ドラゴンの嫁ができましたの返信
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投稿者 t 投稿日時: : 2
こんばんは、こういうものこそ読んでみないと分からないよなぁ……。
とボヤいてしまうほど、まとまっていて意気込みを感じます。
キャラも見た目、生い立ちといったことがちゃんと書かれていて、しかも簡潔にまとめてある。だから、この物語が完成してもし読んだ時に、実際にどのような感想が集まるのか、もしこれが新人賞ならどんなコメントがつくのかなど、ちょっと想像できないくらい、イイ! のですが。
このプロットだけでいうと、キャラが弱いのと。ストーリーが短い、ストーリーが簡単すぎる、そしてもっと舞台を動かさないと変化が伝わらないのが気になります。
嫌な言い方になりますが、キャラが資料で詳しく書けているのとそれを物語に反映できているかは似ているようで、違うはなしです。これは設定にも同じことがいえます。
ストーリーにかんしては起承転結の、結で、主人公とドラゴン少女は結婚式を挙げるわけですが、主人公もドラゴン少女もどこが大変だったのというくらい苦労できていません……。
キャラとストーリーに共通しているのが魅力的な悪役の不足です。
気になったのが、
『魔族が棲む土地「魔界」だと教えられ思い止まる。
魔界から脱出する方法がない主人公はドラゴン少女に言いくるめられ』
というくだりはすごく説得力に欠けていて。
絶対に逃げられないのと、好きな時に逃げていいでは、話の内容が変わってしまいます。
ここは重要なところなので、普通だったら主人公は鵜呑みにせず、かぎりなく真実だと分かっていたとしても実際に確認しようとします。
逃げ出して、夜中に抜け出して、侍女に案内されて、壁やバリアの存在を知るとか。
そういった定番イベントに文章を割きたくないのであれば、首輪とか腕輪で逃げだしたら毒がまわってあとは分かるな、とかで補強だったり。
『ドラゴン少女が婚約を発表すると各地の猛者達が人間との婚約は認められないと反対し』
ここもよく分からなかったです。
ドラゴン少女と人間が婚約することに反対する勢力がいるのに、何の舞台の歴史(背景)だったり伏線も準備なく、こういった情報が物語を盛り上げるタイミングで都合よく、突然でてきた印象を拭えないからです。
例えば、過去に人間とドラゴンが婚約することが発表されただけで世界大戦が起きて、今の冒険者という仕事ができた、だからもうガッツリ反対勢力いるよって前半の方でやってみせる。だって彼らは、主人公やヒロインはこの世界で生きているんですよね。
部屋の隅で2人して小さく丸まっているわけではないですよね。
『ドラゴン少女は自分の強さだけを見ているんじゃないかと悩む』
ここも、自分の強さだけが、具体的に何をさしているのか分かりません。
突然情報だけがポンとでてきて、あー遠くにいっちゃったなという感じです。
もしやるなら、ドラゴン少女を過去にイジメたり辛く当たっていたキャラがストーリー進行に絡んできて、主人公に「彼女は自分の強さだけを見ているんじゃないか、理由はあいつがケチをつけてこう言ってきたから」などと錯覚させるとかはわりと定番ですが……ここも伏線や準備が……。
『ドラゴン少女の父の圧倒的な強さに歯が立たず主人公は負ける』
普通に考えたら何もおかしいところはありません。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
ドラゴン少女の父を倒せば婚約が許される。物語、最大の壁。
もっといえば、これがクリアできれば即エンディングくらいの見せ場で、ここを目標に物事が積み重なっていったはずです。だったら、
『ドラゴン少女の父が纏うオリハルコンの鱗を前にして、通常の武器では歯が立たず主人公は負ける』
と、圧倒的な強さが具体的に何をさすのかを書かないのは、すみません傷つけるつもりはありませんし言い方が難しいのですが、ここだけは絶対に押さえないといけないポイントがずれています。
アドバイスとしては、
設定(世界観)
人間と魔族が長きにわたって対立している世界
まずはここをちゃんとストーリーに反映させて、どこかで読んだような、他人から借りてきたイメージだけの内容が薄い世界(舞台)はやめる。歴史や設定、この世界特有の種族ルールを織り交ぜたイベントだったり、そのような特別な時代を感じさせるキャラを活躍させながら今のラブコメ? を展開させていくことで、全体が綺麗に変わっていくと思います。
私が書いたことであわない部分は捨てて、役立ちそうなところだけ拾うようにしてください。
あまりお役にたてませんでしたが、応援しています。
長所。良かった点
筆力はあります。
楽しく読める掛け合いが書ける人なんだろうなということは分かります。
自信を持ってやっていくと良いと思います。
良かった要素
ストーリー キャラクター 設定 文章 オリジナリティ
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