リレー小説投稿サイト/他人の物語の続きが自由に書ける!

灰空ときどき死神〜ぼくが生きた7日間〜第3話 全4話で完結

灰空ときどき死神〜ぼくが生きた7日間〜の第3話

作者 うっぴー 得点 : 0 投稿日時:


 ヒトミの身体から黒いモヤが見えた。見間違いだと思いたかったが、何度、目を凝らせても見えた。
 ヒトミはあと七日間で死ぬ。
「……エスパーさん、私、実は七日後に手術なの」
 その手術はおそらく失敗に終わるだろう。それが運命だ。
「私の手術。成功するかな。エスパーさん?」
「……成功するさ。ヒトミは助かる。僕が保証する」
 本当のことを告げても彼女の気持ちを落胆させるだけで、何の意味もない。僕は嘘を付いた。
 その日、僕はヒトミの病気について、こっそりカルテを持ち出して調べた。犯罪行為だが、どうしても彼女の病気について知りたかった。
 そこでわかったのは、どうやら彼女の治療には莫大なお金がかかるらしいこと。お金が足らないために、ワンランク下に手術しか受けられないことだ。
 黒いモヤを消すことができるのか、試したことはない。だが、お金が手に入れば、もっと高度な医療が受けられ、彼女の命は助かる可能性がある。
 僕の命はあと6日間。僕は、この生命を彼女を救うために使うことにした。ヒトミは助かる。この予言を本物にするのだ。
 どうすれば、大金が手に入るのか? 人生経験の乏しい僕が考えられるのは、現金輸送車を襲撃することだった。確か、昭和の時代に三億円事件という現金輸送車襲撃事件が起き、未解決のままだったはずだ。あれと同じことをするのだ。
 その日、僕は病院を抜け出した。僕の命が終わるまで後、5日間。

他の小説の第1話

謎の呪文ブリムーチョと謎の大地ブリフガルド

作者 ロミオ 総得点 : 0

投稿日時:

舞台は現代日本。

生涯の中で20回だけ、耐えられないウザい奴やイヤな奴が居る場合に、
(そいつが概ね加害者の場合に有効である)
(そいつが概ね被害者の場合は無効である)
祈りつつ「ブリムーチョ」と唱えると、
そいつを一瞬... 続きを読む >>

文字数 : 503 投稿数 : 1 全話数 : 10話完結

夕暮れの街角~冬晴れの冬休み第2話~

作者 たはらさん 総得点 : 0

投稿日時:

「ダメだ…思い出せないよ」
削除された記憶。俺たちは何でここに居る?砂丘を後にして。神々が集える出雲大社にやって来た。と言うことは神有月。十月?どうやらサーフィンではなかったようだ。
「…大分混乱しているよね」千葉が珍しく心配そう... 続きを読む >>

目次へ

文字数 : 408 投稿数 : 3 全話数 : 3話完結

もしも貴方の元に可愛い吸血鬼が訪れたなら…

作者 曙改2 総得点 : 1

投稿日時:

そう、今日もまた一日が始まろうとしていた、俺は学校ではいじめられっ子で、親も早くに失った、今はバイトを掛け持ちしてなんとか一人暮らし、そんなつまらない俺の人生に一筋の光が差し込もうとしていた…
(アラームの音が聞こえる…)
(はぁ... 続きを読む >>

目次へ

文字数 : 881 投稿数 : 4 全話数 : 10話完結

トップページへ

▼小説の検索

▼作者の検索

灰空ときどき死神〜ぼくが生きた7日間〜の『最終話』を投稿をする!
小説本文は300文字以上で投稿できます。お気軽にどうぞ!(上限は5000文字)
設定は2000文字以内
コメントは2000文字以内
続編通知設定(必要なければ外してください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

ページの先頭へ

リレー小説投稿サイト「いっしょに作る!」の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ

関連コンテンツ