リレー小説投稿サイト/他人の物語の続きが自由に書ける!

真飛幽利は一人で暮らしたかった。第3話 全4話で完結

真飛幽利は一人で暮らしたかった。の第3話

作者 得点 : 2 投稿日時:


 思えば、幽利はつらい幼少期をすごした。悪霊退治をしてほしいという依頼がれば駆け回る父親に連れまわされた。
 化け物に襲われるたびに、
「俺には幽霊なんて見えないんだよぉぉぉっ!」
 と泣き叫んでも父は許してくれなかった。

 小学校5年の時に、枯れ井戸から伸びた無数の手に引きずり込まれ、ゾンビのような亡者に揉みくちゃにされた。

「天魔外道皆仏性、四魔三障成道来!」

 ゾンビが一瞬で消えた。
 神官服を着た父は、白い紙垂を五十センチほどある幣串で挟んだ御幣を片手で持ち、ニヤリと笑った。

「カッコイイだろ。『退魔業』継ぎたくなったろ?」
「ならねえよ! クソ親父!!!!」

 それがトラウマで、何があっても父の”そっちの仕事”には同行しないようにしていたのに。

「あ”あ”あ”、はめられたぁぁぁ!」 
 幽利は頭を抱えた。
「まあ、なるようになる」
 壮士さんがポンポンと幽利の肩を叩いた。

「じゃあ早速、依頼があるんだけど」
「だから俺、除霊できないってば! 鬼か!」
「問題ない。お前の部屋にパートナーがいるから」
 壮士さんがニヤリと笑う。

 かくして幽利は座敷童と、自殺者が絶えないという”魔の踏切”に挑むことになった。

他の小説の第1話

ホワイトルーム

作者 労働会議 総得点 : 3

投稿日時:

 気が付くと、そこは真っ白い部屋である。
「ここどこ?」
 私は懸命に周囲を見渡すが、はるか地平線まで真っ白である。空間感覚がマヒしそうだ。目の前にこれまた真っ白い小さな発券機がある。ボタンが一つあるだけで説明書きも何もない。
... 続きを読む >>

目次へ

文字数 : 2,597 投稿数 : 2 全話数 : 10話完結

アイドルとかいう異能力の無駄遣い!

作者 †カノ† 総得点 : 1

投稿日時:

「みんなー!今日も私たちのライブに来てくれてありがとー!」
ワァッと歓声が上がり、1000を超える人々がステージ上の5人だけを見つめる。
その様子はなんだか私がカミサマにでもなって崇められてるようで、とても気持ちいい…私がアイドル... 続きを読む >>

目次へ

文字数 : 532 投稿数 : 3 全話数 : 10話完結

首無し姉妹

作者 粘膜王女三世 総得点 : 13

投稿日時:

 カブトムシという生き物は、死んだ後何もしなくても首が胴体から勝手に外れてしまう。それはというのは、首と胴体を繋いでいるゼラチン状の物質が死後に壊れてしまうからなのだけれど、当時の幼い私はそれを知らなかった。だから、朝目を覚ました時飼... 続きを読む >>

目次へ

文字数 : 2,745 投稿数 : 2 全話数 : 5話完結

トップページへ

▼小説の検索

▼作者の検索

真飛幽利は一人で暮らしたかった。の『最終話』を投稿をする!
小説本文は300文字以上で投稿できます。お気軽にどうぞ!(上限は5000文字)
設定は2000文字以内
コメントは2000文字以内
続編通知設定(必要なければ外してください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

ページの先頭へ

リレー小説投稿サイト「いっしょに作る!」の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ

関連コンテンツ