいなのは大いなる矛盾です。
まぁ、なんかこう解釈付けはできますけど、釈然としないので提案してくれたセリフを元に改善しようと思います。
謎により物語に引き込めたのは何よりです。それで、最近の新人賞は鬱傾向にあると聞いたので、一章ではバンバン人が死にます。一章で七人人物が登場するのですが、四人死にます。流石に死に過ぎでしょうか?
その後の話でも死にますけど、一章での死亡率の高さはヤバいと個人的に思っています。
ヒロインの件ですが、プロローグ最後にヒロインは怪物なのでは、と疑惑を出したかったのでこう言った終わり方にしました。
言われてみれば次のシーンでやるべきことなので、突然、少女が現れて、船で脱出、終わり。と言った流れにしようと思います。
最後に、この物語の第一章は完成してるので、こちらの掲示板にて公開を考えています。まだ、荒削りですし、公開するのは今回の改善をした後なので、先ですが公開したらまた意見してください。
コメントありがとうございました。

上記の返信(海賊の話(仮)の返信の返信の返信)

投稿者 いーぴん : 0 投稿日時:

 返信読みました。

主人公たち海賊疑惑について
>>一応途中で〜自分を冒険家として育てたのは〜
 読み返してきました。確かに途中できちんとご説明されてましたね。すみません、読み飛ばしていました。ちゃんと文章を読んでないいーぴんが悪いことが大前提の上なのですが、もしかすると他にも流し読む人が出てくるかもしれないと考えるのであれば、何回か冒険者というキーワードを本文に練り込むのもアリかも。

 例えばですが、冒頭の情景描写にて→「真っ白な帆が風をめいいっぱいに受けて膨らんでいる」(海賊船の帆は黒地にドクロマークのイメージがあります)会話文で冒険者というワードを入れるのも良いかもしれないですね。地の文よりも会話文の方が、読者はきちんと読んでくれるので。
 言わずもがな、出てくる全ての情報をこのような形で出していたらくどくなりすぎます。ただ、今回の場合主人公の職業という重要な設定のため、確実に読者へ伝わる方針をとった方が安全だろうと感じたので、このように書きました。

>>が、言い訳すると~
 ……と、思ってたのですが、海賊だろうが、冒険家だろうが然程の違いはないんですね。恐ろしい時代もあったもんだ(笑)勉強になります。

 ではお話の焦点は「冒険家と海賊はほぼ同じ存在だという世界観を読者は理解してくれているのか?」となりますね。読者さんは、作者側の想定しているよりも無知だったりします。(逆もしかり)基本的には、中小の教科書で習う以外の知識は専門知識だと捉えておいた方が、より誰にでも伝わりやすい文章に仕上がると思います。

 例えばグルメものを書こうとして「DHAは必須脂肪酸である」という前提の下で話を進めても、「DHAって油だったの? えっ? 正確には油そのものでもない? そもそも必須脂肪酸って何?」と疑問マークが先に浮かんでしまって物語に入りこめなくなります。

 かといって全部説明してしまうとお勉強の時間になってしまうのですけれどね。特に序盤が説明過多になるのは非常に宜しくないです。
 なのでもし「冒険家と海賊はほぼ同じ存在だという世界観」が今後の展開においてあまり重要ではない設定なのであれば、「冒険者=トレジャーハンター的な存在で、海賊=人の財産を奪う悪い奴ら(海賊が主人公の漫画ってわりとあるので、人によっては悪い奴らというイメージもなさそう)」という設定にした方がすっきりまとまるような気がします。

 また「この時代の海賊についてある程度知っている読者を対象に絞る」のもひとつです。例えばSFや戦記ものでは、モノによっては専門用語がバンバン出てきたりしますが、これは言われなくても分かってくれる読者に読んで欲しくてそうしていると思われます。この場合、逆に説明を加える方が「分かってることがいちいち説明されていて長ったらしい」と悪手だったりします。
 この場合「ついてこれない読者は置いていく」位の勢いで、この時代の冒険者ものあるあるをバンバン出していった方が、海賊・冒険者もの好きな読者を選別できると思います。

少年について
 名前がなかったのは、執筆途中でモブ少年をサブキャラに昇格させたからなんですね。納得です。
 船長に名前で呼ばせてもいいのですが、お話を聞いてから、最初はモブキャラ扱い(船員その1みたいな)で、少年のメインとなる登場シーンから名前を出しても良いかなと思いました。

 なぜかというと、物語序盤は読者に今のうちに覚えてほしい設定だけに絞りたいからです。プロローグで重要そうな箇所は「主人公ライチ」「レイシ船長」「ロストトレジャー」「人に擬態できる怪物」でしょうか。(謎の少女はおそらくメインヒロインですが、プロローグでは語りのメインに入っていないため省きました)

 ここに「少年○○」が入ってきても情報量としてはけっして多くはないのですが、せっかくこれだけきちんとまとまっているところに要素を付け足すのは勿体無いかなと思いました。特にプロローグは主人公と船長という二人の関係性が丁寧に描写されているので、二人だけに焦点を当てた方が良いかなと。あまり間を置かずに登場するのであれば尚更。
 2-3ページ前の出来事なら、序盤モブキャラ扱いでも「マストに下敷きになった時の傷が痛むのだろう」等の描写をちょこっと入れれば、読者もあの子かと分かってくれると思います。

船長のセリフについて
 命より誇りが大事だと船員たちは考えていたんですね。
>>このシーンはモデルにした時代の倫理観で書いたのがいけませんでした。
 いけないなんてことはないですよ! 例えば異世界転移ものなんかは、主人公を通して異なる価値観に触れていくのが醍醐味だったりします。要は「s.s様がどんな世界観を表現したいか」「それが読者にきちんと伝わっているか」「作品の面白さに繋がっているか」この3つが重要だと考えています。今回の場合、2つめをより意識されると良いかと思います。

 「命より誇りだ」という世界観を表現する場合、海賊を前にした場面の方が気になります。海賊を前にして白旗を振るのは宜しくないかなと思いました。ここは誇りを守るため、例え犬死にすると分かっていても立ち向かうべきでしょう。主人公と少年がボートで逃げるのもあまり良くないと感じます。また誇りを大事にしているようなセリフを混ぜるのもいいかもしれませんね。
 「命大事に」「命より誇りだ」どちらを表現するにしても、物語全体で統一感を出した方が良いかなと思います。

 ……ここまで書いておいてなんなんですが、個人的には「命大事に」の方がこの物語に合ってるかなと思いました。
 ──「命より誇りだ」という価値観が冒険者の常識である中、レイシ船長は「命あっての物種」だと船員に言い聞かせていた。「敵前逃亡なんてプライドはないのか」と言ってくる冒険者も中にはいたが、レイシ船長はへらへら笑って相手にしない。そんなある日、船が海賊に襲われる。船員がパニックを起こす中、無謀にも海賊に立ち向かったのは、「何よりもまずは命だ」と常日頃から公言しているレイシ船長だった。──
 みたいな感じでしょうか。「世界の常識」を史実よりに、「主人公たちの価値観」を現代よりにしても良いかと思います。

人が死ぬことについて
 物語にとって必要なことであれば、バンバン殺しちゃっていいと思いますよ! 
 序盤で主人公にとって大切な人が死ぬ(あるいは重症を負う)のは定番ですね。大切なのは、人の死というショッキングが出来事を、物語にどう生かすかだと自分は思います。
 また、レイシ船長が亡くなったのは残念ですが、逆に言えば、読者に残念がって貰える程良いキャラ付けが出来ているとも言えますよね。主人公にとって大切な人なのですから、読者から見ても印象的な人物でなければなりません。死んだとなれば、なおさら。そういう意味でも、レイシ船長の死は心に残る良いシーンだったと思ってますよ。

 最後になりましたが、本編公開楽しみにしています! 執筆大変かと存じますが、ほどほどに頑張って下さいね。

スレッド: 海賊の話(仮)

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元記事:海賊の話(仮)

お久しぶりです。二ヶ月ほど前からプロットを練っていた海賊物のプロローグが出来たのでこちらにて公開しようと思います。
質問したい点は主に二点です。
一つ、読んでいてストレスがないか、途中で切ろうと思わないか。
二つ、物語の冒頭として、読者を引きこめているか、これから始まる冒険にワクワクするか、続きが読みたいか。
です。その他、気になった点があれば言ってください。
よろしくお願いします。

上記の返信(海賊の話(仮)の返信)

投稿者 いーぴん : 0 投稿日時:

 こんばんは。プロローグ全部読みました。以下ご質問の答えです。

①読んでいてストレスがないか、途中で切ろうと思わないか。
 面白かったです。ちゃんと最後まで飽きずに読めましたよ(*^^*)ただ、ストレス……という程でもないのですが、読んでいてちょっとつっかえた箇所があったので挙げてみます。

1.冒頭の会話文→風景描写→会話文
 視覚効果を狙ったのかもしれないですが、素直に会話文のみにした方が良いかなと思いました。

 何故かというと、この文章は「船長の問いかけ」と「周囲の風景」二つの情報を頭の中にストックしつつ読まなければならず、読者の負担になると思われるためです。

 つまり
→「俺は宝を探していた」(なるほど)
→「夕日が海原に反射し淡く緑色に光る」(夕日が緑色?異世界の話かな)
→「その宝の名はロストトレジャー」(ええと……(ここで読み返す)俺は宝を探していて、その宝の名前がロストレンジャーか。ロストってことは古代に失われた宝みたいな感じなのかな?)
→「甲板には潮の匂いを乗せた風が吹き、帆がはためく」(船の上なんだ)
→「俺は大洋を跨ぎ、大陸を旅し、その宝を発見した」(ええと……(ここで読み返す)俺が探していたロストレンジャーを発見できたんだね)

 多少の誇張はありますが、要は情報が途切れた状態で別の新しい情報が入ってくると、その情報に引っ張られて前の情報をパッと思い出せなくなるということですね。 
 特に冒頭では、その物語の前提知識0のため、余計につっかえてしまうと思われます。勿論すらっと読めちゃう人もいると思うのですが、ここは読みやすさ重視の方が良いかもしれませんね。

2.主人公たち海賊じゃないの?
 タイトルと冒頭での「船」「宝」というキーワードから、てっきり主人公たちが海賊だと勘違いしてしまいました。自分の読解力が足りないせいかもしれないのですが、より正確な理解を促すためにも、主人公たちがただの船乗り(トレジャーハンター?)であることを明確すると、より良くなるかなと感じました。

3.少年って何者?
 ~俺たちはマストに下敷きになった、少年を助けるぞ」
 名前で呼ばず、少年呼びなところに違和感を覚えました。もしかして後で名前を決める予定で、今はとりあえず少年(仮)な状態なのでしょうか?

 もし違うのなら、船長が名前で呼ばない=名前がすぐ思い浮かばない程親しくない相手が、なぜこの船に乗っているのか、彼は何者なのかが気になってしまいました。
「彼は最近この船に入ってきた新入りだ」などちょっとした説明を入れると良いと思います。

 ただのモブキャラで、変に目立たせないためにあえて名前を付けていないのであれば、船長のセリフを「下敷きになった奴を助けるぞ」と変えるだけでもだいぶ印象が違ってくると思います。

 それから海賊に襲われているシーンにて、船長が「お前がその少年を守らなきゃ、誰が守る!」というセリフがありましたが、なんだか少年だけ特別視されているような感じがしました。
 少年はまだ子供だから、絶望に陥る主人公を鼓舞するため、少年は怪我をしているから、船長にとって主人公は右腕的な存在であり、船員を守ってくれると信じていたから……色々「こういう理由があるから、船長は少年を守れと言ったのかな」と理屈はつくのですが、それを考慮しても少年だけ特別視されているような感覚が自分の中ではあります。
 ……なんででしょうか?きっと船長の「~お前ら一人も死ぬな。これが最も守るべき命令だ!」というセリフが尾を引いているのかと思います。いじわるな見方をすれば「一人も死ぬなって言ったのに、主人公より少年の命優先なの?」といったような……。

 船長の「お前ら一人も~」というお言葉自体は素晴らしいので、変えない方が良いと思います。これは例えばなのですが
→海賊に襲われる主人公と少年。絶望する主人公。「もう終わりだ……」
→船長「まだ終わりじゃない!」「悲観してる暇なんてねぇぞ! お前ら二人とも逃げろっ! 死んだら本当に終わりだぞ!」
→主人公はっと気づく。「二人……! そうだ、俺には守らなきゃいけない子がいたんだ!」
……みたいな感じでしょうか?(適当に作ったので、このキャラはこんなこと言わない等思われるかもしれませんが、あくまで例として温かい目で見てくだされば嬉しいです)このように、船長に「少年を守れよ」と促されて守るのではなく、主人公が自分で気づく方がより自然かなと思いました。

②物語の冒頭として、読者を引きこめているか、これから始まる冒険にワクワクするか、続きが読みたいか。

 良かったですよー! 自分は海賊ものといえば尾田先生の「ONE PIECE」位しか知らない海賊にわかですが、楽しく読めました。
 特にロストトレジャーの正体が気になります。何故探し求めていたお宝を持ち帰らなかったのか?この謎が大きな吸引力をもって物語に引き込ませてくれました。

 また、船長のお人柄も素敵ですね。茶目っ気があって、いざというときは頼りになる船員思いの漢って印象です。物語序盤で既に好きだなと思えるキャラクターがいることは、かなり大きいと思います。……と思ってたら死んじゃった(泣)

 ただひとつ挙げるとすれば、プロローグの終わり方でしょうか。勿論今のままでも問題はないと思います。ですが「~剥がしたのは美少女だった」でスパッと終わらせた方が、いきなり現れた救世主?が気になってページを進めてくれるかなと思いました。
 それと、これは個人的な意見なのですが、直前まで海賊登場!実は化物だった!船長刺された!とバンバン衝撃展開が続いていたこともあり、美少女が登場してからが少しゆったりしているように感じました。美少女の外見描写等は、敵から逃げた後でも遅くはないと思います。

 色々書きましたが、楽しく読ませて頂きました。本文書けたら読みたいです!

良かった要素

キャラクター 設定

スレッド: 海賊の話(仮)

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