人狼ゲームの第6話 全9話で完結
人狼ゲームの第6話
作者 厨二病? 得点 : 0 投稿日時:
第五章 事実
「これは事実です。そして他の皆様もそうです。『死にたい』という願望からここに参加させました」
どういうことだ、、。
「虐待って、、本当なの!?夏空!!!」
「お前、、、なんで、、」
「いや、、それよりお前らも『死にたい』っていう願望があるってどういうことだ!」
俺はみんなの心配をかき消すようにみんなを問い詰めた。そうだ俺は親から虐待されている。俺の質問にみんなはうつむく、、。
「夏空様、、。私がご説明させてもらいます。まず、稲日様。貴方はご自身の父から『レイブ』をさせられておりますね。そして、照様。貴方は過去にいじめられていた。次に奏様。貴方は自身の親を殺されましたね。その次に、奈々未様。貴方は過去に『いじめ』を犯し、『自殺』させましたね。そして、亜美様。貴方は自身の彼氏に『暴力』を受けていますね。次に、伊井田翔様。死にましたが彼は、『心臓病』で余命があと数年でした。次に安藤修成様。あの方も死にましたが。あの人は家族から『放棄』されておりました。そして、日下部洸稀様は、家族から『精神的虐待』を受けていました。そして最後に月島愛華様。あの方は母を殺しました。そのことから、私はただ貴方がたの『死にたい』という願望で、『殺し合いのゲーム』に呼びました。」
いやいやいやいやいやいやいやいやいや。お前ら、、、。稲日も!照も!奈々未も!奏も!亜美も!翔も!愛華も!洸稀も!修成も!みんな『死にたい』って思ってたのか、、、?
「みんな、、、」
俺はみんなを見ると泣いていた。なぜ今まで隠していたんだ?俺もだが、、そう思っていたら頬に冷たいものが通った。
涙だ_______
俺は初めて泣いた。みんなも同じだったのか、、!
俺は、青輝夏空。、、俺は現在親に、虐待されている。毎日殴られ蹴られる。罵られる。妹には菌扱い。母には父じゃなくお前が死ねばよかったのに、、、毎日毎日、、学校に行くだけが俺の生きがい、、そんな人生だった。父は俺をかばって交通事故で死んだ、、。そこから母が毎日俺を殴り始めた。家事は全部やった。バイトも金も全部俺が稼いだ。でも、、、、辛い。生きがいだった学校でさえ最近は辛くなっていった。自分が親から虐待されてるなんて知られたらどう思われるのだろう、、、ああ。もう『死にたいな』
私は、飯塚稲日。、、私は現在父に、レイプされている。毎日私が家に帰ると父はいつも私の体を触ってくる。気色が悪い。母は3年前病気でなくなった。母は美しかった。それに似たのか私も母に似て美しかった。それで父は母が死んだあと私に色目を使って毎晩毎晩自分の部屋に連れ込んでいやらしい声で私の耳に囁いて来る。ほんと、、気色悪い。学校だけが私の生きがいだった。でもみんなが私が父に犯されているなんて知ったらどう思われるかわからない。そんなことから私は毎日
『死にたいな』と思う。
俺は、南城照。俺は昔いじめられていた。それがトラウマで笑うしかいられなくなった。いじめは小学5,6と二年間だった。理由は単純、、、『きもいから』、『無表情が気持ち悪い』、そんな理由で二年間いじめられた。学校に行くたび悪口、殴られる。そんな生活がいやで、中学に入る時そいつらが絶対にいない中学に入った。そこで出会ったのは青輝夏空。夏空だ。その他にはたくさん友だちもできた。なぜか?笑うようにしたからだ。無表情でいじめられるなら笑えばいい。そんな思いで、偽りの笑顔を作った。でも疲れた。辛い。だから俺はいじめられた日から毎日思う『死にたいな』
私は、五十嵐奏。私の親は5年前に殺された。誰が殺したのかはわからない。ただ、、わからない。そんなことから私はずっと一人だ。学校だけが私の生きがい。友達と話すのが私の生きがい。そんなことを毎日自分に言い聞かせた。でももう、、辛い。みんなの親の話とか聞くだけで苛つく。私は幸せな人が大っきらい。私よりも幸せそうな人が大っきらい。みんなみんな、、大っきらい。そんなことを毎日思う自分がいつしか嫌いになった。私なんて、、、いらなくない?そんなことをふと考えて、、。私、、『死にたいな』とつぶやくのだった。
私は、今西奈々未だ。私は、過去にいじめを犯し、自殺させた。いわゆる人殺し。私は今でもあれを思い出すだけで吐き気がする。一生思い出したくない出来事。あれは小学4年のときだった。私は5年生になって転校するまで、そいつをいじめた。ただ『むかつくから』そんな理由でいじめをして追い込んだ。それでそいつは学校の屋上から飛び降りた。、、、私のせいじゃない。私のせいじゃない。と毎日自分に唱えてきた。でも、、、それを思い出すたびいつも罪悪感でいっぱいだ。私は人殺し、、みんなにバレる前に、、『死にたいな』
私は、影山亜美。私は、、自分の彼氏から暴力を受けている。私が初めて彼氏を作ったのは中学の二年生。告白されて勢いでオーケーしてしまった事がきっかけだった。それから中学では別々になったが最初は仲が良い普通のカップルだったが、、徐々に『ねぇ亜美。お前他の男子と喋ってたよな?俺意外と喋るなんて、、だめに決まってるだろ?』そう私に言った。そして中学卒業くらいに、暴力を振るってきた。それは今でも続いている。こんなになるんだったら彼氏作らなければ良かった。ああ。『死にたいな』
俺は、伊井田翔。俺は、、1年前から心臓病だ。余命はあと一年しかない。医者からはもう何もできないと言われ、家に帰っては親はいつも泣く。泣く。そんな親を見て俺は親の顔も見れなくなった。だがそんな俺には学校という生きがいがあった。学校だけがすべて。だが余命が近づくにつれて俺は怖くなった。病気で急に死んだらあいつらはどう思うんだろうか。泣くのかな?そんな期待をしていた。家に帰れば親は泣く。学校に行っても余命は長くはならない。そんな理由で俺は自分が嫌いになった。親にも毎日迷惑かけてる。病気で死ぬより、自分の意思で死んだほうが良くない?そんなことから俺は『死にたいな』と思った。
私は、月島愛華。私には親がいない。父は事故で死んだ。母は、、、、私が殺した。父が死んでから母はおかしくなった。毎日毎日、お酒を飲んでばかり。私に暴力を振るう。そんな生活に耐えられなくって、、小学3年生の時、、母を殺した。別に母を殺して、悲しい気持ちなど、後悔もなかった。だけど、、高校になってみんなの家族の話を聞いていると後悔してくる。なんであのとき殺したんだろう。なんであのとき自分を殺さなかったんだろう。そんな気持ちでいっぱいだった。私は人殺し、、死んだほうがいい。私は『死にたいな』と思った。
俺は、日下部洸稀。俺は自分の家族から精神的虐待を受けている。どういうことかというと、まぁ精神的な虐待って意味だ。俺はいつも家族に言われる。『きもいんだ』、『お前が家族というだけで気色が悪い』、『お前は出来損ない、妹を見習え』、いつもいつも。そう言ってくる。なんでだ?俺はなんにもしていない。なのに毎日毎日。妹妹。そればっか。自分なんて生まれてこなければよかった。俺は、、、いらない、、。、、、、『死にたいな』
俺は、安藤修成。俺は、父から放棄されている。父はいつも仕事もしないでプラプラとどこから得たのか知らない金を置いていつもどこかへ、、。そんなの見慣れた。帰ると机には5000円。母は、小5のときに病気で死んだ。別に悲しくなんかない。俺は小1からこんなような生活で親から放棄されていたから。でも金だけ置いていくだけマシだな、、。俺はいつもそう思っていた。5000円、この5000円が親から子供への愛情か、、、俺は別に生まれてくることを望まれてなかったんだな。そんなことを考えて一言、『死にたいな』そうつぶやいた。